中村倫也、雑炊だけの本に担当編集当初は不安「売れるのかな」 “雑炊俳優”としてアピール<THE やんごとなき雑炊>
2024.03.15 20:15
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俳優の中村倫也が15日、自身初の料理本「THE やんごとなき雑炊」(KADOKAWA)の発売を記念した“雑談”イベントを開催し、制作秘話を語った。
中村倫也、雑炊だけの本に担当編集不安ぶっちゃけ「売れるのかな」
同書は中村が“雑炊”を作りながら“雑談”し、その料理過程からイマジネーションしてショートエッセイを執筆する……、2022年4月号から約1年半にわたり、雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載された連載企画「中村倫也のやんごとなき雑炊」をタイトルを変え書籍化。中村は「雑炊だけの本」を作った着想について聞かれると、エッセイ「THEやんごとなき雑談」を刊行した際に「『雑』までが一緒の全く違う本が本屋さんで並んでいたら面白いんじゃないのかなと」と思いついたと回答。「『雑』から始まる二次熟語を色々調べて、雑菌ですとか雑巾ですとか雑穀ですとか。雑炊ならいろんな物を持ち寄って展開できるんじゃないかなと思って、雑炊ってしばりはあるんですけど、いろんなものを持ち寄っていろんな見栄えも違ういろんな素材の栄養素とかいろんなシーンに合わせて展開ができるんじゃないかなと思って」と振り返った。
司会を務めた担当編集者は「最初は冗談かなと思って、持ち帰って3ヶ月くらい悩みました」「雑炊だけのレシピ本って売れるのかなという不安がつきまといました」と最初の本音をぶっちゃけつつも、すでに売れ行きは好調だと報告。中村自身も「人にあげる用にネットで3冊買った」と自身で購入したそうで、プレゼントにもオススメとアピールした。
また、担当編集者は、俳優界で一番雑炊を作っている人として“雑炊俳優”というキャッチコピーを流行らせたいそうで、中村は「他にいるかもよ?」と笑いつつ、「でもこれを出したことによって、どっかの現場で誰か先輩が『僕もね、雑炊を…』 って言ってきてくれたらそれは嬉しいですよね」「町歩いてて『雑炊作りました』とか出版物に触れて自分も何かしましたとか言われたら嬉しいです」とこれを機にコミュニケーションが広がればと想像をめぐらした。
中村倫也、自身初の料理本「THE やんごとなき雑炊」
本書は連載誌面19回分(※写真は一部除く、改稿あり)に加え、新たに20回目として書籍撮り下ろしで中村自身が考案した雑炊レシピ回も収録。さらに書籍購入特典として、期間限定でその中村考案のレシピ回の調理&取材風景が見られる動画も公開。人気俳優が2022年から2023年年末まで、“雑炊”を作り続けた、約2年間……(※企画構想と書籍撮り下ろし期間含む)。一般的な雑炊の想像をはるかに超えてくる、斬新かつ簡単な「スペシャルな20の雑炊」レシピ、料理中に溢れ出てくる中村の言葉、中村が執筆してきたエッセイからは、「簡単でおいしい!!」に加えて、中村の「生き方の工夫」や「日々の生活のための思考」も共に愉しめる本になっている。(modelpress編集部)
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