桜井玲香、理想の夫婦像語る「すごく素敵」<この世界の片隅に>
2024.02.21 05:00
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女優の桜井玲香が20日、都内で行われたミュージカル『この世界の片隅に』製作発表記者会見に、昆夏美、大原櫻子、海宝直人、村井良大、平野綾、音月桂、脚本・演出の上田一豪氏とともに出席。理想の夫婦像を語った。
桜井玲香「この世界の片隅に」出演で掛けられた言葉とは
すずと北條周作との三角関係になる白木リンを、平野とのWキャストで演じる桜井は、同役を「複雑な気持ちを胸の内側に秘めているような、自分自身に葛藤している女性なのかなと思う」と分析。また「この作品はミュージカル化は初めてですけれど、これまでにドラマ化や映画化などもされている作品で、今までにこの作品に関わってきた方々とお会いする機会も何度かあった」と明かし、その際には「こんな素晴らしい作品に携わらせてもらえるって、本当に素敵なことだから頑張ったほうがいい」「あまりにもリアル過ぎて、何をどうやって自分が感情を受け止めたのか言語化しにくい作品でもある」「とてもかけがいのない財産をこの作品からもらってきたから、あなたも頑張りなさい」などと言葉をもらったことを告白した。
また、アンジェラ・アキが手掛ける楽曲については「空襲のシーンとか戦争を表現するシーンで流れる楽曲が、『アンジェラさんはこういう楽曲で表現するんだ』というのがすごく意外というか。新しい角度から空襲を表現する曲」「寂しさとか苦しさもあるんですけど、寂しい温かさみたいなものがあって、意外だなと思いました」と驚いたことを告白。さらに「アンジェラ・アキさんといえば、私たちはドンピシャの世代で、合唱コンクールとかでアンジェラさんの曲を歌ってきた。学生時代に感じた感動を、『あの曲を作られたアンジェラさんだから絶対に感動できること間違いなし』みたいな鉄板曲がこの作品でもたくさん生まれているなと感じたので、ぜひ観に来てくださる方には期待していただけたらなと思います」と伝えた。
お気に入りのシーンを尋ねられると、すずが気にしている脱毛症を周作が指摘する場面を挙げ「仲の良い夫婦の『お前ハゲとるやん』とか『ハゲたら言って』みたいな、そういう包み隠さず言ってあげられる関係ってすごく素敵だなというか、私は理想だなと思う形」とコメント。「その2人の姿を見るのが、キュン!みたいな。そういうシーンが好きです」と語っていた。
ミュージカル「この世界の片隅に」
本作は、太平洋戦争下の広島県呉市に生きる人々の物語でありながら、つつましくも美しい日々とそこで暮らす人々が淡々と丁寧に描かれた、こうの史代による同名漫画のミュージカル化。二度にわたる映画化、実写ドラマ化と、様々に形を変えてきた不朽の名作を、ミュージカルとして新たに上演する。(modelpress編集部)
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