「ELLE CINEMA AWARDS 2023」に出席した磯村勇斗(C)モデルプレス

磯村勇斗、2023年は“俳優人生の節目” 来年は「スタート地点に立ったような気持ちで歩んでいきたい」

2023.12.11 22:23

俳優の磯村勇斗が11日、都内で開催されたハースト婦人画報社主催「ELLE CINEMA AWARDS 2023」に出席。「節目だった」という2023年を振り返った。

  

磯村勇斗、受賞への思い語る

磯村勇斗、松岡茉優(C)モデルプレス
本イベントは、今見るべき秀作をELLEらしい視点でチョイスする映画賞で、2019年から4年ぶりのリアル開催となった。受賞作品『月』『正欲』で「エル メン」賞を獲得した磯村は「非常に嬉しく思っています。今回評価していただいた作品は2つとも難しい役でもあり、大変社会的なテーマを持った作品だったので、このような賞をいただけて、とても報われたような気持ちでいます」と喜びのコメント。今年の活動については「今年は本当にたくさんの映画に出演させてもらいまして。非常に『映画の年』だったなと。実りのある年だったなという印象です」と振り返った。

アイナ・ジ・エンド、磯村勇斗、松岡茉優、山田杏奈(C)モデルプレス
改めて、受賞した2作品への思いを問われると「どちらの作品とも、僕の俳優人生にとってはすごくターニングポイントとなる作品に出会ったなと思っています。特に『月』に関しては、この作品に参加するかどうかっていうところから最初話し合いが始まった作品でもあったので。非常に葛藤しながら、責任を負いながら、現場の皆さんと一緒に作り上げてきた作品なので、今思うと去年の夏が懐かしいというか、重かったなという思いもありながらも(笑)、こうやって明るい場所に立てていることが、すごく光栄に思っています」と明かした。

磯村勇斗(C)モデルプレス
2024年へ向けての思いを聞かれると「(今年は)節目だったと思うんです。俳優人生の中で」と2023年が大きな意味のある年になったと告白。「なので来年はまた新たに種まきから始めようかなと思っているので」と続け、「スタート地点に立ったような気持ちで、新たにしっかりと俳優人生を歩んでいきたいなと思っています」と意気込んだ。

磯村勇斗「月」は“参加しないといけない”という「使命感」

磯村勇斗(C)モデルプレス
また、その後の質疑応答で改めて受賞の喜びを問われた磯村は「映画を1本完成させて上映するには、本当にすごい時間がかかって。そしていろんなエネルギーも必要で」と話し、「特に今回受賞のきっかけになった2作品は、社会的なテーマを持つ作品であり、特に『月』に関しては、公開までなかなかうまくいかなかった、いろんな問題があったんですよね」と制作を回顧。「そういった制作陣の背景をすごく見てきたので、まずは上映が無事にされて、そしてこのような賞に結び付いたことは、自分もそうですけど、スタッフさんたちも本当に喜んでくださっているので、それが何よりも嬉しいです」と話した。

磯村勇斗(C)モデルプレス
さらに、『月』に出演する決め手になったものを聞かれると「僕自身は、最初の企画書の段階から、『これは参加しないといけない』っていう使命感があって」と明かし、「ただ、自分のやりたいっていう気持ちだけでは、この作品に関しては進められなかったので。いろいろ事務所であったり自分の身の回りであったり、そういった準備をする時間が結構かかったっていうところで」とコメント。その上で「最終的には、石井監督とプロデューサーと一緒にお話をした上で、『いろんな問題を解決して、手を組んで、責任を持って一緒にやっていきましょう』っていうお話をしたところが、やっぱり一番大きかったですね」と振り返り、「この作品に参加するっていう決断は間違っていなかったです」と話した。

磯村勇斗(C)モデルプレス
加えて、磯村は「ただ、こうやって賞をいただいたことで完結する話ではない」とも吐露。「この『月』という作品での問題は、今の日本国内に限らず世界でもまだまだ続いていく問題だし、僕たちがちゃんと日ごろから意識していかなければいけないことなので、そういった意味では、多くの方に知っていただく機会にもなったのかなと思えば、少しでも報われたような気持ちではいます」と伝えていた。


アイナ・ジ・エンドらも出席

坂井佳奈子編集局長、アイナ・ジ・エンド、磯村勇斗、松岡茉優、山田杏奈、是枝裕和監督(C)モデルプレス
なお、この日は「エル ベストアクトレス」賞の松岡茉優(受賞作品『愛にイナズマ』)、「エル・ガール ライジングスター」賞の山田杏奈(受賞作品『山女』)、「エル ベストディレクター」賞の是枝裕和監督(受賞作品『怪物』)、「FENDI」賞のアイナ・ジ・エンド(受賞作品『キリエのうた』)も出席し、アイナが『キリエのうた』の主題歌『キリエ・憐れみの讃歌』を歌唱する一幕もあった。

アイナ・ジ・エンド(C)モデルプレス
年末ということで「今年の漢字」に話が及ぶと、アイナは「生」と回答し「春に、おでこを30針くらい縫う怪我をしたんですけども、正直『もう死ぬんだろうな』と思ってました。すごく寒くて、痛いよりも寒いが勝って、感覚がどんどんなくなっていく感じがあって。その時に初めて『ああ、自分は生きたいんだ』って思いました」と回顧。「療養期間に友達がお家に来てくれて、一緒にクレープを焼いたり。ライブも延期にさせちゃっていたんですけど、ファンの人たちが久しぶりに会ったときに、温かく迎えてくれたり。『ああ、生きてるって宝石みたいなんだな』って。すごくキラキラしているんだなって。ぼんやりしている暇ないかもしれないなって、人生で初めて思いました」と振り返ると、「なので今年は私にとって、しっかり生き抜いた年です」と笑顔を見せていた。(modelpress編集部)
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