2023年流行語大賞 年間大賞は「アレ」阪神タイガースの今季スローガン
2023.12.01 14:00
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今年流行した新語・流行語を決める「2023ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が1日、都内で行われた。年間大賞には、38年ぶり2度目の日本一に輝いた阪神タイガースの今季スローガン「アレ(A.R.E./えーあーるいー)」が選出され、岡田彰布監督が同表彰式に出席した。
2023年流行語大賞、年間大賞は阪神タイガース「アレ」
今年の年間大賞は、38年ぶり2度目の日本一に輝いた阪神タイガースの今季スローガン「アレ(A.R.E./えーあーるいー)」に決定した。選手が優勝を意識しないようにという配慮から、岡田監督が優勝を「アレ」と表現してきたことが話題になった。2005年以来、18年ぶりのリーグ優勝を果たした時点で、「アレ」は解禁され、関西だけでなく全国的に盛り上がりをみせた。目標(Aim)、敬う気持ち(Respect)、パワーアップ(Empower)の意味がある。
<選考委員による解説>
2023年、プロ野球の阪神タイガースが日本シリーズを制し1985年以来38年ぶり2度目の日本一となった。秘訣は「アレ」だ。
今年のタイガースはチームスローガンを「A.R.E.(えーあーるいー)」とし、「アレ=優勝」への強い決意を表明した。そして、日本シリーズでの優勝インタビュー、岡田彰布監督は「何とか達成できたので。アレのアレを」と話し敵地・京セラドーム大阪も沸きに沸いた。
岡田監督の言葉の力は人を動かす。四球を安打と同様の査定とし「四球を選べ」の言葉どおり四球数は12球団トップを記録、正力松太郎賞選出理由の1つともなった。日本シリーズ第1戦では対オリックス山本由伸投手攻略法「低めを打て」で見事勝利する。
本質を突いた飾らない昭和のや求人的な率直な話しぶりに、タイガースファンはすぐさま反応、「そらアレよ」「そらそうよ」「そらセーフよ」などの「そら〇〇よ」タオルを振って球場を盛り立てた。関西対決となったのは59年ぶり2度目。「アレ」効果で関西ダービーの熱戦は関東にまで熱く届いた。
「2023ユーキャン新語・流行語大賞」トップテン
※五十音順<トップテン>
新しい学校のリーダーズ/首振りダンス
アレ(A.R.E.)
OSO18/アーバンベア
蛙化現象
生成AI
地球沸騰化
ペッパーミル・パフォーマンス
観る将
闇バイト
4年ぶり/声出し応援
<選考委員特別賞>
I’m wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)/とにかく明るい安村
「新語・流行語大賞」
「新語・流行語大賞」は、令和4年12月1日から令和5年11月30日までに発生した様々な新語・流行語の中から、より軽妙に世相を衝いたもの、また強烈なインパクトで世上に喧伝されたものに対してその新語・流行語の発生源周辺の人物・団体を顕彰するもの。選考委員会は金田一秀穂(杏林大学教授)、辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)、パトリック・ハーラン(お笑い芸人)、室井滋(俳優・エッセイスト・富山県立高志の国文学館館長)、やくみつる(漫画家)、大塚陽子(「現代用語の基礎知識」編集長)で構成される。(modelpress編集部)
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