旧ジャニーズ性加害問題、35人への補償内容連絡開始「SMILE-UP.」が報告

35人への補償内容連絡開始

同サイトでは「被害者救済委員会より本日、被害者救済委員会から性被害に関する事実確認等が終了した皆さまへ、補償内容のご連絡を開始した旨の連絡を受けました」と報告。

「補償内容をご連絡する方は35名」とし「氏名や具体的な補償内容等につきましては、プライバシーに関わることから、公表を差し控えさせていただきます」とした。

「被害者救済委員会」は「SMILE-UP.」との独立性を維持し運営

「SMILE-UP.」は8月29日付けの「外部専門家による再発防止特別チーム」からの提言に従い、これまでに助言等の依頼関係を有しない、元裁判官の経歴を持つ3人によって組成される「被害者救済委員会」を9月13日付けで設置している。

「被害者救済委員会」は、受付窓口を通じて寄せられた申告と、被害申告をした者からの直接の聞き取りを通じ、被害者各人の具体的な被害内容やその後の生活への影響などを確認した上で、被害の程度・被害の凄惨さと被害者に生じた様々な生活上の支障や後遺症などの個別具体的な事情を踏まえ、補償金額を提示するという。

「被害者救済委員会」の運営・判断は、完全に「SMILE-UP.」からの「独立性を維持した形」で行われ、「SMILE-UP.」側は「被害者救済委員会のご判断に全面的に従うこととしており、被害者救済委員会からご連絡を受けられた方へ、その内容について合意の上で、速やかに補償金の支払いを行ってまいります」と説明した。

性被害に関する補償について連絡があったのは834人

なお「被害者救済委員会」によると、11月20日時点で受付窓口に性被害に関する補償について連絡があったのは834人。順次、個別に聞き取り等が進められており、聞き取り等を終えた被害者には今後補償金額の提示の連絡がされるという。

また「SMILE-UP.」は「このような金銭による被害補償だけでなく、弊社では、外部専門家によって監修され、心療内科医・公認心理師による『心のケア相談室』をご用意しております。完全にプライバシーに配慮した形で、ご相談者中心の心のケアを行えるよう万全の配慮がなされております」とし「ご相談を希望される方は、相談窓口よりお申し込みください」と案内している。（modelpress編集部）

情報：「SMILE-UP.」被害補償特設サイト
https://www.smile-up.inc/s/su/group/detail/10003?ima=5501