フジテレビ、本格的な教育事業へ初参画 国内唯一の「映像コース」共同開発発表・講師に鈴木おさむら
2023.10.06 15:39
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フジテレビが5日、本社にて記者発表を実施。京都芸術大学との共同プロジェクトとして講座を開発したことを発表した。
フジテレビ、京都芸術大学と共同プロジェクト
フジテレビは、学校法人瓜生山学園 京都芸術大学との共同プロジェクトとして、国内唯一(※)、完全オンラインで「映像」を学ぶことができる学士課程「映像コース」(正式名称:通信教育部芸術学部デザイン科映像コース)を共同開発した。2024年春より受講がスタートする。ドラマ、映画、報道、ドキュメンタリー、バラエティなど、日本の映像コンテンツの歴史を開拓してきたフジテレビが、「映像力(映像を社会に活かす力)を身につけ、未来の映像を生みだす人をつくる」をコンセプトに、京都芸術大学と共に映像コースの学位プログラムを共同開発し、本コースにおける講座プロデュース、講義動画制作を手掛ける。
本コースでは、映像が氾濫し、誰でも手軽に自己表現ができる時代にこそ求められる、映像を社会に活かす力を「映像力」と名付け、理論と実践から映像力が身に付けられるカリキュラムを提供する。また、映像のプロフェッショナルだけでなく、暮らしや仕事など、日常に映像の力を活かせる人材の輩出も目指す。
5日にはフジテレビ本社にて記者発表が行われ、大多亮(フジテレビ専務取締役)、吉川左紀子(京都芸術大学学長)が、本コースの特徴について説明し、共同開発の経緯と意気込みを語った。その後、講師を務める、鈴木おさむ氏(放送作家)、大島新氏(ドキュメンタリー監督・プロデューサー)、菊間千乃氏(弁護士)、いとうせいこう氏(作家・クリエーター)らが登壇し、日常生活において必要不可欠なコミュニケーションツールとなった映像を学ぶ意義について、熱いトークを展開した。
フジテレビが学士(芸術)の大卒資格を取得できる本格的な教育課程へ参画するのは、初めて。映像の未来を担う人材育成を目指し、スマホで劇場映画も作ることができる時代に身に着けるべき「映像学力」を体系化し、提供していく。
※出典:令和4年度全国大学一覧(文部科学省)
コース概要
スマホで劇場映画をつくれる時代に、テクニックを超えた「映像力」を身につける。映像を「みる」「考える」「つくる」を通じて、日常に活かせる思考や企画・表現力を身につけ、映像理論を体系的に学び、創造性を磨き、表現する技術を養うとともに、<映像思考>(映像クリエーターの思考プロセスを活用し課題解決する力)を修得することで、技術(テクニック)を超えた映像力を修得する。(modelpress編集部)大多亮氏(フジテレビ専務取締役)コメント
このたび、国内最大規模の総合芸術大学である京都芸術大学と、映像コースの学位プログラムを共同開発するというまたとない機会を得られたことを大変嬉しく思います。現在の放送業界の人材は、テレビだけではなく、動画配信、ショート動画、グローバルOTT向け作品など、多岐にわたる映像を制作することが求められています。映像業界の未来を担う新しい人材の育成に大学教育という形で取り組ませていただくこのプロジェクトを通じて、文化・教育の発展に微力ながら貢献できるものと信じています。吉川左紀子氏(学校法人瓜生山学園 京都芸術大学学長)コメント
身近な世界を手持ちのスマホで撮影し、世界に向けて動画配信することが可能な時代になってきました。2024年4月、フジテレビと本学が協働で立ち上げる映像コースは、誰もが学びを始められる「手軽さ」と、質の高い教材により自身の創造性に磨きをかける「奥深さ」の両方が含まれていることが大きな魅力です。幅広い年齢層の皆様に、「映像」という窓を通して真の自己表現力を身に着ける、芸術大学が提供する映像コースならではの学びにチャレンジしていただければと願っています。
【Not Sponsored 記事】