日テレ、ジャニーズタレントの番組出演は変更予定なし 会見受けコメント発表<全文>
2023.09.07 20:40
故・ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐりジャニーズ事務所が9月7日、都内にて会見を実施し藤島ジュリー景子前社長が辞任したこと、東山紀之が新たに社長に就任することを発表。これを受け同日、日本テレビが公式サイトを通じてコメントした。
日テレ、ジャニーズ事務所会見受けコメント
4時間にも及ぶ会見では冒頭、藤島氏、東山新社長が性加害の事実を認め謝罪。東山氏は被害者への補償や新たな事務所を構築していく上での取り組みを発表。記者からの質疑応答にも応じた。これを受け同局は、同事務所に対して「被害者の救済と再発防止に徹底して取り組むよう求めるとともに適切な対話を続け、人権を尊重した企業活動に努めてまいります」と対応を発表。事務所が新たに設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が公表した報告書では、「マスメディアが正面から取り上げてこなかった」と指摘があったが、同局は「指摘したことを重く受け止め、性加害などの人権侵害は、あってはならないという姿勢で報道してまいります」と報道の姿勢を改めることも明言した。
そして同局は「会見で示された対応、方針をふまえて」とした上で、現時点でジャニーズ事務所所属タレントの番組出演について変更の予定はないとコメント。「今後も視聴者の皆様の期待を裏切らない番組を制作してまいります」と伝えている。
日本テレビ コメント全文
本日、ジャニーズ事務所が故ジャニー喜多川氏による所属タレントらへの性加害の事実を認め謝罪し、被害者への補償や救済、東山紀之氏を代表取締役社長としたことを公表しました。日本テレビはジャニーズ事務所に対し、被害者の救済と再発防止に徹底して取り組むよう求めるとともに適切な対話を続け、人権を尊重した企業活動に努めてまいります。日本テレビは、ジャニーズ事務所の再発防止特別チームが調査報告書で「マスメディアが正面から取り上げてこなかった」などと指摘したことを重く受け止め、性加害などの人権侵害は、あってはならないという姿勢で報道してまいります。なお、日本テレビは会見で示された対応、方針をふまえて、現時点でジャニーズ事務所所属タレントの番組出演について変更する予定はございません。今後も視聴者の皆様の期待を裏切らない番組を制作してまいります。
ジャニーズ性加害問題
ジャニーズ事務所は5月14日、元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモト氏がジャニー氏からの性加害を訴えていたことを受け、「当社創業者である故ジャニー喜多川による性加害問題につき、大きな失望とご不安を与えてしまい、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。ジュリー氏による動画と文書を公開した。そして26日には、書面にて「心のケア相談窓口の開設」「外部専門家による再発防止特別チームの設置」「社外取締役」の3つの対策を発表。6月12日には「外部専門家による再発防止特別チーム」が会見を行い、その後8月29日に特別チームが調査報告書を公表。ジャニー氏のジャニーズJr.に対する性加害問題が事実だと認められたことを明らかにし、再発防止策として代表取締役社長である藤島ジュリーK.社長の辞任を提言していた。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】