関ジャニ∞安田章大“ジャニーズ事務所”の大きさ実感…唐十郎作品継承への熱い思い語る<少女都市からの呼び声>
2023.07.08 16:20
views
関ジャニ∞の安田章大が8日、都内で開催されたTHEATER MILANO-ZaオープニングシリーズCOCOON PRODUCTION 2023『少女都市からの呼び声』囲み取材に出席。アングラ演劇の巨匠・唐十郎の作品継承への熱い思いを語った。
安田章大主演舞台「少女都市からの呼び声」
本作は1969年初演の『少女都市』を改作し、1985年に新宿スペース DENにて劇団状況劇場が初演。その後1993年に劇団状況劇場出身でもある金守珍が、自身が主宰する新宿梁山泊公演で上演し、文化庁芸術祭賞を受賞したもの。この日は本作で共演する咲妃みゆ、三宅弘城、風間杜夫、そして金も出席していた。
安田章大、念願の唐十郎の名作戯曲主演に喜び
手術台に寝かされている男・田口を演じる安田は「唐十郎さんの作品を、ほぼ真逆でジャニーズ事務所の安田が、今回お届けできる。そしてオープニングアクト第3弾目ということなので、かなりみんなと整えて、唐さんの作品を日本だけじゃなく世界に届けられるレベルで仕上げてきたかなと思っている次第です」とコメント。憧れの唐作品ということで「嬉しい限りですよ。表情を見てもらったら一番伝わると思います」と笑顔の安田は「幸せですね。何より、金さん風間さんと先輩たちが受け継いでいる唐さんのエネルギーを、中間の年齢=受け継がなきゃいけない年齢に今至っていると思うので、それを次につなぐという意味で入れている自分は、とても幸せな状況にあるんだなと今実感しています」と心境を語った。
安田章大、ジャニーズタレントとしての唐作品継承に意欲
稽古での苦労について聞かれた安田は「もちろんありますよ(笑)。なんて素敵な戯曲なんですかという話ですから。やっぱり理解しきれない部分もあるでしょうし、誤読してしまう部分もあるでしょうし、なんせ唐十郎さんの脳みその中をのぞいているわけですから。でもそれがすごく楽しいんです。儚く美しく、その先にある唐さんの世界観というものがのぞけるので」と返答。充実感のある表情をしていると言われると「充実していますね。どう考えても!本当に思っているんですよね。ジャニーズ事務所ってすごく大きな事務所ですから。それを、唐十郎さんという世界を広げていくためには、とても素敵な大きな場所であり、届けられる立ち位置にいるんだなあということを考えていて」と言い「関わっていく僕たちで、唐さんの凄さや大切さを途切れさせないようにしていこうって、今回改めて決めましたね。だから今回の作品で終わるのではなく、すぐ先にまたやってやろうなんて思っていますけど」と唐作品への熱い思いを語った。
また安田は「本当にとても大切な役目だと思うんですよ。僕はこれをまた、男で言うなら今回一緒に共演している8歳・9歳下の細川岳がいるんですけど、岳がまた受け継がなきゃいけないとも思いますし。どんどんどんどん今の若い子たちが、唐さんの文化として受け入れて広げていく、すると10代の子たちや20代の子たち、10代の下の子もいますけど、そういう人たちが唐さんというワールドを、しっかり自分たちの血液の中に送り込むことができるんじゃないのかなっていう風に思っています」と唐作品を継承していくことの大切さを力説していた。
安田章大「今しか見れないものになっている」
最後に改めて意気込みを聞かれた安田は「今まであった作品が少しずつ色を変えながら、エンターテイメント性も含まれつつ、過去の大事なものは残しつつ、進化しながら変化していく。そうすることによって文化というものは廃らないでしょうし、これからも語り継がれるのかなと思っているので」と発言。「今回がスタートなので、今回のスタートを機に2回目・3回目と続けていくための準備、そして皆さんに対しての僕たちの誠心誠意っていうものを受け止めてもらえたらなと思っています。とにかく唐十郎さんの世界、そして金さんの演出の世界を楽しんでいただきたい。今しか見れないものになっていると思います」と呼びかけていた。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】