少年忍者・川崎星輝、初主演舞台開幕「これからの可能性を見て頂けるよう全力で挑みます」<火の顔/アンティゴネ>
2023.04.08 21:19
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少年忍者/ジャニーズJr.の川崎星輝(※「崎」は正式には「たつさき」)が舞台初主演を務めるドイツ家族劇『火の顔/アンティゴネ』のうち『火の顔』が8日、東京・吉祥寺シアターにて初日を迎えた。
川崎星輝、初主演舞台初日迎える
2021年、2022年と『深作組ドイツ三部作』、『新ドイツ三部作第一弾』と銘打ち、ドイツ戯曲を立て続けに4作品上演した深作組が、この度ドイツの家族劇2作品を全く同じ出演者にて同時上演。1つは、ドイツ演劇界の新進気鋭の劇作家マリウス・フォン・マイエンブルクが現代の不条理を描いた『火の顔』の再演、もう1作は、戦後ドイツを代表する劇作家ベルトルト・ブレヒトが、ソフォクレスのギリシャ悲劇を今日的な意味を加えて改作した『アンティゴネ』、この2作品を演劇やオペラ、映像作品などで活躍の深作健太が鋭い視点で演出する。
初日を迎えた『火の顔』の主役クルトは、今回が初主演となる川崎。9日が初日となる『アンティゴネ』の主役アンティゴネは、NHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」のヒロインの同僚・山田紗江役でも話題の大浦千佳が演じる。それぞれもう一つの作品でも重要な役どころで出演するほか、異なる時代の2作品を、敢えて同じ俳優が演じるという新たな試みとなっている。
川崎星輝「これからの可能性を見て頂けるよう全力で」
初日を迎えたことを受けてコメントを寄せた川崎は「ドイツ戯曲とは何か、という所から始まった稽古期間。戦争、文化、少し刺激しただけで爆発してしまう程、繊細な家族を考え続けた1ヶ月でした」と稽古を振り返り「僕の新しい一面、これからの可能性を見て頂けるよう全力で挑みます!」と意気込むとともに「劇場でお待ちしてます!」と観客に向けて呼びかけている。(modelpress編集部)川崎星輝コメント全文
川崎星輝です!ついに初日を迎えます。ドイツ戯曲とは何か、という所から始まった稽古期間。
戦争、文化、少し刺激しただけで爆発してしまう程、繊細な家族を考え続けた1ヶ月でした。何故僕達は今、暴力に関する演劇を上演するのか、この舞台を通して是非皆様と一緒に考えたいです。僕の新しい一面、これからの可能性を見て頂けるよう全力で挑みます!劇場でお待ちしてます!
出演
『火の顔』川崎星輝(少年忍者/ジャニーズJr.)、富田健太郎/葉山昴(ダブルキャスト)、大浦千佳/小林風花(ダブルキャスト)、宮地大介、愛原実花
『アンティゴネ』
大浦千佳、宮地大介、富田健太郎、小林風花、葉山昴、愛原実花、川崎星輝(少年忍者/ジャニーズJr.)
STORY
『火の顔』どこにでもいる、普通の四人家族。父は現実から目を背け、母は自らの母性をアピールする。姉は外の世界へ出る事を夢見て、弟は爆弾作りに没頭する…。そこへ突然、現れる姉の恋人。閉ざされた家庭に、新しい風が吹き込んだ時、思春期の少年に渦巻いていた<炎>は、音を立てて燃えあがる。
『アンティゴネ』
第二次世界大戦直後、焼跡のベルリン。廃墟の中で、ギリシア悲劇『アンティゴネ』が演じられる…。戦場から逃亡し、殺された兄。王クレオンは、彼の屍を葬る事を禁じるが、姉アンティゴネはその禁を破って埋葬し、捕らわれる。個人として、人間の法を主張するアンティゴネと、王として、国家の法を主張するクレオン。
2人の対立は、末弟ハイモン、妹イスメネを巻き込んで、大きな悲劇へと突き進む。――これは、戦死者である少年の亡霊の目線から描かれる、現代の分裂の物語である。
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