モデルプレスのインタビューに応じた東中健さん(提供画像)

【入社直前 新人アナウンサー】東中健さん、アナウンサー目指すきっかけに“ジュノンボーイ” 支え合った仲間の存在とは<学生アナウンス大賞 ファイナリスト連載>

2023.02.28 19:00

2021年の第1回より毎年行われ、今年3回目が開催される、次世代を担うアナウンサーを発掘するコンテスト「学生アナウンス大賞」。モデルプレスでは第1回のファイナリストにインタビューを行い、当時の思いや学生アナウンス大賞の経験について語ってもらった。

第2回は同志社大学4年、4月よりテレビ局のアナウンサー職に就く東中健さん。

  

東中健さん、アナウンサー目指すきっかけに“ジュノンボーイ”も

― アナウンサーやメディアに出演する職業を志望あるいは憧れなどはありましたか?また、そのために何かしていたことはありますか?

ぼんやりとした憧れはあったと思います。ハッキリと思うようになったのは、大学2年生くらいの時です。コロナ禍もあって大学2年生のときに一度自分を見つめ直してみたのですが、その際にそういう憧れがあることを自分でもちゃんと自覚し、それで2年生の時にジュノンボーイに応募するなど行動をはじめました。

ジュノンボーイは途中で落ちてしまったんですが、その過程で、人前に出るようなお仕事も良いなと改めて思うようになりました。その審査の中で応援してくださる方から「声も良いしアナウンサー目指してみたら?」という言葉をいただいたことで、そこではじめてアナウンサーを目指してみようかなと思いはじめました。 

― 「学生アナウンス大賞」はどうやって知りましたか?

ファイナリストで同じスクールに通っていた高橋大悟(※「高」は正式には「はしごだか」)くんから聞いて知りました。はじめて「学生アナウンス大賞」を見たときは第1回ということで実態がわからず、正直「女性向け」のコンテストで男性が応募して何かあるのかすら疑問符でした。

それでも、何かになるかもしれないしと思って、応募するだけしてみようと応募しました。当時の自分はアナウンサー就活に対する経験が欲しくて、すこしでも経験が得られるならという想いがあったのだと思います。

― 募集時のエピソードがあれば教えて下さい。

実は願掛けの意味も込めて、「学生アナウンス大賞」のエントリーボタンをお台場のフジテレビの社屋の前で押しました。

東中健さん(提供画像)
東中健さん(提供画像)

東中健さん「学生アナウンス大賞」で刺激

― 「学生アナウンス大賞」2年近く経ちました。いま振り返って、選考や経験は自分にとってどのような経験になったと思いますか?

本番の採用試験なども同じですが、正直1回のカメラテストで技術的に何かが劇的に変わるということはあまり無いです。ただ、同じアナウンサーを目指す仲間を得られたというのが自分としてはとても大きかったです。彼らとは今でも定期的に会っていますし、就活の際もお互い励まし、支え合った大切な存在です。

また、コンテストに参加したことで自分の中で「アナウンサーになりたい」という思いが一層強いものになりました。

― 「学生アナウンス大賞」の経験が役に立ったこと、あるいは参加前と後で変化はありましたか?

自信が圧倒的につきました。客観的に評価されたということが、自分の自信の1つの根拠になりました。それまで、例えば同じスクールに通う高橋くんと自分とでは、就活の中で圧倒的な差があると思っていました。

それが「学生アナウンス大賞」に参加し、「アナトレ賞」を高橋くんと一緒に受賞できたということで、自分が高橋くんだったり他の就活生に負けない、並べるんだと思えるようになり、それが自分の中で非常に大きかったです。一方これで他の学生や採用側から「大したこと無い」と思われたら嫌なので、より一層頑張ろうと思うようにもなりました。

東中健さん(提供画像)
― 「きっかけは、ここにある」と題して開催されていますが、「学生アナウンス大賞」が自分の“きっかけ”となったと思いますか?

間違いなく、ここにありました。もし「学生アナウンス大賞」に参加していなかったら、自分のアナウンサー就活に対する準備が遅れていたと思います。

ESの作成であったり原稿読み/カメラテストでの技術的なこと、アナウンサーを目指す同学年の子の情熱など、あらゆることが刺激となりアナウンサーを目指す上で気持ちのエンジンをかけはじめる“きっかけになりました。アナウンサー採用が早期化していくなかで、その流れに乗り遅れずに挑戦できたことは、「学生アナウンス大賞」に参加したからこそだと思っています。 

東中健さんの悲しみを乗り越えた方法

東中健さん(提供画像)
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、これまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。

悲しいエピソードでいうと、2つあります。

1つ目はすごく昔の話になってしまうんですが、小学校の卒業式の日に学校で人気者だった男の子の友達と一緒に写真を撮ろうとしていたら周りの女の子から「写真撮りたいからあんたどいて」と言われたことがありました。自分もショックだったんですが、それを見ていた母親に「息子が同級生からぞんざいに扱われている」と思われたことが悲しくて、それで周りからどう見られるかをちゃんと意識するようになりました。ジュノンボーイに応募したこともそうなのですが、その悲しみを乗り越えるために「何者かになりたい(be somebody)」という思いが芽生えて、今の自分につながっているのかなと思います。

もう1つは、自分がアナウンサーを目指しはじめたのが周りに比べて遅かったということもあって、高橋くんであったり他のアナウンサーを目指す同級生と自分を比べて圧倒的な差を感じたことです。スポーツの世界や芸能の世界あるいは他のどの分野でもそうだと思うのですが、自分より上手い人や才能を感じる人、勝てない人を見つけて落ち込んだり悲しんだりしてしまうことが、正直ありました。ただ、そこで投げ出さず、そういった人たちを身近な目標としたり、必ず並んでやるんだという気持ちのモチベーションにしたりと、自分を引き上げる原動力にして、「学生アナウンス大賞」でもそうですが結果を残すことができました。

東中健さんの“夢を叶える秘訣”

東中健さん(提供画像)
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて「夢を叶える秘訣」を教えてください。

アナウンサーになりたいと思った時に、とことん具体的に、例えばいつも観ているような番組の中でニュースの原稿を読んでいる姿までを本当に想像できているかというとそうでない人が多いと思います。そこまでイメージをもって夢に向かって物事に取り組めているかというのが大切だと思います。具体的なイメージがあれば、その夢に向かって今の自分が何をしなければいけないかを逆算できるようになって、自分に足りないことを補うような努力や経験を積めるようになり、結果的に夢を叶えることに繋がるのではないかと思います。

自分がアナウンサーになった姿、それは番組だけでなくテレビ局の公式SNSに登場する姿に至るまで、私の場合はその姿を具体的にイメージする想像力だけは人よりあったのかなと思っています(笑)。

「学生アナウンス大賞」はアナウンサーになるという夢に対して「アナウンサーとして働いている自分」の想像をより明確にし、具体性をもたらしてくれました。そういう意味でも、「学生アナウンス大賞」に参加したことは自分の中で非常に大きかったです。

― 貴重なお話ありがとうございました。今後テレビで拝見出来る日を楽しみにしています!

第3回「学生アナウンス大賞」概要

「第2回学生アナウンス大賞」の様子(提供写真)
表彰式:2023年3月30日(木)
参加条件:2023年3月末時点で現役大学生・大学院生であること
主催:第3回学生アナウンス大賞実行委員会

『学生アナウンス大賞』は、全国の大学生にアナウンサーを目指すきっかけを与えるべく、2021年より発足したコンテスト。参加条件は大学生であることのみ。エントリーは公式LINE(https://line.me/R/ti/p/%40677earei)を友だち追加するだけ。

その後、書類審査やオンラインによるグループ面談、カメラテストなどを経て迎えた表彰式にてグランプリが決定。グランプリ副賞特典として、「めざましテレビ」出演権、「アナトレ」受講権、「CanCam」誌面出演権、「モデルプレス」出演権が授与される。(modelpress編集部)
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