「カムカム」深津絵里、サプライズで駆けつける「48歳が18歳のヒロイン」を演じた理由<2023年 エランドール賞>
2023.02.02 19:53
NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」を手掛けた堀之内礼二郎氏が2日、日本映画テレビプロデューサー協会主催の「2023年 エランドール賞」プロデューサー賞を受賞し、都内で行われた授賞式に出席した。女優の深津絵里がサプライズでお祝いに駆けつけた。
深津絵里、サプライズで登場
同作は、ラジオ英語講座をモチーフに、大正、昭和、平成、令和の4時代にわたる100年間のファミリードラマ。3人のリレー形式のヒロインを通して、日本の近・現代を描いた作品で、視聴者の心を捉えた。堀之内氏は受賞について「光栄ですし心の支えになります」とし、キャスト、スタッフ、家族、視聴者やメディア関係者など同作を取り巻く人々に感謝を熱く語った。「今後も鍛錬を積み重ねていきたいと思います」と話題を締めくくると、ヒロインの1人・るいを演じた深津が花柄のワンピースに身を包み、華やかに登壇。
深津は「3人のヒロインの中で私がちょっとだけ早く生まれたということで代表して来ました」とにっこり。「なんだか私が泣きそうです」と堀之内氏との再会や受賞にしみじみと吐露する場面も。「上白石(萌音)さんも川栄(李奈)さんも共に闘ったキャストの皆さんも喜んでくれてると思います」と思いを滲ませた。
また深津は、堀之内氏から「人柄の溢れるお手紙をいただいて」と話し、その手紙に心を動かされたことから「48歳が18歳のヒロインを演じるという…(笑)」とオファー受諾を回顧。最後には視聴者に感謝の言葉を送るとともに「これからも多くの方に愛される作品を作ってください」と改めて堀之内氏を祝福した。
「2023年 エランドール賞」
1956年にスタートした「エランドール賞」は、優れた映画・テレビの作品、プロデューサー、俳優の顕彰制度(選考対象期間:2021年12月1日~2022年11月30日)。「新人賞」は出演した作品で新鮮かつ優秀な演技を示し、将来有望な新人俳優に贈られる。今年は中川大志、芦田愛菜、松下洸平、岸井ゆきの、間宮祥太朗、奈緒が受賞した。新人賞6人のほか、映画部門から、プロデューサー賞には「ある男」田渕みのり氏&秋田周平氏、特別賞には「ONE PIECE FILM RED」製作委員会が選ばれた。ドラマ部門からは、プロデューサー奨励賞には「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ)草ケ谷大輔氏、特別賞には「鎌倉殿の13人」(NHK)制作チーム、「silent」(フジテレビ)制作チームがそれぞれ選出された。(modelpress編集部)
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