間宮祥太朗・松下洸平・中川大志らが新人賞「2023年 エランドール賞」発表<受賞一覧>
2023.02.02 19:38
日本映画テレビプロデューサー協会主催の「2023年 エランドール賞」が2日に発表された。俳優の間宮祥太朗・松下洸平・中川大志らが新人賞を受賞した。
「2023年 エランドール賞」
1956年にスタートした「エランドール賞」は、優れた映画・テレビの作品、プロデューサー、俳優の顕彰制度(選考対象期間:2021年12月1日~2022年11月30日)。「新人賞」は出演した作品で新鮮かつ優秀な演技を示し、将来有望な新人俳優に贈られる。今年は中川、松下、間宮に加え、芦田愛菜、岸井ゆきの、奈緒が受賞した。
新人賞6人のほか、映画部門から、プロデューサー賞には「ある男」田渕みのり氏&秋田周平氏、特別賞には「ONE PIECE FILM RED」製作委員会が選ばれた。ドラマ部門からは、プロデューサー賞に「カムカムエヴリバディ」(NHK)堀之内礼二郎氏、プロデューサー奨励賞には「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ)草ケ谷大輔氏、特別賞には「鎌倉殿の13人」(NHK)制作チーム、「silent」(フジテレビ)制作チームがそれぞれ選出された。
さらに今回は2020年以来3年ぶりに授賞式が復活。コロナ禍を乗り越え、受賞者たちが豪華集結した。(modelpress編集部)
受賞一覧
【新人賞】・中川大志
1998年生まれ、東京都出身。スターダストプロモーション所属。2009年に俳優デビュー。2011年、視聴率40%を記録したドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ)で一家の長男役を演じ注目を集めた。以後、大河ドラマ「真田丸」(NHK)、「花のち晴れ~花男 Next Season~」(TBS)、 連続テレビ小説「なつぞら」(NHK)など数多くの話題作に出演。2019年には 「坂道のアポロン」、「覚悟はいいかそこの女子。」で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後も映画「砕け散るところを見せてあげる」や「FUNNY BUNNY」で主演を務めた。
2022年は、大河ドラマ 「鎌倉殿の13人」や日曜劇場「オールドルーキー」(TBS)に出演。「鎌倉殿の13人」では武士の中の武士、畠山重忠役を熱演し、小栗旬演じる北条義時との死闘が大きな反響を呼んだ。さらに、音楽劇「歌妖曲 中川大志之丞変化」で、本格的な舞台に初挑戦ながら座長を務めるなど、今後一層の幅広い活躍が期待されている。
・芦田愛菜
2004年生まれ、兵庫県出身。ジョビィキッズ所属。2009年に俳優デビュー。 5歳で出演した「Mother」(日本テレビ)で脚光を浴び、2011年「マルモのおきて」(フジテレビ)で連続ドラマ初主演を務めるほか、主題歌も担当し大きな話題となった。さらに「ゴースト もういちど抱きしめたい」で第34回日本アカデミー賞新人俳優賞、「うさぎドロップ」「阪急電車 片道15分の奇跡」で第54回ブルーリボン賞新人賞を史上最年少で受賞。2013年にはハリウッドデビューも果たしている。
そして2022年、宮本信子と約10年ぶりの共演となった「メタモルフォーゼの縁側」では主演を務め、アニメ映画「かがみの孤城」では声優として作品のキーパーソンとなるオオカミ様を熱演。さらに「第73回NHK紅白歌合戦」では審査員を務めるなど、マルチに活躍する18歳の国民的俳優だ。
・松下洸平
1987年生まれ、東京都出身。キューブ所属。2008年シンガーソングライターとしてデビュー。2009年、ミュージカル「GLORY DAYS」出演を機に俳優として舞台・映像に関わらず幅広く活動を開始。2018年に舞台「母と暮らせば」「スリル・ミー」の演技で各演劇賞を受賞し、2019年には連続テレビ小説「スカーレット」(NHK)でヒロインの夫役に抜擢され、その繊細な演技で一層注目を集めた。
そして2021年、ドラマ「最愛」(TBS)でヒロインの幼馴染で元恋人でありながら、殺人容疑に巻き込まれるヒロインを追う刑事という難役を熱演。多くの視聴者に愛され、2022年「やんごとなき一族」(フジテレビ)「アトムの童」(TBS)と注目作への出演が後を絶たない、今最も目の離せない俳優の1人だ。
・岸井ゆきの
1992年生まれ、 神奈川県出身。ユマニテ所属。2009年、ドラマ「小公女セイラ」でデビューし、数多くの映画やドラマ、舞台などで活躍。2017年に映画「おじいちゃん、死んじゃったって。」で映画初主演を務め、2019年には「愛がなんだ」で恋愛に依存してしまう主人公テルコを熱演し、第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。
ドラマでも「99.9-刑事専門弁護士-」(TBS)「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」(フジテレビ)、大河ドラマ「真田丸」(NHK)、連続テレビ小説「まんぷく」(NHK)など数々の話題作に出演。そして、2022年には、「恋せぬふたり」(NHK)でアロマンティックアセクシャルの主人公を好演し共感を集め、さらに「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」(日本テレビ)「アトムの童」(TBS)の両作品ではヒロインを演じた。映画でも「やがて海へと届く」「ケイコ 目を澄ませて」の2本の主演作品が公開、その他にも「神は見返りを求める」「犬も食わねどチャーリーは笑う」「大河への道」「拾われた男」等に出演し活躍の1年で、今、最も注目を集めている俳優の1人だ。
・間宮祥太朗
1993年生まれ、神奈川県出身。トライストーン・エンタテイメント所属。2008年俳優デビュー。2022年度は3クールにわたって連続ドラマに出演。さらに主演映画の公開や舞台への出演が続き飛躍の年に。
2022年1月期「ファイトソング」(TBS)では、主人公とラブストーリーを繰り広げるクセ有りミュージシャン、 ゴールデンプライム帯の連ドラ初主演となった4月期「ナンバMG5」(フジテレビ)では、最強ヤンキーと優等生の2つの顔を持つ高校生、そして7月期「魔法のリノベ」(カンテレ・フジテレビ)では不動産営業を担当する気弱なシングルファザーと、多彩な役柄を見事に演じ切り、注目が集まった。
・奈緒
1995年生まれ。 福岡県出身。アービング所属。2013年、ドラマ「めんたいぴりり」(テレビ西日本)で俳優デビュー。2015年に20歳で上京後、 2018年連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK)への出演で注目を集め、2019年、「あなたの番です」(日本テレビ)ではサイコパスの尾野幹葉役を怪演し、大きな話題を集めた。同年のドラマ「のの湯」(BS12 トゥエルビ)、映画「ハルカの陶(すえ)」での初主演を経て、その後も数々の話題作に出演。
近年では2021年のドラマ「恋です!ヤンキー君と白杖ガール」(日本テレビ)、2022年には映画「余命10年」「TANG タング」「マイ・ブロークン マリコ」、ドラマ「雪国-snow country-」(NHK)などに出演、10月期連続ドラマ「ファーストペンギン!」(日本テレビ)では主演を務め、舞台「恭しき娼婦」でも主演を務めるなど幅広い活躍を見せた。 2023年もさらなる飛躍が期待される実力派俳優だ。
【プロデューサー賞】
<映画部門>
・「ある男」(松竹) 田渕みのり(松竹)、 秋田周平(松竹)
作家・平野啓一郎氏のヒューマンミステリーを映画化。日本映画の最高水準のキャスト・スタッフを結集し、見事な作品に作り上げた。
<テレビドラマ部門>
・連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(日本放送協会)堀之内礼二郎(日本放送協会)
ラジオ英語講座をモチーフに、大正、昭和、平成、令和の4時代にわたる100年間のファミリードラマ。3人のリレー形式のヒロインを通して、日本の近・現代を描いた作品で、視聴者の心を捉えた。
【プロデューサー奨励賞】
・「ミステリと言う切れ」(フジテレビ)草ケ谷大輔(フジテレビ)
田村由美氏の人気コミックを原作に、豪華キャストを結集し、 新感覚のミステリードラマとして、見事な成果を挙げた。
【特別賞】
・「ONE PIECE FILM RED」製作委員会
原作者・尾田栄一郎氏自ら総合プロデューサーとして参加した本作品は、 2022年8月の公開以来、 空前の大ヒットとなった。また、世界各国でも上映され人気沸騰。日本のアニメーションの底力を誇示した。
・「鎌倉殿の13人」制作チーム(日本放送協会)
NHK大河ドラマ第61作となった本作は、三谷幸喜氏の脚本を得て、平安時代末期から鎌倉時代前期に至る権力の興亡を魅力的なエンターテインメントドラマに仕立て上げた。
・「silent」制作チーム(フジテレビ)
オリジナル作品として現代の清冽なラブストーリーを描き切り、視聴者の大きな共感を呼び起こした。ラブストーリー作品の制作が難しくなりつつなる現代において、その企画・制作力が高く評価された。
【Not Sponsored 記事】