ryuchell、カミングアウト“撤回”した過去に涙「自分が憎かった」
2023.01.11 17:25
タレントのryuchell(りゅうちぇる)が10日、自身のYouTubeチャンネルを更新。「『性』に悩んだ学生時代」と題した動画で、母親にカミングアウトをした経験について語った。
ryuchell、“カミングアウト”経験明かす
セクシャルマイノリティの当事者であることを明かしているryuchell。高校生の時、「私は男性が好き」と母親にカミングアウトしたが、反応は良いものではなく「育て方を間違えた」と言われたという。「すごくショックで、でもお母さんの気持ちもわかるし。自分が憎かったんですよね」と、当時の心境を振り返った。「一応両親が離婚していて、ほぼシングルで頑張って育ててきてくれたのに、本当に大好きなのに、『育て方を間違えた』と言われたら…自分の生まれ持ったセクシャリティのことで、やっぱりすごく寂しくて悲しかったんですけど。『捨てられる』と思ったので、『男の人好きって言ったけど、嘘だよ』ってめっちゃ笑顔でごまかして」と語り、カミングアウトを“撤回”した過去を明かした。
ryuchell、母親に背中を押された過去
その後様々なことがあり、学校にも行きたくなくなってしまった時期があった。すると母親が、理由も聞かず「今日は学校サボって一緒にドライブしよう」と言い、2人で海を見に行ったのだという。その際に母親が「沖縄は暖かくていいところだけど、とても狭いところでもあるわけさ。りゅう(ryuchell)は東京に行きたいんでしょ?海超えたらとっても広い世界がいっぱい待ってる。もっと進んだ考え方とか、もっと色んな人がいっぱいいるはず」と言葉をくれたことを振り返り、「この今見えてる学校や沖縄っていう世界が、人生の全てじゃないって教えてくれた」と涙ながらに語った。
ryuchellは「お母さんの存在がいろんな意味で大きくて」と話しており、「自身を強くしてくれた」という母親に感謝の思いを口にしていた。(modelpress編集部)
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