ジャニーズWEST小瀧望の初ミュージカル開幕、相手役・木下晴香がモチベーションに 稽古中寝不足だった理由は?<ザ・ビューティフル・ゲーム>
2023.01.08 04:00
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ジャニーズWESTの小瀧望が7日、東京・有楽町の日生劇場で行われたミュージカル「ザ・ビューティフル・ゲーム」(1月7日より同所ほかにて上演)フォトコール及び取材会に、共演の木下晴香、益岡徹、上演台本・演出の瀬戸山美咲氏とともに出席した。
小瀧望、初ミュージカル開幕
本作は、『オペラ座の怪人』や『キャッツ』、『エビータ』など数々の名作ミュージカルの作曲を手掛けたロンドン・ミュージカル界の巨匠、アンドリュー・ロイド=ウェバーと、『We will Rock You』を手掛けた人気作家ベン・エルトンによって誕生した大ヒットミュージカル。サッカーに青春のすべてを懸け、逆らうことのできない運命に翻弄されながら戦っていく男と、そんな男を愛する女、その仲間たちの鮮烈な人生。ロイド=ウェバーの躍動感溢れるサウンドが“青春時代の光と影”をいま鮮やかに浮き彫りにする。主人公のジョン・ケリーを演じる小瀧は、初日公演を直前に控えての意気込みを聞かれると「僕はコロナ禍で迎える舞台が3作目なんですけど、この初日を迎えることが奇跡と感じていますし、稽古期間も含め、大阪が終わるまで3か月くらいあるんですけど、これまでもみんなで感染対策に気をつけて稽古を乗り切って今日、初日を迎えることが嬉しく思います。やっとスタートなので身の引き締まる思いですし、キャスト一同、スタッフ一同、頑張っていきたいなと思っております」と期待に胸を躍らせた。
また、今回が初ミュージカルとなることについて聞かれた小瀧は「みんなにおんぶに抱っこで助けられていますし、僕が勝手にイメージしていたのは30手前くらいにできたらいいなと思っていたんですけど、予想より早かったのでびっくりしています。でも早いに越したことはないですし、挑戦できることが嬉しく思います」と声を弾ませ、「座長という立場ですけど、右を見ても左を見ても頼りになり信頼できる仲間ばかりなので、人に恵まれているなと思いますし、若いキャストと益岡さんの重みのあるエネルギーを感じながら、今日もありがたく舞台に立てますし、とにかくみんなに追いつこうと思って頑張っています」と意気込んだ。
小瀧望、木下晴香がモチベーションに
歌の稽古は昨年9月から行っていたそうで「音楽監督と海外と中継してボイストレーナーさんと一緒にやらせていただいたりして、歌に割く時間は多かったですし、2022年は僕にとっても歌うことが本当に多かった年で、そして2023年の幕開けも歌なので、歌で繋がっているなと思います。さらにスキルアップを目指して頑張りたいなと思います」と語り、自身の歌声が変化した実感はあるかと追求されると「わからないんですけど、僕は普段ジャニーズWESTというグループにいまして、そこではロックを歌うことが多いので喉を鳴らす歌い方が多いんですけど、気を抜いたら喉を鳴らす歌い方をしてしまうので、そのクセを取るのが少し大変でしたね」と苦労を明かした。そんな小瀧の歌声について聞かれた木下が「歌声だけではなく、稽古場にいていつもハッとするというか、“小瀧さん初ミュージカルなんだ”って思っちゃうくらい、初ミュージカル感がなくて、すごいなって思いながらいつも見ていました」とコメントすると、小瀧は「もったいないお言葉です」と恐縮。
一方、木下の歌について聞かれた小瀧は「すっごいっすね!」と興奮気味に語り、「僕が1番近くで聞いているので、歌のパワーというか、こんな細い体からどうやってそんな声量が出てくるんだって毎回思います」と舌を巻き、そんな木下とデュエットする小瀧は「勘弁してくださいって感じです(笑)」と苦笑しつつ、「それがモチベーションになりますね。追いつかないとって感じなので」と力強く語った。
小瀧望、稽古中は「ほぼ寝不足」
さらに、サッカーのシーンもあるが、自身もサッカー少年だったという小瀧は「サッカーやっていてよかったなって思いましたし、1幕の見せ場ではボールを使わずにサッカーをするシーンがあるんですけど、そこは全員で動いてそのシーンを作っていくので、サッカーの1つの見せ場だと思っていますね」とアピール。稽古期間中はワールドカップで盛り上がっていたそうで「男子の半分くらいはほぼ寝不足できていました」と告白して笑いを誘い、「サッカーのミュージカルをやっているときに、日本代表があれだけ希望や勇気を与えてくれて、僕たち自身も盛り上がりました」とにっこり。
サッカーシーンの監修は大久保嘉人が行ったそうで、小瀧は「顔合わせ前に男子だけ集まって大久保さんにサッカーを見てもらう機会がありまして、どれだけ男性キャストがサッカーができるかのチェックと交流を兼ねていたんですど、それは本当に感動しましたね」と目を輝かせ、「自分かサッカーをしている姿を見てもらえるなんて、あの頃の自分に『いつか見てもらえるぞ』って言ってあげたいくらい、すっごい感動しながら見てもらいましたし、素敵な言葉をいただいて自信にもなりました」と嬉しそうに語った。
小瀧望、メンバーの観劇予定は?
改めて、本作の見どころを聞かれた小瀧は「登場人物全員の生命力とエネルギーですね。僕たちが描いているこの時代の人たちって、明日命があるかわからない死と隣り合わせの人たちの作品なので、僕たちが1日1日を全力で、120%出して生きている生命力を感じてもらいたいです。僕ら世代にはあまり馴染みがないかも知れないんですけど、まさに海を挟んだ国では今でもこういうことが行われていますし、戦争、紛争、分断みたいなものがいかに無意味かということが伝えられる作品かなと思っています」と熱く語った。なお、ジャニーズWESTのメンバーは来てくれるか尋ねられた小瀧は「見に来てくれるんじゃないですかね。メンバー忙しいみたいで難しい人もいて、僕自身、神山(智洋)の舞台に行けていないんですけど、でもどこかしこでも劇中の歌を歌っているんですよ。メンバーの楽屋でも歌っていたら、ついにメンバーが歌を覚えちゃって僕と一緒に歌っていて、1幕で“とにかく酒を飲むぞ”って歌があるんですけど、メンバーにお酒好きが多いもので、特に中間(淳太)と桐山(照史)が一緒に歌っていて、『見に行ったら歌ってまうわ』って言っていました」と打ち明けて笑いを誘った。(modelpress編集部)
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