桜田通、ベッド＆パジャマ姿で斬新バースデー　音楽メジャーデビューをサプライズ発表＜Sakura da Festa 2022 31st birthday anniversary ～疑心暗鬼～＞

「Sakura da Festa 2022 31st birthday anniversary ～疑心暗鬼～」

桜田のオフィシャルファンクラブ「Sakura da Space Society」内で先駆けてアンケートを実施し、ファンから「誕生日は一緒に過ごしたい！」「イベントを実施してほしい！」との熱い要望を受け、今年も開催されたバースデーイベント。最終公演はオンライン生配信も実施された。

開演すると、のほほんとしたBGMとともにベッドに寝そべったパジャマ姿の桜田が登場。開口一番に「さぁ、ここから約1時間半、僕が寝てるだけの公演が始まります」と早くも“桜田通ワールド”で会場を包み込み、「2022年12月7日、桜田が無事に31歳を迎えております。どうもありがとうございます」と誕生日を迎えたことを報告。イベントの趣旨を説明するなかで「皆さんの貴重なお時間をちょうだいしていますが、皆さんが見たいと言ったから仕方なく僕はベッドでゴロゴロしています。クレームは受け付けないです（笑）」と釘を刺して笑わせた。

バースデーアイス、身体測定、ゲーム…“ツンデレカルタ”も登場

はじめに「要望が多かった」という、31歳にちなんでサーティワンのアイスクリームを食べるコーナーからスタート。「31」のろうそくとともに運ばれてきたアイスを食べながら「普段お菓子は食べないけど、アイスは食べちゃう」とお茶目に話す桜田だったが、毎公演食べていることから「ちょっと6個目だからしんどくなってきちゃった」「顔が真ん丸になっちゃう。ポッピングシャワーの実写版になっちゃうよ」と苦笑い。

その後は、昨年初めて実施した身体測定の2022年版。「アイスを食べる前にやりたかった」と本音もこぼしながら、まず身長を測ると、「179.8cm」という数値が。桜田の公式プロフィールの身長は180cmで、1公演目・2公演目も180cmを超えていたが、最終公演では到達せず「様子がおかしい。アイスの食べすぎで縮んだ？」と焦る桜田は何度も測定。「俺は正直に生きる」と最後に望みをかけて測った身長が「179.7cm」だったため、「終わった…縮んだ…」と落胆するまさかの結果に。続いて測った体重は「61.4kg」で前日から変化なしだったが、「すごい重いパジャマを着ているし、マイクが5～6kgある」という冗談も飛び出した。

桜田が好きなポケットモンスターのゲーム実況で白熱した後は、ツンデレカルタでビンゴゲームへ。「お芝居をやっている身としては、ちゃんと気持ちを込めてツンデレカルタを読ませていただきたいと思います」と正座をして気を引き締めた桜田は、「料理下手だなぁ、お前。普段こんなの人前に出すか？こんなの俺以外に食べさせたら、絶対に残されるぜ」「ちょっと待て、お前何勘違いしてるんだよ。アイツとはそんなんじゃねえよ。俺が好きなのは、その…お前だけだし」「言葉にしてほしいって…そんなの言わなくてもわかるだろ？つか、わかれよ！バカ！」などと引き当てたツンデレセリフを連発。セリフを言うたびに「ちょっとひどい」「結構ひどい」とツッコんで盛り上げ、ビンゴになったファンには桜田の直筆サイン＆当選者の名前入りミニ色紙が贈られた。

桜田通が日々大切にしていること　ファンの質問に続々回答

続いての質問コーナーでは、9月に開催されたファンクラブ設立2周年記念イベント「Sakura da Space Society presents『SSS Meeting 2022』」の際に答えきれなかった質問に回答。「通くんはポケモンの中でミュウツーが好きだと思いますが、おうちで飼うならどのポケモンを選びますか？」という問いが来ると、「サトシが聞いたら怒るよ。『ポケモンは飼うんじゃない！友達なんだ！』って言うよ、多分」と主人公の心情を思いやり前置きしたうえで、「イーブイ飼いたい、絶対可愛いじゃん！モフモフで！ミュウも飼いたいなぁ～、でもミュウは飼うって感じじゃないんだよな、飛ぶもんね。え～イーブイ飼いたくなってきた。どうしよっかな～飼おうかな、イーブイ」とベッドに寝そべりながら想像してニンマリ。「俺こういう二度と叶わない話するの好きなんだよね。楽しいよね、空想ファンタジーって」と胸を躍らせた。

「私たちファンの存在は力になっていますか？力になっているとしたらそれを感じる瞬間はどんな時ですか？」という質問には、「こんなふうに2日間時間を使い会場をおさえ、今日ここにいるスタッフさんやいないスタッフさん、いろいろな人が関わってみんなでコーナーを考え、準備をする原動力、エネルギー、夢を叶えようとする力を最初にもらっているのはやっぱり皆さんから」とファンの存在が根源であると断言。特に桜田がライフワークとしているライブ「Sakura da Festa」、通称“サクフェス”は「伝えたいことが消化できて、みんなにも伝わったかもと思える瞬間」だといい、お話し会などでも「ライブがあったから頑張れました」「通くんが就職を応援してくれたから受かりました」などの声をもらうと、「“うわ～、よかった”って思う。すごい力を感じます」と思いを明かした。

そして「日々大切に思っていることは何ですか？」という質問に対し、「無理をしないこと、できることは全力でやること」と即答した桜田。「時にできなさそうなことにもチャレンジして頑張ることも大事で、そういうタイミングは人生でいろいろあったんですけど、できることを最大限にやることが難しいと思っている。でもそれを披露したりチャンスをものにする瞬間は限られているから、そういうポイントで確実に全力を出せるように準備をしておく」「誰かのためにとかやりたいことのために無理をすることも大切だとは思うんですけど、心がすり減ってしまったりしんどくなってしまったりすることを徹底的にやろうとは思わない。自分が信頼している人に『ここは頑張るポイントだよ』と言われたらその人を信じてやるかもしれないけど、無理をしてもあまりいいことがないし、無理をすることだけが人生なのもよくない。苦手なものを伸ばさなきゃという認識が強いかもしれないけど、僕は得意なものや好きなものが伸びきったら、欠点が気にならなくなると思う」と自身の思いを熱く伝えた。一方で「それぞれだとは思うけど、僕にとってはそうかな。価値観っていろいろあるから」と決して価値観は押しつけない思いやりも見せていた。

桜田通、音楽メジャーデビューをサプライズ発表

最後に桜田と記念撮影を終え、イベントは終了予定だったが、この日行われた最終公演では、ポニーキャニオンのデジタルディストリビューションサービス「early Reflection」が新たに立ち上げるレーベル「Pandrec」の第1弾アーティストとして、桜田の全世界デビューをサプライズで発表。スクリーンに、この発表に合わせて新たに撮り下ろしたアーティスト写真と音楽メジャーデビュー決定の文字が映し出されると、会場からは拍手が沸き起こった。

改めてステージに登場した桜田は「Hi！I'm Dori.Thank you.」と全世界デビューにちなみ陽気に英語で挨拶。そして「僕が願っていたのもそうだし、事務所の方とも相談するなかで、ポニーキャニオンさんとお互い熱くやっていきましょう！となりました」と経緯を説明し、「今までの音楽チームはまったくブレずに、プラスアルファで、プラスアルファどころじゃないとんでもない強力な皆さんと協力して、僕の音楽をどんどん生み出していこうと思っているので安心して楽しみにしていてほしいです。僕自身の根幹はまったく変わらないです、急に童謡を歌いだしたりはしませんから」と笑いもまじえながら、「音楽でももちろんかっこいい姿を見せて、役者の仕事もセーブせず、ファッションの仕事もセーブせず、なんなら全部混ぜたような誰もやったことのない辿り着いたことのない場所を本気で目指していこうと思います」と今後のビジョンを明かした。

最後に「皆さんにとっても特別な日になってくれたら嬉しいです。12月7日、今日が記憶に残ってくれたら。僕も31歳を迎え、これからも皆さんと素敵な毎日を過ごしていけるように、新しい1年も頑張っていきたいと思っておりますので、今後とも応援をよろしくお願いします。本日はどうもありがとうございました」と真摯に挨拶し、ファンの要望として桜田のお見送りで幕を閉じた。（modelpress編集部）