福士蒼汰、カンヌの国際イベント「MIPCOM」レッドカーペット初登場 初の海外作品での苦労語る<THE HEAD>
2022.10.25 07:00
views
俳優の福士蒼汰ら、2023年に世界同時放送&配信されるHuluオリジナル「THE HEAD」Season2に出演するキャストが、17日(現地時間)にフランス・カンヌで開催された世界最大級の国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM CANNES 2022」に登場。福士は、今回が「MIPCOM」のレッドカーペット初登場となる。
福士蒼汰ら出演「THE HEAD」Season2
ヨーロッパ最大級の制作会社であるTHE MEDIAPRO STUDIOが主導し、オンライン動画配信サービスHuluも製作に参加する大型国際連続ドラマ、Huluオリジナル「THE HEAD」(全6話)。Season1では、辺境の地にある南極の科学研究基地で起こった惨殺事件の真相に迫る“震撼の極限心理サバイバル・スリラー”を展開。視聴者や批評家からも称賛され、放送・配信国が公開当初の3倍となる世界90以上の国と地域に拡大するなど成功を収めた。そして、待望のSeason2では、新たな隔絶された場所=太平洋のど真ん中を航海する“ある科学ミッションを担った巨大貨物船”を舞台に、善と悪がぶつかり合う震撼の事件をスリリングに描写。前作で因縁のキーパーソンとなったジョン・リンチ演じる生物学者アーサーと、キャサリン・オドネリー演じる若き医師マギーが再登場することもあり、世界各地で期待の声は高まる一方で、メインキャストの一人として、日本から福士が出演することも発表され、日本国内でも注目を集めている。
福士蒼汰ら「THE HEAD」Season2チーム、フランス・カンヌへ
そんな「THE HEAD」Season2のチームがフランス・カンヌへ。同地で開催された世界最大級の国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM CANNES 2022」に登場し、レッドカーペットとパネルディスカッションに参加。福士、John Lynch(ジョン・リンチ/イギリス)、Katharine O’Donnelly(キャサリン・オドネリー/イギリス)、Olivia Morris(オリヴィア・モリス/イギリス)、Moe Dunford(モー・ダンフォード/アイルランド), Thierry Godard(ティエリ・ゴダール/フランス)、そして制作総指揮のRan Tellem(ラン・テレム)が、レッドカーペットに登場、そして18日にはシリーズの監督Jorge Dorado(ホルヘ・ドラド)も参加し、パネルディスカッションを行った。福士蒼汰「MIPCOM」レッドカーペット初登場
「MIPCOM」は10月に開催されている一大国際イベント。RXフランスが主催・運営する世界最大級の国際映像コンテンツの見本市・イベントであり、世界中のテレビ業界から関係者が集まり、高水準の新番組や新フォーマットの試写や売買、さらにエンタメ業界をより進化させる会議やセッションも行われる一大イベント。「THE HEAD」はSeason1のチームも2019年に参加しており、今回は2回目。国際色豊かな仲間たちとともに、福士は自身初となる「MIPCOM」でのレッドカーペットとトークイベントに登壇。レッドカーペットでは長期の撮影を共にし、仲良くなった出演者と楽しそうに歩いた福士は、「ワクワク感とドキドキ感の両方があり、すごく高揚している感覚がありました!」と笑顔で語っている。
またレッドカーペットの翌日、ジャーナリストのJohn Hopewellの司会で行われたパネルディスカッションでは、THE MEDIAPRO STUDIOの主要なインターナショナル・シリーズの1つとして確立している本作についての質問が飛び交い、新たな刺激を求めてやまない業界関係者を魅了した。
唯一の日本人で、今回が初めての国際作品への参加となった福士は「どんな体験だったか」という問いに、「この役を演じることができて、また今日ここに参加できることはとても光栄です」と、MIPCOMに来れ、出演者の1人としてパネルディスカッションに参加できた喜び、そして「この役をもらえた時は、とてもエキサイティングでしたし、同時に緊張も覚えました。海外の人と一緒に仕事をしたいというのが僕の夢の1つでしたので、海外作品に出演する夢が実現し、本当に嬉しかったです」と、本作で夢が叶った2つの喜びを伝えた。
また、「日本人として、外国で仕事をするのは時に困難なこともあります。日本では滅多に日本語以外でコミュニケーションを取る機会がないので、初めての経験も多く、苦労しました。でも、自分は新しいことに挑戦するのが好きなので、このチャンスに向けて精一杯努力し、また準備も入念に行って撮影に挑みました」と日本人だからこその苦労と、本作にかける意気込みも語った。
THE MEDIAPRO STUDIOの国際コンテンツ開発部のディレクターで、製作総指揮も務めるラン・テレムはこの国際色豊かな本作について「様々な国の役者を集めてインターナショナルな作品を制作することは難しいと思われていますが、私は全くそう思いません。キャラクターごとに役者を入念に選びました。最適な役者を見つけることができれば、役者の出身地は関係ありません。ドイツ人、フランス人、スペイン人、日本人、クルド人、中国人をパズルのように集めます。役のために選ばれた人たちです。国際制作に取り組むことはプラスなことであり、負担ではありません。再びここに戻ってこられて嬉しいです」と語り、会場を温かい空気で盛り上げながら、作品の魅力を全力で伝えた。
「THE HEAD」Season2、舞台は全長150メートルの本物の貨物船
「THE HEAD」Season2も世界各国での配給が決まっており、Season1が放送、配信された国際ネットワーク局、主要プラットフォームにて公開される予定。船内にある広大な研究室でジョン・リンチ演じるアーサー・ワイルドが、気候変動を食い止めて地球を救うべく、困難なミッションに取り組んでいる、という設定の本作。この設定を踏まえ、Season2の撮影は様々な場所で撮影。アレクサンドリア号の屋外シーンは、テネリフェ島とその周辺に停泊させた全長150メートルの本物の貨物船上で約3週間にわたって撮影し、ドローンで多くの空撮も行なわれた。
また、1200平米に及ぶ船内のセットはマドリードに設営され、様々な部屋が再現されているが、特にアーサー・ワイルドが研究を行う280センチ幅の水槽を備えた研究所は本格的かつ豪華なセットになっている。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】