松岡広大、影響受けた人明かす「思い続けてよかった」“俳優業10周年”を回顧
2022.10.23 12:05
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俳優の松岡広大が23日、都内で行われた「松岡広大 10th ANNIVERSARY BOOK -再会-」(アミューズ)の発売記念イベントを開催。イベント前に囲み取材に応じ、この10年で影響を受けた人を明かした。
松岡広大、影響受けた人明かす
同書は、松岡が2022 年をもって“俳優業10周年”を迎えたことを記念して出版され、対面式イベントとパネル展が全国のHMV5店舗(渋谷、池袋[東京]、栄[愛知]、心斎橋[大阪]、博多[福岡])にて開催。この日は、全国のファンの皆様へ感謝の気持ちを伝えに行きたいという想いでまわる、このスペシャルイベントの最終日となった。“俳優業10周年”を迎えた率直な心境を尋ねられた松岡は「“もう10年か”というのと同じように“まだ10年か”という矛盾した感じですけど、10年というのを振り返ることができるのはいい機会だなと思いますし、これまで過去を振り返ったり、過去に思いを馳せたりすることはなかったので、今回このように10周年を迎えられてよかったです。嬉しいです」としみじみと語った。
さらに、この10年で刺激や影響を受けた人を聞かれた松岡は「これまでやってきた仕事すべてが刺激になっているんですけど、転換期になったのは確実に20歳を超えてからだと思うんですね。20歳を超えてIHI(ステージアラウンド東京)という客席が回る劇場で劇団☆新感線が旗揚げ公演をして、それに参加できたんですけど、俳優であそこに立てる人ってなかなかいないと思うんですよ。それもできましたし、今も白井(晃)さんともお仕事ができて、僕が仕事をしたいと思う方とどんどん仕事ができているので、思い続けてよかったなというのと、また勉強している途中ですけど、いろんなものに触れてきてよかったなという思いがあります」と感慨深げに語った。
松岡広大、初めて行った沖縄の印象は「非常に気さくで親切」
また、同書は西表島で撮影を行ったそうで、沖縄に行ったのも初だったという松岡は「すごく印象深いのは、島の住民のみなさんが非常に気さくで親切で、『つらいことがあったらまた西表島に帰っておいで』というようなことを言っていたので、それはとても印象的で、自然のおかげで人も和やかになっているのか、すごく僕と親和性がいいなと思いました(笑)」とにっこり。オススメには壁の前で撮影されたモノクロのカットを挙げ「初出しなんですけど、単独のロングインタビューのときに追加で撮影いただいたもので、西表島での撮影は自然と一緒になってはつらつとした印象のものが多いと思うんですけど、僕自身の素としてはこっちのほうが近くて(笑)、あとロングインタビューで語っているときの表情を抜いてもらったので、今の何もまとっていない状態で力が抜けている状態のカットがこれなので、ありのままということでこれを選択しました」とアピールし、Instagramでもモノクロ写真が多いことを指摘されると「モノクロ好きですね(笑)。自分の服装でもそうなんですけど、発色が強いビビットなものが自分の視界に入っていると目が痛くなっちゃうので(笑)、モノクロがいいなと思いますね」と打ち明けた。
松岡広大、ファースト写真集のカメラマンと再会
また、同書ではタイトルにもあるように、これまで仕事でお世話になった人たちと再会したそうで「ファースト写真集のカメラマンさんにも『全然変わってないね』って言われましたし、ご寄稿いただいた先輩方や演出家の方からも“僕はそう見えていたんだ”って思ったのと、『あなたは変わってない』という言葉をいただけたので、自分が信じてきたものが、少しは間違いがあったかもしれないんですけど、信じられるようになったのはいい機会だと思いますし、金言がたくさんありすぎて再会できてよかったなと思いました」と吐露。1番印象に残っている寄稿を追求されると「1番はなかなか難しいですけど、僕が16歳か17歳の頃に、演劇をちゃんと勉強しようと思ったきっかけのお1人が、この中でもご寄稿いただいている成河さんという俳優さんなんですけど、成河さんからお言葉をいただけて、“僕のことそんなに見ていたんだ!”“見てもらえていたんだ!”というのを感じられて(笑)、なおかつ俳優としてこれからの僕自身の生き方を示唆しているような、何か暗示するようなお言葉をいただけたのは、恐悦至極というか、恐縮です」と感謝した。
最後に、同書のPRコメントを求められると「“俳優業10周年”にあたって、こうしてロングインタビューで普段でも深掘りしないようなことを赤裸々に話せる機会はなかなかなくて、プライベートなことって俳優にとってあってもなくてもいいんでしょうけど、僕は言って恥ずかしいことはまったくないので、ありのままの姿をこの本でみなさまに見ていただくことが何より幸せです」と語り「今後(同書が)みなさんの目に触れられるように、応援していただけるような男になるといいますか、何よりもこの仕事に真摯に向き合っていきたいなと思うので、もしご興味ございましたらお手に取ってください」とお願いした。(modelpress編集部)
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