劇団ひとり、IMPACTors影山拓也は「昭和の好青年の顔」初ドラマでの演技絶賛<無言館>
2022.08.15 06:00
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お笑い芸人の劇団ひとりが、日本テレビ系『24時間テレビ45 会いたい!』で放送され、自身が監督・脚本を務めた俳優の浅野忠信主演のスペシャルドラマ『無言館』(27日よる9時~放送予定)のリモート囲み取材に出席。同作に出演するIMPACTors/ジャニーズJr.の影山拓也と女優でモデルの八木莉可子の印象を明かす場面があった。
劇団ひとり「無言館」撮影現場の雰囲気語る
本作は、戦争で亡くなった画学生の作品を集めた実在する美術館「無言館」設立のために全国を駆け巡った主人公・窪島誠一郎(浅野)の姿を描く。地上波ドラマで初の監督・脚本を務める劇団ひとりは「オファーが来た段階では、まだどの話をしようか、というくらいの段階だったんですよね。『この話をやってください』以前の『こんな話もある』という中で、その企画の段階から関わらせてもらったので。あまりそこから関われることはないと思うので、楽しかったです」と回想。
現場の雰囲気については「すごくいいですね。多少、戻り梅雨みたいなのがあって、天気にやられた部分はあるんですけど、それ以外を除けばかなり順調に撮影は進んでいると思います」と手応えを感じている様子だった。
「無言館」劇団ひとり、脚本で参考にしたもの明かす
脚本に関して、劇団ひとりは「参考にしたのは窪島さんの本です。窪島さんはとにかくいろいろな著書を出されているので、参考資料に困ることは本当になかったですね。逆に読むのが大変なくらいすごく量があったので。窪島さんのパーソナルな部分もすごく面白いんですよね」とコメント。そのパーソナルな部分を描くには尺が足りないと感じたとしたうえで「今回は『無言館』という部分だけに焦点を当てることにしています。窪島さんの過去のドラマチックな部分というのは泣く泣くですけども、すべて描かないことに決めました。そういう意味で言うと、すごくすっきりした脚本になっています。とにかく戦没画学生の絵を大事にしている方々、その絵を預かりに行く2人に焦点を当てましたね」と語った。
また「その中で窪島さんの著書を読むと、窪島さん自身『何でこんなことやっているのかよくわからない』という風に書いていたんですよね。なんか知らないけど使命感みたいなものを感じるらしいです。やりながら意味を見出していくんですよね。意味があってから動き出したのではなくて、やりながらそれに自分自身で意味づけをしていく。その辺りを今回は脚本に反映させていただきました」と明かした。
劇団ひとり、IMPACTors影山拓也の印象語る
本作では、影山が戦没画学生・日高安典役、そして八木は日高が戦争に出征する直前まで絵を描いていた相手である雪江役として出演している(※現代パートの雪江は檀ふみが演じている)。影山について、劇団ひとりは「現役のアイドルにこんなことを言うのは申し訳ないのですが、今どきの顔じゃない。昭和の好青年の顔をしている」と魅力を語り「すごく2人(影山・八木)とも初々しくって、そんなに経験があるわけではないし、影山さんなんか言ったら初めてのドラマだったそうです。そういう意味で言うと、すごく新鮮に演じてくれたし、2人の擦れてなさみたいなものが、若い頃の男女の空気感をすごく醸し出してくれたなと思います」と語った。
劇団ひとり、八木莉可子を絶賛
一方、劇団ひとりは八木をキャスティングした背景について、日本テレビのエレベーター内で八木が出演しているCMをたまたま見たと振り返り「『うわ!この子、雪江のイメージにぴったりだなあ!』と思って。そのまま地下の3階にある駐車場に行って『そうめん CM』で調べたら八木莉可子さんの名前が出てきて。すぐプロデューサーに連絡して『この子がいいんだけど』と言って交渉してもらったら、快諾していただきました」と回顧。そんな八木について、劇団ひとりは「まあ美しくってね。本当に神々しかったですよ。将来とんでもない大物になる人の最初の方を今見ているのではないかな、というくらい本当にカメラを通すとすごく絵になる方でしたね」と絶賛。
「目のお芝居がすごく上手なんですよね。あれってすごく重要な役者さんのスキルだと思うんですよね。どうしてもみんな声とか喋り方とかに頼りがちだけど、やっぱり『目は口程に物を言う』ですよね。目ってすごく大事だけど、それがいかに大事かっていうのを、無意識かもしれないけど、多分わかっているんだろうなと思います」と分析していた。(modelpress編集部)
「24時間テレビ45」スペシャルドラマ「無言館」監督・脚本 劇団ひとり×主演 浅野忠信
戦争で亡くなった画学生の作品を集めた小さな美術館、「無言館」。「無言館」設立のために全国を駆け巡ったある男の物語。
太平洋戦争に出征する直前まで絵を描き続けた戦没画学生。
「あと10分、あと5分でいから描かせてくれ…」
ある者は故郷にあるただの畦道を――。
ある者は夢に描いた家族の団らんの絵を――。
ある者は愛する女性を―――。
画学生たちは許される時間の中でひたすら描き続けた…。
主人公・窪島誠一郎(浅野忠信)はそんな画学生たち作品を展示する「無言館」の開館にむけて立ち上がる。
そして、ラスト、窪島の前には感動の奇跡が待っていた―――。
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