綾瀬はるか、被爆体験者の元へ　思いを吐露「耳を傾けてください」

綾瀬はるか、被爆体験者の元へ

2010年から毎年『news23』の特別企画として戦争体験者の声に耳を傾けてきた綾瀬。今年は、6歳の時に広島で被爆し、ウクライナなど80か国以上で自らの体験を語ってきた田中稔子（としこ）さんに話を聞いた。「生き残ったことへの負い目」が、被爆体験を語る動機になったと言う。

被爆者である田中さんはこれまで80か国以上で被爆体験を語ってきた。10年前にはウクライナを訪問、平和の尊さや核廃絶を訴えてきた。しかし今年、田中さんが落胆する出来事が起きる。ロシアがウクライナに侵攻したのだ。綾瀬に対して田中さんは「昔と同じ戦争が目の前で繰り広げられていて普通の人が亡くなっている。非常に悲しくて悔しい」と吐露する。

綾瀬はるか、被爆体験者と見たものとは

今回、田中さんはウクライナで出会ったひとりの女性にビデオメッセージを送った。彼女は1986年、チョルノービリ原発事故で被爆。事故後は首都キーウに避難を余儀なくされていたが、今回の戦争でキーウが攻撃されたのだ。果たして、田中さんのビデオメッセージは女性に届くのか。

田中さんが、綾瀬と一緒にパソコンを開いたとき、そこで見たものとは。ウクライナでの戦争を目の当たりにした今年、世界唯一の被爆国として私たちは何ができるのか。綾瀬と共に考える。

綾瀬はるか、思いを吐露「耳を傾けてください」

綾瀬は「原爆を体験され、生き残ったものの使命との思いで、世界の各国で被爆体験を語ってこられた方がいます。被爆体験者の証言に耳を傾けてください。戦争とは、平和とは何か、被爆、戦争体験者のお話を聞いて私も想像を膨らませて学んでいきたいと思います」と呼びかけた。（modelpress編集部）