「石子と羽男」石子(有村架純)“親ガチャ”への持論に反響「不良品だったとしても…」
2022.07.22 23:25
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女優の有村架純と俳優の中村倫也がW主演を務めるTBS系金曜ドラマ「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」(毎週金曜よる10時~)の第2話が、22日に放送された。“親ガチャ”を題材にしたストーリーが描かれた。<※ネタバレあり>
有村架純&中村倫也W主演「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」
本作は、4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガル・“石子”こと石田硝子(有村)と、1回で司法試験予備試験と司法試験に合格した高卒の弁護士・“羽男”こと羽根岡佳男(中村)の“石羽コンビ”が、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む異色のリーガル・エンターテインメントだ。プロデュースと演出は、新井順子×塚原あゆ子コンビで、西田征史が脚本を務める。
「未成年のゲーム高額課金事件」から事件が発展
第2話では、母・相田瑛子(木村佳乃)が小学生の息子・孝多(小林優仁)が内緒でスマホゲームに課金して、ゲーム会社から高額請求され困っているため返金してもらいたいと相談。羽男は当初、「未成年者取消権」を主張するが、事件を調べて行く内に何者かが不正アクセスし、孝多のアカウントで課金をしている不正アクセス問題も発覚。犯人は塾講師(富田望生)で、孝多の同級生を脅して課金させていたことが明らかになった。
彼女は自分が親に恵まれなかったことから、受験のために塾に通っている小学生を妬んでいたといい、「皆”親ガチャ”で当たり引き当てた勝ち組でしょ!?うちの親は『諦めろ』しか言わなかったのに…」と言い放ち、羽男は「くっだらねえ、自分の人生に不満があるからって矛先他人に向けんなよ」と呆れた。
石子(有村架純)、“親ガチャ”を理由にした犯人に伝えた言葉
「私は皆が自分が恵まれているってことを分からせてあげるために言ったんだよ」と生徒たちに向かって笑顔で話す彼女に、石子は「本物のガチャガチャは不良品だった場合交換できますが、親ガチャに関しては不良品だったとしても交換を命ずる法律はありません」と生まれてくる環境によって違いが生まれることは認めながら、「でもだからといって生まれ落ちた環境を受け入れるしかないとは思いません。ひどい親が存在するのは事実ですから、そういう場合はぜひ声をあげていただきたい」とパラリーガルの立場として法律に頼ってほしいと訴え。石子は当初、瑛子が毒親で受験勉強を無理やりさせているのではないかと疑っていたが、瑛子はダブルワークをしながらシングルマザーとして孝多を育てており、孝多が最初に自分で課金をしたのも、自分の受験が負担になっていると母親を思って塾を辞めようとしていたためだった。お互いを思い合って行動していた相田親子へ思いを馳せ、「でも多くの親は頑張って努力していると思うんです。多くの子供も期待に応えようと頑張って子供しています。そういう親子の関係を『当たりだ』『外れだ』っていうのは何の意味があるんだろう…」と“親ガチャ”という言葉へ率直な疑問を呈した。
さらに、事件が解決した後、自身も母子家庭で育てられ、東大を卒業した石子は、母子家庭で受けられる手当の一覧を瑛子に渡し、「こういうルールを知っていたらもう少し楽にさせてあげたかもしれないって思うと今でも悔しいんです」と打ち明けた。
“親ガチャ”石子(有村架純)の持論に反響
“誰にでも起こりうる珍トラブル”を扱うと思いきや、トラブルの違う側面がどんどんと明らかになり、現代にはびこる社会問題に鋭く斬り込む展開が初回から話題を呼んでいる同作。今回も予想の付かない展開と犯人で視聴者を驚かせ、“親ガチャ”に疑問を投げかけた石子のセリフに「よく言った!」「まさか親ガチャを題材にした話とは」「普通のガチャとは重みが違うよね」「石子のセリフに考えさせられた」とネット上に続々と反響が寄せられている。(modelpress編集部)
情報:TBS
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