杉野遥亮「ユニコーンに乗って」須崎功役の手応えと苦労「言葉が出てこない」

永野芽郁主演「ユニコーンに乗って」

本作は、教育系スタートアップ企業「ドリームポニー」の若き女性CEO・成川佐奈（永野）のもとに、ある日突然、自分の会社の雰囲気とは全く異なるおじさんサラリーマン・小鳥智志（西島秀俊）が部下として転職してきたことで、仕事に恋に奮闘しながら、夢に向かって真っすぐ生きる主人公たちの成長を描く “大人の青春”ドラマ。杉野はドリームポニーの共同創設者でCTO（技術責任者）の須崎功を演じる。

杉野遥亮、須崎功役の手応えと苦労を語る

第4話の撮影直後に、同取材会に応じた杉野は、須崎を演じるにあたって意識していることや工夫していることを聞かれると「やることはどの作品でも変わらないんですけれど、今回 “難しいな”と思っているのが、同じ会社で仕事をしている中で佐奈に対する感情（を表現すること）が難しいなと思っていて、どこまで表情に出ていていいのか繊細にやっていかないといけないなと」と吐露し、須崎を演じていて面白い部分については「ドリームポニーにおいて、須崎の立場がしっかりしていないと会社がお遊びの延長線上になってしまいそうで、そうなってはいけないなと思っているし、技術的なことをちゃんと把握していないといけないと思っているので、セリフにある専門的なところを理解しながら撮影しています。特に小鳥さんが登場してからすごく成長して、変化が沸き起こってくるので、そういったところでは伸びていく人だなと思って楽しいです」と語った。

また、本作の撮影を通じ「この作品で、俳優として、人としてちょっとずつ成長しているなっていうものが自分の中にあります」と手応えをにじませた杉野だが、苦労もあるそうで「技術系の話になると状況が頭に入りづらいので、反復したり、相手の言っている意味をちゃんと理解していないといけないので、そこには集中力を使います」と言い、エンジニア役の坂東龍汰とセリフ合わせをしているそうで「話している内容は理解しているんですけど、自分がセリフを言うってなったときに、ちゃんと役になってないとその言葉が出てこないんです。なので、そこはちゃんと馴染ませて、しっかりと掴むために、お付き合いしてもらいました」と努力を明かした。

杉野遥亮「ユニコーンに乗って」3話の注目ポイント語る

さらに、3話では須崎が佐奈と共に起業したきっかけや、出会った頃の話が出てくるそうで、お金持ちの家に生まれながら会社を継がない選択をした須崎の生き方に共感できる部分はあるか尋ねられると「わからないです。だってお金持ちの家の子ではないですし」と言い、クランクインは3話から行われたそうで「3話は難しかったんです。回想シーンとか、描写シーンもあって、そこに関しては断片的でもあるので、感情をどうもっていけばいいのか、撮影までわからないところも正直ありました」と告白しつつ、「チラッと予告を見させてもらったら、現在パートと過去パートが繋がっていき、面白いことになっているんじゃないかなと思いました」と期待を寄せた。

そんな3話での注目ポイントを聞かれると「やっぱり現在パートですね。演じていてすごくいい瞬間がありました。（1話、2話とは）視点が変わって、須崎の視点もあって、須崎が佐奈のことをどう見ているかという回でもあるので、3話からまた違った見え方や、作品が1話、2話より多面的になってくるのかなと思います」と語った。

杉野遥亮、10年後の目標とは？

そして、本作の内容にちなみ、もし、教育系アプリで学ぶとしたら何を学びたいか質問されると「英語！」と即答し、10年後の目標については「もっと自由になっていればいいなと思います。毎日ストレスなく生きていければいいなとも思います」と杉野節で答えた。

杉野遥亮、DISH//の主題歌は「ドラマとマッチしている」

なお、DISH//が担当している主題歌『しわくちゃな雲を抱いて』や、劇中曲を聞いての感想を求められると「DISH//さんの曲はこの作品に寄り添って、すごく爽やかな音楽が流れたり、エンディングに向けて駆け抜けていく感じがドラマとマッチしているんじゃないかなと思っています」と笑顔で語り、「1話の始まりに流れた曲も青春感があって好きでした。ワクワクする始まり方でした」と声を弾ませた。

最後に、視聴者へメッセージを求められると「回を追うごとにアプリの開発も進んでいきますし、3話で功のバックボーンが描かれたり、佐奈との出会いが描かれたり、この先、登場人物たちそれぞれの関係が少しずつ深くなっていき、どんどん切なさやすれ違いの深さも増していきます。そういったところも一緒に楽しんでいけたらなと思います」とアピールした。（modelpress編集部）