坂口健太郎「おかえりモネ」菅波先生のモデル医師ドキュメンタリーでナレーション「とても光栄」
2022.07.01 12:30
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俳優の坂口健太郎が、2日放送のテレビ朝日系テレメンタリー2022『うちのセンセイ ― 元東大病院医師のつくる道 ―』(午前4:50~5:20※放送日時は系列各局によって異なる)のナレーションを担当することが決定。自身が演じた役のモデルとなった医師のドキュメンタリーに、声を吹き込む。
坂口健太郎「おかえりモネ」菅波先生のモデル医師ドキュメンタリーでナレーション
テレビ朝日系列の全国24社が共同で制作している、ドキュメンタリー番組『テレメンタリー2022』。系列各局が週替わりで制作を担当し、独自の視点で競作している。今回は、東日本放送制作『うちのセンセイ ― 元東大病院医師のつくる道 ―』を放送。宮城・登米市で在宅診療に取り組む元東大病院医師・田上佑輔(たのうえ・ゆうすけ)さん(42)の姿を追うドキュメンタリーである。田上さんはNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』(2021年)の人気キャラクター“菅波光太朗”のモデルとなった人物でもあり、今回、同ドラマで菅波を演じて反響をよんだ坂口がナレーションを担当することとなった。
持続可能な地域医療を目指す医師に密着
人口約7万5000人、宮城県北部の登米市にある“やまと在宅診療所登米”で院長を務めている田上さん。宮城、岩手、神奈川で7つの診療所を運営する医療法人の理事長でもある。かつて、田上さんは東大病院の腫瘍外科医として将来を嘱望していた。地域医療に目を向けたきっかけは、2011年の東日本大震災だ。医療ボランティアとして沿岸部の避難所に駆けつけ、その後、登米市で市民病院の休日の宿直を担当。宮城と東京を行き来する中で、“かかりつけ医”の重要性に気づいた。
田上さんは東大病院を辞め、32歳で在宅診療専門の診療所を開設し、在宅診療の現場に飛び込んだ。“少人数の医師が、地方に移り住み、地域医療を担う”というイメージがある、地方での在宅診療。田上さんは複数の医師によるチーム制を打ち出し、医師が都市部と地方を行き来しながら診療するという仕組みを通して、地方の医師不足の解消を目指している。医師たちは、看護師やアシスタント、IT機器の助けを借り、それぞれのライフスタイルにあわせて働く。
在宅診療に取り組んで9年。田上さんは、医師と患者が出会い、ともに新たな道を見つける、そんな地域医療を届けたいという。そして、その活動は全国の自治体から熱い注目を集めている。
坂口健太郎「先生の生き様を感じてもらえたら」“声”で活動にエール
昨年、『おかえりモネ』で坂口が演じた若手医師・菅波のモデルとなったことでも大きな話題をよんだ田上さん。同ドラマでは、医事考証も手がけた。今回、その縁から東日本放送スタッフがナレーションをオファーしたところ、坂口は依頼を快諾。ぬくもりあふれる穏やかな声で、田上さんの軌跡と奮闘、そして地域医療の課題を伝えている。収録を終えた坂口は「田上先生が今まで培ってきたことを、声を吹き込むという形で参加させていただけたこと、とても光栄に思います。地域医療と人々を繋ぐ田上先生の生き様を感じてもらえたら嬉しいなと思います」と、今回のナレーションにこめた思いをコメントした。(modelpress編集部)
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