「JC・JK流行語大賞2022上半期」発表 “空前の平成初期ブーム”が反映<ヒト・モノ・アプリ・コトバ部門>
2022.06.30 11:00
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30日、「JC・JK流行語大賞2022上半期」におけるヒト、モノ、アプリ、コトバの4部門トップ5が発表された。
「JC・JK流行語大賞2022上半期」
本大賞は、Z世代向けのマーケティング支援などを手がける会社が、トレンドのリサーチが得意な全国の女子中高生からなるマーケティング集団“JCJK調査隊”の精鋭メンバーの選考結果をもとに、2022年1月から6月までのトレンドをまとめた「2022年上半期の流行語大賞」を、「ヒト・モノ・アプリ・コトバ」の4部門に分けて発表している。ヒト部門トップ5
1位 IVE2位 マカロニえんぴつ
3位 高橋文哉
4位 にじさんじ
5位 ばんばんざい
1位 IVE
「JC・JK流行語大賞2019」ヒト部門2位にランクインしたIZ*ONE出身のメンバー2名が所属している6人組韓国アイドルグループが1位の座を獲得。IVEは、2022年JC・JKトレンド予測で流行を予測され、見事予測が的中。K-POP出身の新人グループが豊作と呼べる本年において代表的なアーティストとなった。圧倒的なビジュアルはもちろん、耳に残るメロディーや特徴的な振り付けから「TikTokで真似して踊ってみた」と多くの女子中高生の憧れの的に。2位 マカロニえんぴつ
結成10周年を迎えた4人組ロックバンド、マカロニえんぴつは、2022年JC・JKトレンド予測で流行を予測されていた。ヒット曲「なんでもないよ、」「恋人ごっこ」を始めとした20代のボーカルはっとりが書くエモさとリアルさを持ち合わせた歌詞に「共感しかない」と女子中高生から多くの注目を集めている。3位 高橋文哉
Z世代俳優の高橋文哉さんが見事3位に。AbemaTVの恋愛リアリティーシリーズ「太陽とオオカミくんには騙されない」でブレイクした後、俳優として活躍し、若い世代から人気を獲得。2022上半期を代表する俳優となった。「今最も好きな俳優」として女子中高生から支持を集めている。4位 にじさんじ
VTuberブームを牽引するバーチャルライバーグループにじさんじが4位にランクイン。中心メンバー「葛葉」の歌ってみた動画は再生回数が3000万回超えを連発しており「VTuberの域を超えた」という女子中高生の意見が多くあがった。配信も面白いとYouTubeに膨大な時間を割く多くの女子中高生から支持されているようだ。5位 ばんばんざい
男女3人組YouTuberのばんばんざいがヒト部門で5位にランクイン。ドッキリ動画が面白すぎると話題になり、その後TikTokメドレー動画など流行の発信源としても注目を集めている。上手すぎる歌ってみた動画と普段のゆるさのある動画とのギャップに「色んなばんばんざいを見てみたい」という女子中高生の意見が多く見受けられた。<ばんばんざい 受賞コメント>
この度、JC・JK流行語大賞2022上半期ヒト部門5位いただきました!ありがとうございます!ずっとランキングに載ってみたいねという話をしていたのでまさか叶うと思ってなかったです。ありがとうございますJCJK!これからもばんばんざいの応援お願いしますJCJK!
モノ部門トップ5
1位 SPY×FAMILY2位 生ドーナツ
3位 ギャルピース
4位 MBTI診断
5位 ホカンス
1位 SPY×FAMILY
Netflixで6週連続1位を獲得し漫画配信サービス「少年ジャンプ+」では総閲覧数が4億PV超えを記録するなど、2022年上半期の女子高生を象徴するコンテンツに。本流行語大賞でコトバ部門2位にて本作の登場人物である「アーニャ」が選出されており、アーニャのかわいさにメロメロになった女子中高生が多かった。TikTokの音源としてもバズっており「初めてアニメにハマった」という女子中高生の意見も多く聞かれた。2位 生ドーナツ
新食感で話題の「生ドーナツ」が2位にランクイン。人気パン屋さんの新店舗から火がついた生ドーナツ。「3~4時間待つかいがある」とコロナ流行が落ち着いた今、女子中高生の熱い支持を集めた。また、多くの飲食店が新商品として生ドーナツを販売し始めており、盛り上がりが加速している。3位 ギャルピース
ピースを逆さにした流行ポーズ、ギャルピースがモノ部門3位にランクイン。本流行語大賞でコトバ部門3位にてランクインした「ギャル超かわいい」の音源と共に、TikTokで火がつき「今一番流行りのポーズ」と女子中高生から高い評価を得ている。90年代にも同様のポーズが流行したことから、Y2Kの流れを大きく汲んでいるのがZ世代ということが分かる。4位 MBTI診断
昨年の「JC・JK流行語大賞2021」でモノ部門3位にランクインした「骨格診断」など、診断系が今Z世代で盛り上がっている。診断サイトで質問に答えると、16の性格タイプに分けられることから自分の性格が客観的に理解できると火がついたようだ。また、韓国でも流行しておりアイドルたちがこぞって診断した結果から「推しと同じMBTIで運命感じる」と女子中高生から人気を集めている5位 ホカンス
ホテルでバケーション気分を味わえるホカンスは、2022年JC・JKトレンド予測で流行を予測し、見事予測が的中。昨年当社が行った「JC・JK流行語大賞2021」モノ部門4位に選出された「渡韓ごっこ」を始めとした“おしゃれなホテルで気軽に海外旅行気分を味わえる”ことから人気を集め、Instagramの投稿の雰囲気もおしゃれすることができるため「誕生日はホカンスしたい」という女子中高生の意見が多く見受けられた。アプリ部門トップ5
1位 SHEIN2位 Picsart
3位 charging play
4位 Lemon8
5位 NOMO CAM
1位 SHEIN
海外通販アプリSHEINは昨年の「JC・JK流行語大賞2021」でもアプリ部門3位を獲得。ついに、今回の大賞では1位に上り詰めた。特に値段の手頃さから人気が根強くインフルエンサーを巧みに起用したプロモーションから「YouTube見てると欲しくなる」というファッション好きの女子中高生の意見が多く見受けられた。2位 Picsart
Picsartは、2022年JC・JKトレンド予測で流行を予測し、見事予測が的中。写真・動画加工アプリとして人気のあるPicsartだが、特に人気が高いのがInstagramに投稿する際に欠かせない渦巻き加工。「盛れてなくてもなんとかなる」と更に、Instagramが手放せない女子中高生から熱い支持を集めている。3位 charging play
TikTokでバズった充電すると動画が自動再生されるアプリ「charging play」が3位にランクイン。充電する際のアニメーションがかわいすぎると話題になり、自身で編集した推しの動画も自動再生に追加できることから「充電するのが待ち遠しい」という女子中高生が増えたようだ。4位 Lemon8
TikTokの運営会社が新しくリリースしたことで話題になっているコミュニティアプリ。ビューティーやファッションなど幅広いアイデアが探せることから「ネクストブレイクアプリ」との女子中高生からの呼び声も高い。購入品紹介やおすすめ紹介が良く見られ購入する際の参考にする女子中高生が多くいるようだ。5位 NOMO CAM
写真アプリ「NOMO CAM」が5位にランクイン。写真を撮った後、チェキのようにスマホを振ることで現像される新感覚の写真アプリ。2018年から定期的にバズっており、今年上半期にTiktokで特にバズったことから、撮影への努力を惜しまない女子中高生の必須ツールとして浸透している。コトバ部門トップ5
1位 平成レトロ2位 アーニャ
3位 ギャル超かわいい
4位 好ハオ
5位 切り抜き
1位 平成レトロ
2022年JC・JKトレンド予測で流行を予測し、見事予測が的中。昨年行ったJC・JK流行語大賞2021コトバ部門4位に選出された「平成ギャル」を始めとした空前の平成初期ブームが本格的なものとなり、「平成レトロ」が女子中高生の2022年上半期を代表するコトバに。本流行語大賞でモノ部門3位にてランクインしたギャルピースや、ルーズソックスなど世界中で流行しているY2Kが女子中高生の流行を席巻していることが分かる。2位 アーニャ
本流行語大賞でモノ部門1位にて選出された「SPY×FAMILY」のキャラクター、アーニャがコトバ部門2位にランクイン。TikTokではアニメ内のアーニャ声を使用した音源などが作られ、有名インフルエンサーが音源に合わせて愛嬌を披露している姿がよく見られた。その盛り上がりから「今一番コスプレしたいキャラ」という女子中高生の意見が多く聞かれる。3位 ギャル超かわいい
TikTokでバズりまくった「ギャル超かわいい 遊びたいかわいい子がいい」という音源から生まれた「ギャル超かわいい」が3位を獲得。音源の流行に乗り、韓国語バージョンの音源が誕生。音源を使用した投稿数は170万投稿を超え、世界中でバイラルすることに成功した。ギャルピースと共にプリクラの落書きとして頻繁に使用する女子高生が多く聞かれた。4位 好ハオ
単語をあえて中国語で発音し語感を楽しむ「好ハオ」が4位にランクイン。主にTwitterやInstagramのキャプションで、推しや好きな人を褒め称える際によく使用される。「◯◯しか勝たん」の表現の2022年版とされ、多くの女子中高生のSNSで使用された。例)待って、ビジュ良すぎて好ハオ
5位 切り抜き
「切り抜き」は昨年の2022年JC・JKトレンド予測で流行を予測し、見事予測が的中。YouTubeで人気の切り抜きジャンルにあたる言葉だが、YouTubeの切り抜きを更に切り抜いたTikTok動画も多く存在しており、大コンテンツ時代を生きるZ世代には無くてはならないジャンルになっている。“空前の平成初期ブーム”“ステイケーション消費”が反映された結果に
2022年上半期の流行をふり返ると、2022年JC・JKトレンド予測で予測した“空前の平成初期ブーム”が的中しており、「ギャルピース」や「平成レトロ」などを中心に、平成カルチャーに多くの女子中高生が熱狂していることが分かる。また「生ドーナツ」や「ホカンス」などコロナ流行が落ち着いてからも、旅行などの遠出をしなくても近場で同じくらい楽しめる“ステイケーション消費”をする女子中高生の姿も多く見られた。(modelpress編集部)
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