香川照之「六本木クラス」出演決定 竹内涼真が復讐誓う宿敵に
2022.05.31 06:00
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俳優の香川照之が、7月スタートの竹内涼真が主演を務めるテレビ朝日系木曜ドラマ『六本木クラス』(毎週木曜よる9時~)に出演することが決定した。
竹内涼真主演「六本木クラス」
絶望の淵に立たされた青年が復讐を誓って、金と権力を振りかざす巨大企業に屈することなく仲間と共に立ち向かっていく姿を、下剋上を主軸にラブストーリー、そして青春群像劇を交錯しながら描いた「梨泰院クラス」。息をもつかせぬスピーディーかつ胸アツな展開で2020年1月から3月に韓国で放送されるとヒット、2020年3月よりNetflixで配信されると日本でも社会現象を巻き起こすほどのブームを起こしたこの話題作を、2022年7月に日韓共同プロジェクトとしてテレビ朝日がリメイクした。ジャパン・オリジナル『六本木クラス』として竹内を主演に迎え、ダブルヒロインの新木優子、平手友梨奈、そして早乙女太一、鈴鹿央士という豪華出演が続々と発表されると、SNSをはじめ世間では反響を呼んでいる。
香川照之「六本木クラス」出演決定
そんな中この度、本作の最重要人物の1人で竹内演じる宮部新が復讐を誓う宿敵が解禁。巨大飲食企業のドンで絶対的権力者として、テレビ朝日の連続ドラマ初レギュラーとなる香川が出演する。『半沢直樹』シリーズや『99.9-刑事専門弁護士-』シリーズ、『日本沈没-希望のひと-』をはじめ、これまであまたの作品で幅広い役を演じ、見る者すべての感情を揺さぶり、惹きつけてきた名優・香川が本作で挑むのは、飲食産業の頂点に君臨する長屋ホールディングス会長・長屋茂。一代でトップの座を築いた茂は、長屋ホールディングスのためなら手段を選ばない非情な人物である。あることをきっかけに新を絶望の淵に追いやり、やがてどん底から立ち向かってくる新を何かと意識して、あらゆる手段で立ちはだかっていくことに。
香川照之、“悪役”への思い語る
実は香川は、これまでも「実在の人物を演じる時以外は原作に触れないというやり方で何十年とやってきている」といい、今回もあえて『梨泰院クラス』を見ないで撮影に入ったという。「演じていて全部が新鮮ですし、視聴者も原作を見ている人、見ていない人がいて、合わせたら100%ですから、キャストの中でも見た上で挑む人がいる中で、僕は見ていない人代表としてアプローチすることで、両側からアプローチして視聴率100%狙います!」と意気込みを語る。ただ、これまでと唯一違うのは、「演じ終わったシーンから『梨泰院クラス』のそのシーンを見て、取返しのつかない過去の方を未来にしているっていうね。撮り終えたシーンが原作ではどうなっているのかを見るのが、本当に楽しみで」と意外な裏側を明かした。
そんな独自のアプローチで香川が挑む長屋茂役は、冷徹非道な揺るぎない「悪」を体現する人物。これまで数々の悪役を演じてきた香川だが、演じる際は「人間の『悪』の気持ちというのは誰にも負けずにやりたいと思っている」と明かし、それだけに長屋茂のことも「ぜひ『憎たらしい』と思って見ていただければと思います」と語った。香川が一体どんな“長屋茂”を生み出すのか。
香川照之、竹内涼真と初共演
本作が初共演となる竹内と香川。実は以前会う機会があり、その際、香川は竹内に対して「大きくて甘いマスクの二枚目だな」という印象を抱いたが、久々に本作で再会した際には「髪型を変えられていて、竹内さんのこの役に対する意気込みを感じて、竹内さんに見えませんでした」と語り、印象をガラリと変えるほど竹内の本気を感じた。一方の竹内は、「香川さんが出演なさっている映画やテレビは、今まで多く拝見させていただきましたが、中でも『アンフェア』(2006年)で演じられた役の香川さんが大好きで、中学生の頃、毎週テレビの前で楽しみにしていました」とかねてからファンだったことを明かし、「長屋は、新を掻き立てる存在。僕も本気でいきますし、香川さんもきっと本気でぶつかってくださると思うので、これからどうなっていくのか楽しみです」とやる気をみなぎらせた。
竹内、そして香川が本気で挑む本作。2人の激アツな演技合戦、そして宮部新と長屋茂が繰り広げる緊迫の対立。『六本木クラス』がこの夏を、さらに熱くさせる。(modelpress編集部)
長屋茂役(ながや・しげる)/香川照之コメント
<役紹介>日本の外食産業トップに君臨する長屋ホールディングス会長で創業者。1軒の定食屋から始めて、巨大コンツェルンを作り上げた外食業界の生ける伝説で、長屋ホールディングスに人生を捧げている。長屋の成長のためなら手段を選ばず、常に利益を追い求める非常に強欲な人物。好きな言葉は「弱肉強食」。
<コメント>
今回お声がけいただけたことは、嬉しいというよりはプレッシャーではありますが、大変ありがたいなと思いました。僕がやれることを精いっぱいやって、粛々と悪役を演じさせていただきます。僕は悪役を演じる時に、人間の「悪」の気持ちというのは誰にも負けずにやりたいと思っているので、ぜひ「憎たらしい」と思って見ていただければと思います。
竹内涼真さんとは初めて共演をさせていただくのですが、以前、同じスタジオで別の作品を撮影している際にお会いさせていただいたことがあって、その時は大きくて甘いマスクの二枚目だなと思いました。でも、今回撮影に入る前に本読みでお会いした時は髪型を変えられていて、竹内さんのこの役に対する意気込みを感じて、以前お会いした時の竹内さんには見えませんでしたね。役者が髪の毛を切ったり伸ばしたりするのは、役に本気でアプローチしているということが伝わる工程なので、もちろん髪の毛は一瞬で切れますけど、その意気込みがいいですよね。他の方々も髪型やメイクも含めて、とても肉薄しようとされていましたし、何よりも皆さんこれ以上ないキャスティングだなと感じました。
実は僕は『梨泰院クラス』は見ないで作品に入ったのですが、これまでも実在の人物を演じる時以外は原作に触れないというやり方で何十年とやってきているんです。演じていて全部が新鮮ですし、視聴者も原作を見ている人、見ていない人がいて、合わせたら100%ですから、キャストの中でも見た上で挑む人がいる中で、僕は見ていない人代表としてアプローチすることで、両側からアプローチして視聴率100%狙います!
ただ、普段は最後まで原作を見ないのですが、今回唯一違うのは、演じ終わったシーンから『梨泰院クラス』のそのシーンを見て、取返しのつかない過去の方を未来にしているっていうね、撮り終えたシーンが原作ではどうなっているのかを見るのが本当に楽しみで。「あぁ、こうやったんだ!」とか「これはいい役作りだな」と思ったりして、見なくて良かったなと思ったりしています。見ていたら、僕いい子なんで真似しちゃうんですよ、意外に素直なので(笑)。そんな見ていない側の作品へのアプローチを、この長屋茂という役を通して楽しんでいただければなと思っています。
宮部新役:竹内涼真コメント
香川さんと共演させていただくのは、めちゃくちゃ楽しみです。香川さんが出演なさっている映画やテレビは、今まで多く拝見させていただきましたが、中でも『アンフェア』(2006年)で演じられた役の香川さんが大好きで、中学生の頃、毎週テレビの前で楽しみにしていました。これまでスタジオですれ違うことはあったんですけど、お芝居をご一緒する機会はなかったので、今は早く現場でお芝居したい気持ちでいっぱいです。長屋茂は、新にとってある意味エネルギーというか掻き立てる存在。僕も本気でいきますし、香川さんもきっと本気でぶつかってくださると思うので、これからどうなっていくのか楽しみです!
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