「鎌倉殿の13人」八重(新垣結衣)が迎えた“ラスト10分”の結末にロス広がる 脚本にも注目
2022.05.30 12:31
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俳優の小栗旬が主演を務めるNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(毎週日曜よる8時~)の21話が29日に放送された。八重(新垣結衣)の迎えた結末に衝撃と悲しみの声が寄せられている。<※ネタバレあり>
小栗旬主演「鎌倉殿の13人」
2004年「新選組!」、2016年「真田丸」に続く3度目の大河脚本となる三谷幸喜氏が今回描くのは、鎌倉幕府二代将軍・源頼家を支えた家臣13人による権力のパワーゲーム。大河初出演となる新垣は、北条義時(小栗)の初恋の人にして、源頼朝(大泉洋)最初の妻・八重を演じる。八重(新垣結衣)の行方は?
長年想いを寄せていた八重(新垣)と結ばれた義時(小栗)。ある日、八田知家(市原隼人)から両親を亡くした少年・鶴丸(佐藤遙灯)を引き取るよう頼まれる。鶴丸は、義時と八重の息子・金剛(森優理斗)や八重が引き取った孤児たちと一緒に暮らし始める。そんな中、八重と子どもたちは三浦義村(山本耕史)に連れられて川遊びに出かける。すると、義村と八重が目を離した隙に、鶴丸は1人で川の真ん中で取り残されてしまう。鶴丸の様子に気付いた八重は、かつて川に沈められて亡くなった頼朝との間の息子・千鶴丸(太田恵晴)と鶴丸を重ねる。八重は「千鶴」と呟き、川へ飛び込み、命懸けで鶴丸を助けるのだった。
そして無事、鶴丸を救出し、岸に戻ろうとする八重。そんな彼女の姿を、義村が見つける。川に入った義村は八重から鶴丸を預かると岸へ上がり、鶴丸の様子を伺う。その時、金剛が「母上!?」と声を上げた。その声に気付いた義村が川に目を向けると、八重の姿が見当たらない。彼女は川に流されてしまったのだ。
放送終盤では、御家人たちが川に流された八重を捜索する展開に。八重を心配する北条政子(小池栄子)の前に、仁田忠常(ティモンディ・高岸宏行)が見つかったと報告にやってくるものの、忠常は涙を流しながらその場で崩れ落ち、政子は八重の安否を悟ったのだった。
八重(新垣結衣)のラストに衝撃の声
このラスト10分で起こった突然の悲劇に、視聴者からは「嘘でしょ!?」「残酷すぎる…」「心が追いつかない」など反響が続出。また「八重さん戻ってきて…」「八重さんロス」と八重を惜しむ声が相次いだ。また、川で溺れる鶴丸と川に沈められて亡くなった息子・千鶴丸を重ね合わせ、救出するも、八重自身も川で亡くなるといった“軸の繋がり”を生み出した脚本にも注目の声が。辛い過去を回顧し、鶴丸を助けたシーンは、八重の生き様を象徴した。だからこそ、この結末がより一層悲しみと苦しさを際立たせている。
鎌倉殿の13人」ストーリー
1180年、源頼朝は関東武士団を結集し平家に反旗を翻した。北条一門はこの無謀な大博打に乗った。頼朝第一の側近となった義時は決死の政治工作を行い、遂には平家一門を打ち破る。義時は、2人の将軍の叔父として懸命に幕府の舵を取る。源氏の正統が途絶えた時、北条氏は幕府の頂点にいた。都では後鳥羽上皇が義時討伐の兵を挙げる。武家政権の命運を賭け、義時は最後の決戦に挑んだ―。
「鎌倉殿」とは鎌倉幕府将軍のこと。頼朝の天下取りは13人の家臣団が支えていた。頼朝の死後、彼らは激しい内部抗争を繰り広げるが、その中で最後まで生き残り、遂に権力を手中に収めたのが、13人中もっとも若かった北条義時である。(modelpress編集部)
情報:NHK
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