坂口拓、園子温監督の性加害報道巡り謝罪 善意で飲み会開催も「後悔しています」

園子温監督、直筆文で謝罪

一部週刊誌の記事内にて、複数の女性から、性行為を強要されたことを告発された園監督。記事内で1人の女性は、俳優「T」の自宅で開かれた飲み会に参加したことを明かし、後日「T」からの連絡があり直接会ったところ、園監督の部屋に誘われたことなどを語っている。

「今回、皆さんに謝罪したいことがあり動画を回しています」とした坂口は、“某監督”の記事に登場する「T」について「私、坂口拓です」と告白。「10年前のこととはいえ、不快な思いをさせた方がいるのであれば、この場を借りて謝罪したいと思います。大変申し訳ございませんでした」と、頭を下げ謝罪した。

坂口は「10年前のことなので細かいことは覚えていないのですが、確かに私を含めて、若手の役者さんで飲み会を何回か行っていたことは事実です」と説明。しかし「全く後ろめたい思いはなくて、応援したい役者さんに対して、飲み会の場を通じて縁が広がったり、仕事がつながったり、頑張ってくれたらいいなという思いだけでした」と、園監督の性加害につなげるような後ろめたい思いはなかったと弁明した。

続けて「嫌な思いをする人がいないようにと注意を払っていたのですが、このような状態になって、後悔しています」とし、「当時の自分は役者として苦しい状況にありました。そんな中でもまだそばにいてくれた仲間や友人、業界の方々に対して感謝を今もしていますし、自分の周りにも何かを与えられるような人間になれればという思いで、そういう場をもうけて、映画作りに少しでも手助けできればという思いでやってました」と釈明。

「ただ、それがきっかけでこのような嫌な思いをさせてしまった人がいるのであれば、それは私の責任です。大変申し訳ありませんでした」と再び頭を下げた。

また「真摯に受け止めて、これからも自分はやっていきたいと思っています」とし、ファンと仕事の関係者に対しても「心配のコメントとかメッセージをたくさんいただいております。ネット上でいろいろな情報が飛び交っております。不安や不信感を与えてしまったことは本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。

「反省すべきことは反省して、今後の俳優活動に、もう一度襟を正し、全身全霊をかけて、アクション俳優坂口拓は走り続けます」と気持ちを引き締めるとともに、改めて謝罪と周囲への感謝の言葉でしめくくった。

園子温監督、直筆文で謝罪

一方園監督は、5日付の直筆文で「関係者の皆様にご迷惑とお騒がせをしてしまいました事、また作品を見てくださった視聴者の方を含め、皆様にお騒がせをしてしまっていることにつきまして、深くお詫びいたします」と謝罪。「映画監督としての自覚のなさ周りの方々への配慮のなさを自覚し、今後のあり方を見直したいと思っております」とした。

しかし「今回の週刊誌報道の記事については事実と異なる点が多く、自分自身以外への関係者にも多くのご迷惑がかかっていることを考慮し、代理人を通じて、しかるべき措置をとって参る所存です」と報道に事実と異なる点もあることも指摘している。（modelpress編集部）