高畑充希、ミニワンピで美脚堂々披露 106公演が中止になった2年前振り返る「稽古場にただただ行きたかった」<ミス・サイゴン>
2022.02.07 12:25
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女優の高畑充希が7日、都内で行われたミュージカル「ミス・サイゴン」日本初演30周年記念公演製作発表会に昆夏美、屋比久知奈、市村正親、駒田一、伊礼彼方、東山義久とともに出席。同作が中止となった2年前を振り返った。
高畑充希、2年前からのリベンジ
1989年にロンドンで初演されて以降、30年以上愛される不朽の名作「ミス・サイゴン」。ベトナム戦争陥落間近のサイゴンを舞台に、キャバレーで知り合ったベトナム人の少女キムと米兵クリスの悲恋を描いている。本来、2020年5月から9月にかけて上演される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大のため全国106公演が中止に。2年延び、「ミス・サイゴン」日本初演30周年というアニバーサリーイヤーに再集結が決まった。
キム役の高畑はミニ丈のワンピースで登場し、「2年前、立ち稽古の途中で解散になった。公演できないのも悲しいけど、せっかくみんなと楽しく稽古が始まったのにバラバラになるのかという寂しさも強かった。毎日みんなに会ったり楽曲を歌ったりするのが嬉しかった。稽古場にただただ行きたかった」と無念さを回想。
再び始動することになり「またあの日々が始まるのかと思うと楽しみ。2年延びて30周年になったことだし、パワフルな公演になると思うし、したい。楽しく稽古をして、いい舞台になったら。みんなと力を合わせて楽しくやりたい。最後まで走りきれたら最高」と意気込んだ。
高畑充希、キムの印象は?
キム役は高畑のほか、昆、屋比久も演じる。役について聞かれた高畑は「盲目的であり、熱くて滾っている。青い炎や静かな湖のイメージだけど、その中でボコボコと燃えるマグマが隠れている人」と解釈を紹介しつつ、「前回お稽古する中で毎日考え方が変わって、周りの影響も受けた。なので、今“キムはこうなります”と一概に言える自信がない」とした。続けて「キムはキャラクターではあるけれど、ある女の子の話なんだなって思う。ある女の子がああいう状況に置かれたときにどういう選択をするのか、というお話。だからキムが3人いるのも素晴らしい。それぞれ違うキムになる。ほかのキムに刺激やインスピレーションをもらって自分なりのキムを探す稽古期間になる」と語った。
高畑充希、市村正親との共演に歓喜
2022年は「ミス・サイゴン」が日本で初演されてから30年という節目。1992年4月の初演から唯一出演し続けているエンジニア役の市村は「30周年やれるのは幸せ」と笑顔で、「これが最後とは言いません。足腰が立つ限り、エンジニアをやっていきたい。年は年ですけど元気な73歳で~す!」とお茶目に挨拶した。高畑は、市村と共演することに「すごく嬉しい」といい、「市村さんは『スウィーニー・トッド』でご一緒してそこから親しくさせていただいている。『ミス・サイゴン』は憧れで、自分にできるはずないと思いながら過ごしていたけど、オーディションで決まってできることになった。また市村さんと同じ舞台に立てているのかという喜びが大きい」と喜び。「大先輩で大尊敬ですけど、市村さんと一緒に立ててワクワクして楽しいという気持ちが勝っている」と声を弾ませた。
なお、この日の会見はコロナ対策のため終始マスクを着けて実施された。(modelpress編集部)
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