吉沢亮&北村匠海、兄弟役の舞台開幕「とてつもない衝撃作だと実感」「全てが新鮮」<マーキュリー・ファー>
2022.01.29 19:00
俳優の吉沢亮と北村匠海が出演する舞台『マーキュリー・ファー』が28日、世田谷パブリックシアターにて初日を迎え、コメントが到着した。
吉沢亮&北村匠海、初日迎えた心境語る
初日を終えた吉沢は「全身が疲れているはずなのに、アドレナリンが出過ぎて、目がバキバキです。はじめてお客様の前でお芝居して、皆さんの空気を生で感じ、改めてとてつもない衝撃作だと実感しました」と心境を明かし、「これから約1ヶ月半、全力でエリオットとして生き続けるので、お楽しみに」と呼びかけた。一方北村は「混沌とした世の中で、日々少しずつ初日まで歩んできました。僕にとって、初めての舞台がこのマーキュリー・ファーです。全てが新鮮で、改めて芝居について考えさせられることも沢山ありました」と振り返り、「そしてなにより、この作品に宿っている“愛”を僕ら自身も噛み締めながら、一つ一つの言葉を大切に、皆様の心の中に届けて行けたらと思います」と意気込みをみせた。
演出の白井晃氏は「まず、この様な状況の中で本作が開幕できたことに安堵しています。そして、劇場に足を運んでくださった皆様にも心から感謝申し上げたいです」と感謝し、「7年前にこの作品を上演した時に、現実の世界が地続きになっているような恐ろしい感覚がありました。そして、今もなおその感触は間違いなく続いています。劣悪な環境の中で必死に生きていこうとする兄弟の姿は、この時勢の中、見えない恐怖と戦いながら必死に役を生き、演じ続ける俳優たちの姿と重なり胸を打つものがあります。新たな俳優陣との作業は、まるで別の作品を作っている様な刺激に満ちたものでした。明日からも彼らが繰り広げる世界が劇場の中で光を放ち続けられることを心から願っています」とコメントした。
吉沢亮&北村匠海「マーキュリー・ファー」
今作は、イギリスの劇作家フィリップ・リドリーが2005年に書き下ろし、日本では2015年に白井氏の演出によりシアタートラムで初めて上演した作品。生きること、愛することを渇望する兄弟を描いている。2月16日まで世田谷パブリックシアターで上演された後、長野、新潟、兵庫、愛知、福岡にてツアー公演を実施する。(modelpress編集部)
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