(左から)鈴木保奈美、堀田真由 (C)フジテレビ

堀田真由、SDGsドラマで主演決定 4年ぶり共演・鈴木保奈美の部下役<木のストロー>

2022.01.28 05:00

女優の堀田真由が、2月26日放送のフジテレビ系スペシャルドラマ『木のストロー』(15時30分~※関東ローカル)の主演に決定。女優の鈴木保奈美と約4年ぶりに共演する。

  

堀田真由「木のストロー」で4年ぶり鈴木保奈美と共演

(左から)鈴木保奈美、堀田真由 (C)フジテレビ
本作は、フジテレビ、BSフジ、ニッポン放送3波連合プロジェクト「楽しくアクション!SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)」の関連番組のひとつとして放送される。

堀田がフジテレビのドラマで主演を務めるのは「第32回フジテレビヤングシナリオ大賞」SDGs関連番組『サロガシー』(2021年3月)以来約1年ぶり、ならびに、フジテレビのSDGsドラマに2作品連続主演の抜てきとなる。また、鈴木との共演は連続テレビ小説『わろてんか』(2017年10月~2018年3月/NHK)以来、約4年ぶり。『わろてんか』では仲の良い親子の間柄を演じた堀田と鈴木だが、本作では厳しい上司と、彼女に認めてもらうために奔走する部下の間柄を演じる。

原案は、2019年大阪サミットをはじめとするG20のすべての会合で採用され、「第29回地球環境大賞農林水産大臣賞」「グッドデザイン賞」など数多くの賞を受賞した、世界初の“木のストロー”を開発・実現するまでの実話を描いた『木のストロー』(アキュラホーム 西口彩乃・著(扶桑社))。

(右)堀田真由 (C)フジテレビ
“木のストロー”は、国内外の多くのメディアが廃プラスチックや森林保全の問題を解決するサステナブルなアイテムとして紹介し、2020年ドバイ国際博覧会の日本館VIP記念品に選定された、今、世界中が注目するメード・イン・ジャパンアイテムのひとつだ。そんなサステナブルなアイテムを誕生させたのは、環境問題を考えたこともなく、ものづくりも未経験の住宅メーカー広報課勤務の女性。いわば“ド素人”の主人公が、数々の困難を乗り越えて、地球を救うかもしれない、世界初のアイテムをどのようにして生み出したのか?信念を貫き成功に導いた主人公の姿は、めまぐるしく変化する現代に生きるすべての人の背中を押す。

堀田真由、世界初のアイテム生み出した主人公を熱演

堀田真由 (C)フジテレビ
本作の主演を務める堀田は、住宅メーカー「オーセントホーム」の広報課に勤める主人公・若木陽菜(わかぎ・はるな)を演じる。理系の大学を卒業後、「オーセントホーム」に入社して大阪の営業課に配属。このたび、本社の広報課へ異動することに。一見、いまどきのどこにでもいる若者に見られがちだが、これと決めたら一心不乱に突き進む性格で、営業課では3年連続トップの成績を収めた。不慣れな新天地での勤務も、持ち前の明るさと行動力で人脈を築いていく。

「家を作り、家を売ること」が仕事だと考えていたが、「環境保全など、SDGsを達成するために企業として何ができるのか?」を発信し、実行することも企業の大きな社会的役割であることを知る。その矢先、豪雨による土砂災害などの甚大な被害が発生。実は幼少の頃、豪雨による土砂災害で自宅を失っていた陽菜は、「自分たちの取り組みによって、防げる災害があるのでは」と考えるようになり、間伐材を再利用した“木のストロー”をひらめく。後に世界を驚かせるアイテムを生み出すことになるのだが、その道のりは困難の連続だった。

(左から)鈴木保奈美、堀田真由 (C)フジテレビ
堀田は、自ら応募した、新人発掘イベント「オーディションフェス2014」で3万2214人の中から選ばれ芸能界デビュー。連続テレビ小説『わろてんか』(2017年下半期/NHK)、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(2019年1月期/日本テレビ)、映画『ハニーレモンソーダ』(2021年)など、さまざまなドラマや映画に出演。さらに、今春には声優に初挑戦した、主演アニメ映画『ブルーサーマル』(2022年)の公開が控えている。

その活躍は俳優業にとどまらない。バラエティー番組『坂上どうぶつ王国』(2018年10月~)にレギュラー出演、女性ファッション誌『non-no』の専属モデル、結婚情報誌『ゼクシィ』の13代目CMガールに抜てきされるなど、多方面で引っ張りだこの、今、注目を集める若手俳優のひとりだ。

そんな堀田が、テレビドラマ初主演を務めた『サロガシー』からわずか1年足らずで、再びフジテレビドラマで主演を務める。愛くるしい笑顔と、まっすぐで力強い演技力で堀田が演じる、どんな困難にもめげずに信念を貫く陽菜の姿は、すべての人にあしたへの希望を届ける。

鈴木保奈美、部下に立ちはだかる“最大の難関”上司に

鈴木保奈美 (C)フジテレビ
陽菜の上司で、住宅メーカー「オーセントホーム」の広報担当役員の奥沢塔子(おくざわ・とうこ)を演じるのは鈴木。クレバーで切れ者。女性初の役員に抜てきされるなど、社内では一目置かれる存在。常に会社のため、社員のために冷静な判断を下し、社長からは厚い信頼を寄せられている。同時に、厳しい言葉や態度で接することもあり、部下たちからは恐れられることも。今回、“木のストロー”の開発に強く反対し、陽菜の最大のハードルとして立ちはだかる。しかし、塔子には塔子なりの思いがあり…。塔子の存在が、やがて陽菜に大きな影響を与えていく。

『東京ラブストーリー』(1991年1月期)、『愛という名のもとに』(1992年1月期)など、放送から20年以上たった今でも愛され続けるフジテレビを代表するドラマで主演を務めてきた鈴木が、フジテレビのSDGsドラマに初出演する。サステナブルな取り組みを「日頃から意識している」という鈴木は本作の企画意図に共感し、出演が決まった。圧倒的な存在感で魅せる鈴木が、部下の提案に猛反発しながら、一方で、自身の経験や思いと葛藤する上司を繊細かつ丁寧に演じる。

なお、放送終了後からTVer、FODで見逃し配信を予定している。(modelpress編集部)

堀田真由コメント

Q.今作のオファーをお聞きになった際の感想は?

このお話をいただいて、“木のストロー”を知りました。最近はプラスチックではなく紙のストローを使うことはあったのですが、“木のストロー”は知らなかったので、すごく興味を持ちました。また、歴史上の人物を演じたことはありましたが、実際に今も活躍されている方を演じるのは今作が初めてです。新たなチャレンジをさせていただくことができて、すごくありがたいお話だなと思いました。

Q.今作のテーマである『環境保全』など“サステナブル”について、日頃、意識されていることは?

日頃から、ペットボトルではなくタンブラーを持ち歩いたり、商品を購入することで売り上げの一部が環境保全の活動に寄付されるものを選んだりしています。今作が決まってからは、木材に着目するようになって自分で調べてみたんです。“歯ブラシはプラスチックのイメージだけどあるかも”と思って調べたら、手持ちの部分が竹で作られている“竹の歯ブラシ”を見つけて。これを機に使い始めました。

Q.今作の役柄を演じるにあたり意識されていることは?

まずは“一生懸命さ”がすごく伝わってきました。良いものが完成するまでに、試行錯誤して失敗を繰り返して、そしてどんどん成功に近づいていくという過程で、諦めない姿に私もすごく勇気をいただきました。その“一生懸命さ”が視聴者の方にも伝わるといいなと、意識して演じています。

また、塔子さんたちと初めて会うシーンでは、“この子が本当に営業トップ?”と言われています。そんな女性が世界初のアイテムを作り出していく。物語が進んでいくうちに変化していく姿を見せられたらいいよね、と監督とお話しました。

私と似ているかなと感じたのは、ひとつのことに没頭する、何かを成し遂げないと気が済まないところ。でも、陽菜は朝から元気いっぱいですが、私は朝が得意ではないので“がんばるぞ!”と意識してギアをいれないとダメです(笑)。

Q.鈴木保奈美さんとの4年ぶりの共演はいかがでしたか?

久しぶりに再会できることが、すごくうれしかったです。19歳だった4年前は、今よりもわからないことがいっぱいあって、いろいろなことを保奈美さんに教えていただきました。『わろてんか』は、大阪で撮っていたので、いつもとは違う環境に戸惑うこともある中で、着物を直してくださったりと、本当に母親のように接してくださって。

今作は厳しい上司ですが、カットがかかるとお話させていただいて、やっぱりすごく安心感があります。自分自身、いろんなことを積み重ねてきて、またこうしてご一緒させていただけて本当にうれしいです。

Q.視聴者の方へメッセージをお願いします。

プラスチック製ストローの廃止や、ビニール袋の有料化など、最近いろいろなことが変化しています。“サステナブル”“SDGs”の言葉を見かけることも増えましたが、自分自身、“何をやったらいいのだろう?”とわからなくて。意外とそういう方、いらっしゃるんじゃないかな。“木のストロー”、1本で何が変わるかといったら、すぐに変わらないかもしれない。でも、こういったひとりひとりの取り組みが、地球を守ること、自分自身の未来を守ることにつながると思います。ドラマをご覧になって、誰かに任せるのではなくて、みんなで取り組んでいくことなんだと知っていただけたらうれしいです。すぐに行動することは難しいかもしれないけれど、関心を持っていただくきっかけになると思いますのでぜひご覧ください!

鈴木保奈美コメント

Q.今作のオファーをお聞きになった際の感想は?

“木のストロー”のことはなんとなく聞いたことがあるな、という程度でしたので、勉強する良い機会になると思いました。

Q.今作のテーマである『環境保全』など“サステナブル”について、日頃、意識されていることは?

日頃、エコバッグを持ち歩く、ペットボトルの消費を少なくする、などは心がけています。

Q.今作の役柄を演じるにあたり意識されていることは?

まだ撮影前ですが、他のキャストのみなさんとの、社員同士の関係性をしっかり作りたいと思います。

Q.堀田真由さんとの4年ぶりの共演はいかがでしたか?

堀田さんの出演作はいくつも拝見していて、どんどんすてきな大人になっていらっしゃるなあ、と思っていたので、久しぶりにお会いできるのが楽しみでした。

Q.視聴者の方へメッセージをお願いします。

どんな小さなきっかけも無駄にはならないと思います。このドラマをご覧になった後、心の中にタンポポが一輪咲くような、そんな気持ちを持っていただけるよう、制作していきたいと思います。

プロデュース 草ケ谷大輔(フジテレビ第一制作室)コメント

SDGsという言葉が浸透してきましたが、まだその本質的な理解を世の中が出来ていないのではないかと思っており、お恥ずかしながら私もそのひとりでした。そんな折、原案『木のストロー』を拝読し、SDGsという地球事が自分事に感じられました。原案の素晴らしさを活かしながら、多くの方の興味と共感を得られる人物像、ストーリー展開となるよう、フィクション要素を織り交ぜながら物語を紡ぎました。素晴らしいキャストとスタッフと共に、本作を通じてSDGsを身近に感じられ、ちょっとした考えるきっかけをお届け出来たら幸いです。

「木のストロー」あらすじ

住宅メーカー「オーセントホーム」社員の若木陽菜(わかぎ・はるな/堀田真由)は、3年連続トップの成績を収めた営業課から、奥沢塔子(おくざわ・とうこ/鈴木保奈美)が担当役員を務める広報課に異動を命じられる。

ある日、広報課の業務として、“森のゴミ拾い”イベントに参加することに。自分が勤める会社が“家を作り、家を売る”こと以外にも、重要な社会的役割があることを知る。それは、「環境保全など、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)を達成するために企業として何ができるのか?」を発信し、実行すること。その矢先、豪雨が発生し、土砂災害などの甚大な被害を報じるニュースに言葉を失う陽菜。実は、幼い頃、豪雨による土砂災害で自宅を失っていた。

数日後、“森のゴミ拾い”イベントで環境ジャーナリストと出会う。間伐など適切な森林管理が行われていないことが、土砂災害などの大きな被害を招く一因だと言われ、「間伐さえきちんとすれば、防げる災害があったのでは」と考え始める。そこでひらめいたのが間伐材を再利用した“木のストロー”。だが、技術的に困難である上に、社内、とりわけ塔子から猛反対を受けてしまう。しかし、塔子にも秘めた思いがあり…。

「つらい思いを二度と、誰にもしてほしくない」と諦めきれない陽菜。果たして、さまざまな困難をどのように乗り越え、“木のストロー”は実現されていくのか―?
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