夏帆、30歳までの2年間切り取った写真集決定 自然体で唯一無二の魅力放つ
2022.01.25 17:00
女優の夏帆が、4月9日に写真集「おとととい」を発売することが決定。併せて、表紙と収録カット4枚が公開された。
夏帆、写真集決定
2007年に主演作「天然コケッコー」で日本アカデミー賞新人俳優賞など多数の賞を受賞。その後、順調にキャリアを重ね主役から脇役まで多彩な役を演じ、どの作品でも目が離せない存在感を放っている女優・夏帆。映画「22年目の告白―私が殺人犯です―」(2017)では連続殺人犯の動向に翻弄される被害者遺族、映画「ブルーアワーにぶっ飛ばす」(2019)ではコンプレックスを抱える自称売れっ子のCMディレクター、「Red」(2020)では一切不自由のない生活ながらもどこか満たされずにいる主婦、現在放送中のドラマ「ムチャブリ!私が社長になるなんて」(NTV)では主人公の親友で一児の母を演じるなど、シリアスからコメディーまで演じる役柄は多岐にわたる。
2021年6月30日には30歳の誕生日を迎え、女優として、ひとりの女性として新たなステージへと踏み出そうとしている。
夏帆、自然体の姿写したカット解禁
撮影を担当するのは、石田真澄。独学で写真を学び、「GINZA」や「POPEYE」といった雑誌で活躍するほか、2018年には「カロリーメイト」の広告クリエイティブに当時19歳で抜擢されるなど、異例の実績を持つ現在23歳の若手写真家の急先鋒。「おとととい」とは、石田が子供の頃から使っている「一昨日の前の日」という意味の言葉。イノセントでどこかノスタルジックな響きのする言葉を写真集のタイトルに据えた。
石田の写真の創作手法は、日常の光景を撮り続けたスナップショットを集積させるというものが中心。本写真集では、夏帆の日常を、石田の目を通して追い続けた。ごく普通の毎日が、石田の手によって瑞々しく、ダイヤの原石のようにキラキラと輝く。
撮影は、2年間の時間をじっくりかけて。被写体・夏帆との距離がだんだんと近づいていく。旅行に行ったり、ふとした散歩の様子を撮影したり。ついには、夏帆も意識することができない、寝顔の様子をとらえるまでに。呼吸を合わせて、生活するように、空気のように絶妙の距離で撮影された写真は、撮り手と被写体の化学反応によって、思ってもないシーンを生み出し、そのときだけの特別な1枚1枚になっていった。映し出されるのは、余分なものをそぎ落とし、より純粋な存在として映し出される、ただの「夏帆」だ。
今回、解禁となった表紙と収録カット4枚はどれも、愛おしさを覚える光や刻々と移り変わる繊細な瞬間を捉え、唯一無二の魅力を放つ。言葉では表現しきれない、たった一瞬現れた夏帆の感情のゆらぎが、確かにそこには写っている。(modelpress編集部)
夏帆コメント
真澄ちゃんと過ごした時間が心地よくて、この時間がずっと続けばいいのにと思っていました。日常にある小さな揺らぎや、もう戻ることのできないあの時間が、たくさん詰まっている写真集です。こんな顔誰かに見せたことあるのかなっていう表情が切り取られていて、みなさんにお見せするのがなんだか気恥ずかしいですが、大切な記憶が散りばめられたこの本がどうかたくさんの人に届いてほしいです。
石田真澄コメント
夏帆さんと出会ってから、写真を撮る時の相手との心の距離をずっと考えていたなと思います。こんなに誰かとの距離の変化を意識していたのは初めてでした。夏帆さんは柔らかさと強さを併せ持っていて、いつ顔を合わせても安心と新鮮さがある方です。時間と記憶を共有してできた思い出を、水面からトプッと浮き出るように思い返しながら一冊にまとめました。大好きな写真たちが届きますように。
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