岡田結実(C)NHK

「カムカムエヴリバディ」岡田結実、上白石萌音は「みんなのお母さんみたい」ヒロインオーディションを受けたこと・雪衣役の難しさ明かす

2021.12.15 08:15

女優の上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(総合:あさ8時~、BSプレミアム・BS4K:あさ7時30分~)に出演する岡田結実が、上白石の印象や今作のヒロインオーディションを受けていたこと、自身が演じる雪衣役への難しさを語った。

  

上白石萌音らヒロイン「カムカムエヴリバディ」

今作は、連続テレビ小説「ちりとてちん」の藤本有紀氏が、ラジオ英語講座と、あんこと野球とジャズと時代劇を題材に書き下ろすオリジナルストーリー。

安子・るい・ひなたとして、母から娘へとバトンを繋ぐ、戦前から戦後、そして令和までの物語をヒロインの3人が紡いでいく。初代ヒロイン・橘安子を上白石、二代目ヒロイン・るいを深津、三代目ヒロイン・ひなたを川栄が演じる。

岡田は、雉真家に仕える女中・雪衣役。良家育ちの上品な女性で、雉真家と深い縁を持つことになるが、ある理由から安子に冷たい態度を取ってしまうという役どころ。

岡田結実、上白石萌音の印象を明かす

今作のヒロイン役のオーディションを受けていたという岡田。「大阪で受けた最終審査では台本がとても難しく感じて、安子という人物を演じ切るのは無理だなあとオーディションを受けながらも感じてしまい、悔しかったです。『きっとこの作品に関わることは叶わないだろうな』と、号泣しながらNHKから帰ったんですよ(笑)」と当時の悔しい思いを回顧。

その後、雪衣役に決定。雪衣と自身の性格は反対だそうで「(人を好きになったとき)雪衣は抑えて抑えて溢れちゃうっていうタイプで、私は抑えられない人間です(笑)。だから、勇に対する気持ちをどこまでこのシーンで出すかとか、どこまで抑え込んでいるんだろうとか、繊細な部分が難しかったですね」と役の難しさを語った。

ヒロインの上白石については「本当にテレビで見るまんまのやわらか~い方です」といい、「あんこのように、みんなを包み込んで甘い気持ちにしてくださる方です。お芝居もすごく柔らかくて、雪衣としては安子さんと関わるとちょっとジェラシーを感じるシーンもあるのですが、そういうシーン以外ではずっとこの柔らかい場所でお芝居していたいなと思える、そんな空気をつくってくれる方です。役柄のイメージや、るいの子役さんと接している雰囲気のせいもあって、現場にいるときの萌音さんはみんなのお母さんみたいな存在だと思っています」と紹介した。(modelpress編集部)

岡田結実インタビュー全文

Q1.「カムカムエヴリバディ」に出演することが決まったときのお気持ちは?

実は私、この作品のヒロインのオーディションを受けさせていただいたんです。“朝ドラ”のオーディションを受けたのは久しぶりで、3度目くらいのチャレンジでした。大阪で受けた最終審査では台本がとても難しく感じて、安子という人物を演じ切るのは無理だなあとオーディションを受けながらも感じてしまい、悔しかったです。

「きっとこの作品に関わることは叶わないだろうな」と、号泣しながらNHKから帰ったんですよ(笑)。雪衣役でお声がけいただいたときは、あたたかいスタッフさんたちと恵まれた環境の現場に、ドラマ制作の一員として参加できることが純粋にうれしかったです。『カムカムエヴリバディ』という作品に携わることで、人としても成長できたらと思っています。

Q2.ご自身の役柄についての印象は?

私自身は雪衣と正反対です。演じるに当たって、雪衣と似ている部分を探してみましたがあまり無くって…。(人を好きになったとき)雪衣は抑えて抑えて溢れちゃうっていうタイプで、私は抑えられない人間です(笑)。だから、勇に対する気持ちをどこまでこのシーンで出すかとか、どこまで抑え込んでいるんだろうとか、繊細な部分が難しかったですね。(好きという気持ちが)出すぎてないかなって心配で、モニターを見ては好きが出すぎてないかな…?とチェックしていましたね。

雪衣は健気ですてきだなと思うのですが、奥が深すぎてよく分からない部分に苦戦しています。息苦しいだろうな、せつないだろうな思います。だからこそ雪衣は優しい人になれるのだとも思います。私も雪衣のようにだれかのために行動する、無条件な愛をみつけたいなと台本を読んで思いました。

Q3.初代ヒロイン・安子役の上白石さんの印象は?

萌音さんは本当にテレビで見るまんまのやわらか~い方です。あんこのように、みんなを包み込んで甘い気持ちにしてくださる方です。お芝居もすごく柔らかくて、雪衣としては安子さんと関わるとちょっとジェラシーを感じるシーンもあるのですが、そういうシーン以外ではずっとこの柔らかい場所でお芝居していたいなと思える、そんな空気をつくってくれる方です。役柄のイメージや、るいの子役さんと接している雰囲気のせいもあって、現場にいるときの萌音さんはみんなのお母さんみたいな存在だと思っています。

雪衣は濱田岳さんが演じられる算太とも関わりがある役なのですが、私、濱田さんが大好きで!もう濱田さんに緊張しちゃって、演技ができないという現象がありました(笑)。当時はお家柄や昔からのかたちにいい意味でも悪い意味でも縛られていた時代かなと思うんですけど、算太さんってほんとうに型にはまらず、家柄などにもとらわれず、自分の好きなように生きている人で、これからの自分の人生を考え直してしまうぐらい私にとって衝撃的な役でした。

Q4.放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。

ドラマの中には観ていてつらくなるシーンもあるとは思うんですけれど、それを越すぐらい、あたたかでやわらかい、あんこのような世界観に浸っていただけると思います。この作品は「みんなにひなたの道を歩いほしい」というメッセージがすごく伝わる作品ですが、観ている方に無理して明るくしてと押し付けるようなものではなくて、「自分なりのひなたの道をみつけてね」といった感じなんです。とても心に寄り添ってくれる作品だと思うので、何も考えずに安子たちを観て、ちょっとでもあたたかい気持ちで朝を迎えていただけたらなと。そんな思いを込めて作品に携わらせていただいております。
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