故・望月めるさん、生前撮影のメモリアル写真集決定 印税の全額を寄付<mell>
2021.09.16 05:00
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昨年冬に20歳の若さで亡くなったアイドル・望月めるさんのセルフプロデュースによるメモリアル写真集「mell」が、10月15日に発売される。
望月めるさんメモリアル写真集 企画の中止経て刊行
2018年に開催された「ミスiD2019」で、その恐れを知らぬ立ち振る舞いが選考委員から絶賛され、「君がいる景色がこの世界賞」を受賞したことをきっかけに世に出た、望月さん。SNSを中心に、可愛い自撮りと嘘のない言葉で同世代の女の子からの圧倒的支持を集め、“もちめる”の愛称で一躍インターネット界の寵児になりつつ、大きくなった虚像に時にコントロールを失い、誹謗中傷にも悩んだ。
そして昨年12月に永眠。彼女が生前にセルフプロデュースで撮影を終え、発売を熱望していた写真集は、一度は企画を中止したが、何よりも本人の残した強い希望があり、遺族との相談のうえ刊行されることとなった。
2020年、十代最後の夏に撮影した、“もちめる”一冊だけのメモリアル写真集。彼女が見せたかった“もちめる”の姿とは。
印税を全額寄付へ
なお、遺族からの申し出により、この本の印税の全額は、彼女と同じように悩みを抱え、支えを必要としている、居場所の無い中高生と十代女性を支援している団体に寄付される。望月さんが五歳で最愛の母親を亡くしたあと、楽しいことも悲しいことも唯一隠さず話してきたという祖母は、望月さんについて「人との関わりの中では大変なことも多々有りましたが、自分のやりたいことを貫く強さと力を持ってはいました。しかし半面、寂しがりやで、繊細で傷つきやすい子でした」と回顧。
さらに「ミスiDに選ばれてからは、アイドルとしてステージにも立ったり、悩みながらもキラキラと輝く日々を送っていたと思います。たくさんのファンの方々の期待にどうやって答えようかと嬉々として語っていためるを、この写真集を見ると思い出します。婆バカですが、望月めるが生きていた証しとして、お手元に置いていただけますようお願いいたします」とコメントを寄せた。(modelpress編集部)
望月めるさん 祖母コメント
ファンの皆様、望月めるの祖母でございます。いつも応援してくださり本当にありがとうございます。この度、様々な方のご尽力で、望月めるの写真集が出版されることになりました。めるは、幼少の頃から色々な意味で強い自意識が在り、でもそれは私の目から見てもすてきな輝きを持っていました。尊重して育てて来たつもりですが、彼女は自分の思いを上手に伝えることがとても苦手な上に、相手の言葉から真実を汲み取るのが苦手でした。そのためにご迷惑をおかけした方もいらっしゃると思います。人との関わりの中では大変なことも多々有りましたが、自分のやりたいことを貫く強さと力を持ってはいました。しかし半面、寂しがりやで、繊細で傷つきやすい子でした。ミスiDに選ばれてからは、アイドルとしてステージにも立ったり、悩みながらもキラキラと輝く日々を送っていたと思います。たくさんのファンの方々の期待にどうやって答えようかと嬉々として語っていためるを、この写真集を見ると思い出します。婆バカですが、望月めるが生きていた証しとして、お手元に置いていただけますようお願いいたします。ありがとうございました。祖母
望月めるさんプロフィール
ミスiD2019「君がいる景色が、この世界~夜~」賞をきっかけに世に出ると、“もちめる”の愛称で、インターネットを中心に特に同世代の女の子からの圧倒的支持を集めたが、昨年末、20歳でこの世を去る。
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