山下智久(提供写真)

山下智久、海外ドラマ初主演 仏・伊・日で撮影「成長できるよう頑張ってまいります」<Drops of God/神の雫>

2021.08.24 04:00

俳優の山下智久が、2022年に世界同時放送・配信予定のHuluオリジナル「Drops of God/神の雫」(仮題)にて海外ドラマ初主演を飾る。

  

仏英日の多言語ドラマシリーズ「Drops of God/神の雫」としてフランスで製作開始

Huluが、新たな国際的プロジェクトを始動。世界中で愛され、日本のワインブームに火を付けた日本の伝説的大人気漫画『神の雫』(作・亜樹直画・オキモト・シュウ/講談社)を、仏英日の多言語ドラマシリーズ「Drops of God/神の雫」(仮題)として実写ドラマ化、世界随一のグローバルテレビジョンスタジオ、レジェンダリー・テレビジョン(アメリカ)と高品質なテレビ番組を世界中の視聴者に届ける独立系製作配給会社のダイナミック・テレビジョン(アメリカ)、フランス国営放送局グループのフランス・テレヴィジオン、そしてHulu Japanの4社で共同製作を開始する。

『神の雫』(C)亜樹直、オキモト・シュウ/講談社
『神の雫』(C)亜樹直、オキモト・シュウ/講談社
ガストロノミー(美食学)と高級ワインの世界と家族の宿命を描き、世界中で一大センセーションを巻き起こした長編漫画の実写化となる本作。今回のドラマシリーズにおいての大きな挑戦と言えるのは、原作漫画で物語の中心となっている“神咲雫”という男性のキャラクターが、フランス人女性・カミーユになっていること。

この設定の意図と理由について制作陣は「対決する二人の主人公の一人を若い女性にしたのは、シリーズを通して二人の対決に緊張感を持たせられると考えたからです。それに、二人の主人公の関係がより豊かになるだけでなく、二人の違いが際立ちます。優秀で経験豊富な一青と、経験ゼロで素人のカミーユとの対比です。しかしカミーユには、長年封印してきた才能、たぐいまれな臭覚があります。また主人公を男女にすることで、経験する感情も違うものになり、多くのドラマが生まれます」と語っており、原作者の二人もこの挑戦を喜んで受け入れたという。

山下智久、海外ドラマ初主演

山下智久(提供写真)
物語の中心となる、聡明なワイン評論家・遠峰一青(とおみね いっせい)を演じるのは、世界で活躍の場を広げ続ける俳優・山下。頭脳、容姿、そして才能に恵まれた完璧主義の一青は、日本の名家に生まれ、跡取りとしての義務を果たしてきたが、偶然か必然か、ワインに魅せられ運命を狂わせていくという役どころ。さらには一青の出生には秘密があるという。

山下は、2018年の映画『サイバー・ミッション』(中国/香港)で初めて海外作品に出演、続いて世界約60の国と地域で放送・配信中の世界的大ヒットドラマ、Huluオリジナル「THE HEAD」(Huluで独占配信中)への出演を経て、今回、遂に海外ドラマ初主演を果たす。

制作陣に「多才で完全なアーティスト。素晴らしい俳優でもあり、一青を演じるにふさわしいカリスマ性も持ち合せている」と言わしめ、2022年には大型映画『The Man From Toronto(原題)』の公開も控える山下は、本作の出演に際し「自分史上最長期での、海外での撮影ですが、海外チームと心一つに同じ気持ちで、より良いものを作れるよう切磋琢磨していきます」と意気込みを語っている。

そして、山下演じる一青のライバル・カミーユ役には、フランスの新進気鋭の女優フルール・ジェフリエ(『エル ELLE』)を抜擢。制作陣は「私たちはカミーユのかよわさを体現できるフランス人女優を幅広く探してきましたが、天性の才能を持つカミーユのイメージにぴったりフィットしたのが彼女でした。フルールを見た瞬間、“彼女しかいない”と思いましたね。彼女は私たちがカミーユに求める、あどけなさと成熟の両方を持ち合せていたのです」とコメント。制作陣に「逸材」と言わしめ、オデッド・ラスキン監督にオーディションで選ばれたフルールは、原作とは異なる設定のキャラクターを演じ、このドラマのオリジナリティを高める。

制作陣も自信 8月からフランスで撮影を開始

脚本はコック・ダン・トラン(『マリアンヌ -呪われた物語-』、『パラレルズ(原題)』)、監督はオデッド・ラスキン(『アブセンシア ~FBIの疑心』、『ノー・マンズ・ランド(原題)』)、製作はダイナミック・テレビジョンのクラウス・ジマーマン(『ボルジア家 愛と欲望の教皇一族』、『トラップ 凍える死体』)が務める。

Huluのチーフコンテンツオフィサー・長澤一史氏は本プロジェクトについて「作品に登場するワインさながらの味わい深い魅力的な人間ドラマとしての脚本が仕上がりました。今回は日本の漫画原作をベースにキャストも言語も国際色豊かな、Huluとしてより踏み込んだかつてない国際共同製作作品ならではの魅力を皆様にお届けできることを本当に楽しみにしています」と語っている。

またレジェンダリー・テレビジョンのトップ、クリス・アルブレヒトは「我々が得意とする高品質なジャンル作品、キャラクター主導のコンテンツにおいて、今後ますます多言語作品に注力していく所存です。フランスと日本が舞台の『Drops of God』はまさに絶好の企画であり、現在開発/撮影中の多言語作品(英国、スペイン、メキシコなど)同様、わが社の作品群にさらなる国際色を加えることになるでしょう」、本作のプロデューサーでありダイナミック・テレビジョンの業務執行社員のクラウス・ジマーマンは、「『Drops of God』は国際色豊かで革新的な企画で、高品質なドラマを製作するダイナミック・テレビジョンのDNAにマッチする作品です。素晴らしいパートナー企業と優れた才能を持つ皆さんとこの物語に息を吹き込むことができて、大変嬉しく思っています」と、それぞれコメントを寄せた。

共に長い伝統を持つ国フランスと日本が舞台となり、国境を越え、世界共通のテーマが描かれる同作。2021年8月よりフランスで撮影を開始し、その後、イタリア、日本での撮影を行う予定だ。全8話からなる国際色豊かで壮大なスケールの人間ドラマは、2022年世界同時放送&配信、日本ではHuluで独占配信となる。

「Drops of God/神の雫」ストーリー

物語は、世界的に有名なレジェ・ワインガイドの創設者/著者であり、ワイン学の権威でもあるアレクサンドル・レジェ(60歳)が東京の自宅で息を引き取るところから始まる。アレクサンドルの一人娘のカミーユは、9歳の時に両親が離婚して以来、アレクサンドルに会っていなかった。東京に向かったカミーユ(29歳)の前で、アレクサンドルの遺書が読み上げられ、アレクサンドルが残した膨大なワインコレクション―専門家曰く“世界一のワインコレクション”―をカミーユが相続するためには、アレクサンドルの弟子で、若く聡明なワイン評論家・遠峰一青(31歳)との対決に勝つことが条件だった。アレクサンドルの遺書には「一青は“魂の息子”」とあるが、果たしてアレクサンドルと一青の関係は…?複雑な家族関係、相続、そしてワインへの愛が二人の若者を宿命の対決へと導いていく。(modelpress編集部)

山下智久 コメント

「神の雫」という壮大であり、繊細な、僕にとってのワイン学のバイブルでもあるこの、作品に出演させていただく事をとても嬉しく光栄に思います。ワインの魅力や奥深さ、そして人間模様、様々な要素が複雑に絡み合い、成り立つ奇跡を皆様に感じてもらえるよう、真摯に作品作りに向き合って参ります。自分史上最長期での、海外での撮影ですが、海外チームと心一つに同じ気持ちで、より良いものを作れるよう切磋琢磨していきます。そして僕自身も、遠峰一青という役を通して成長できるよう頑張ってまいります。完成を楽しみに待っていてください。

著者 亜樹直 コメント

「神の雫」をスタートさせた時、この漫画がワインの本場フランスで翻訳され、ヒットするなど予想だにしませんでした。それがかの国でドラマ化までされることになり、本当に感動しています。しかも神咲雫をフランス人の女性が演じ、遠峰一青を日本の人気俳優、山下智久さんが演じてくれるというではありませんか!作者の私たちも、どのようなドラマになるか、いち視聴者としても楽しみです。

Huluチーフコンテンツオフィサー長澤一史コメント

3年以上前、本作のプロデューサークラウス・ジマーマンから、「神の雫」を国際的なシリーズとして実写化したい、主人公の一人をフランス人にして、パリと東京を跨ぎ、登場人物も国際色豊かにすることで世界に通用する作品を作るというアイディアを聞かされた時には、思わずその斬新さに胸が高鳴りました。

原作の持つ漫画ならではの、特にワインについての繊細かつ詳細で豊かな表現を実写に蘇らせること、そして全44巻にも及ぶ大作をいかに濃密で見やすい8話のシーズンにまとめるか。脚本をリードするソニアが新しいバージョンのドラフトを書き上げるたびにディスカッションを繰り返し、作品に登場するワインさながらの味わい深い魅力的な人間ドラマとしての脚本が仕上がりました。

さらには、われわれが手掛けた国際共同製作作品「THE HEAD」に出演してくださった山下智久さんに主人公の一人である遠峰一青を演じていただくというアイディアにクラウスをはじめとする主要なメンバーが賛同し、キャスティングの軸ができたことも幸いでした。

Hulu では、これまでに全編日本語の「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」、全編英語の「THE HEAD」という作品を海外のパートナーとともに作り上げてきましたが、今回は日本の漫画原作をベースにキャストも言語も国際色豊かな、より踏み込んだかつてない国際共同製作作品ならではの魅力を皆様にお届けできることを本当に楽しみにしています。
【Not Sponsored 記事】

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