美人レイヤー・立花はる「コスプレ界が衰退しちゃうかもしれない」コスプレへの思い語る<モデルプレスインタビュー>
2021.07.31 20:00
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“ふとん”のニックネームでコスプレイヤー・タレントとして活躍する立花はる(たちばな・はる)。今年はじめ、ABEMAのニュース番組で“コスプレと著作権”について語っていた立花に、今回改めてコスプレへの思いを聞いた。
立花はる、報道番組出演の反響&自身の変化
― コスプレのルールについてお話されていましたが、番組出演はいかがでしたか?立花:著作権に関しては素人同然の知識しか今までなかったんですけど、ほかのコスプレイヤーさんよりかは気を使っている方かなと思いました。今までゲーム放送や、コスプレイヤーというお仕事をやらせていただいている中で、二次創作の版権物の販売はしていませんでした。今回の番組には、絶対に販売しないというポリシーを持った上で出演させていただいたのですが、山田(太郎)議員のお話を聞いて、著作権に関して、コスプレ界隈で結構大きい問題になるんじゃないのかなと思う話もあり、改めていろいろと考えさせられました。
― 出演する前と後では、ご自身の考えも変わったのでしょうか?
立花:変わったと思います。今まではコスプレってグレーゾーンだよねって漠然とした思いがあって、誰かが正解を言ってくれるわけではないんですけど、著作権という切り口だけでみても衣装はOK、造形物はちょっとやばいかもという明確な切り分けを聞けたことは大きかったです。グレーゾーンってまだまだありますが、大きく問題にすべきところ、全然大丈夫なことがわかったので、私自身も活動がしやすくなりました。
― 番組に出演して、ファンからの反響もあったのでしょうか?
立花:ABEMAさんの番組にはこれまで出させていただいたことはあったのですが、バラエティ番組が多く、報道番組は初めてだったので、置物になるんじゃないのかなって不安で、ファンの方からも大丈夫?みたいなコメントをいただいたんですけど、番組終了後、自分の意見をちゃんと話していて偉いね、すごいねって言ってくださる方が結構いました。出演する前、事前にいろいろ調べたり、今までのコスプレ著作権のニュース記事を読んだり、自分がずっと疑問に思っていたことをメモに書き出しておいてよかったなと思いました。めちゃくちゃ緊張したんですけど、言いたいことが言えないというのが1番悔しいので、終わったあとに番組プロデューサーさんに言いたいこと言えた?って聞かれたとき、言えましたと言うことができて、悔いなく出演できたことが1番よかったです。
― 結構勉強されてから出演したんですね!
立花:そうですね。癖になっています。ほかのゲーム番組に出演するときも、そのテーマのことを調べたりしますし、やったことがないゲームだったら1日はプレイしたりするように心がけています。
― 報道番組で言いたいことがきちんと言えて、自分自身に自信もつきましたか?
立花:固い番組でも緊張せずに言いたいことが言えたのは、本当に自信に繋がりましたね。あと、有名な方がたくさん出演されていたので、ここで怖気づいたらだめだと思って、今後に繋がるかなと思って胸を張って挑むことができました。
立花はる、コスプレファンに伝えたいこと「本当に自由だと思う」
― 難しいお話もたくさんされていましたが、コスプレをしたいと思っている方に改めて伝えたいことはありますか?立花:コスプレって本当に自由だと思うんです。コスプレイヤーって原作が好きじゃないとやっちゃだめと言う人もいるんですが、コスプレって趣味だから、誰でも自由にやっていいと私は思っています。もちろん作品が好きだからやってみるでもいいですし、純粋にこれを着たいからやってみるでもいいと思うんです。髪の毛をちょっと真似するとかでもいいと思います。それがきっかけで作品が好きになることもあるので、怖がらずにどんどんコスプレをやってほしいなと思います。著作権が絡んでくると難しいところもあるのですが、ルールは守りつつもガンガンやってほしいです。そうじゃないと、コスプレ界が衰退しちゃうかもしれないので、みんなどんどん可愛いコスプレをして!って思っています。
― 大きなイベントの開催がなかなかできないご時世ですが、コスプレ界が盛り上がるイベントが早くできるようになるといいですね!
立花:そうなんですよね!コミケもまた延期になってしまったので、コロナ禍では難しいかもしれませんが、早くできるようになればいいなと思います。
― 立花さん自身がコスプレ界を盛り上げるためにやっていることはありますか?
立花:みなさんコスプレ自体を見る機会が減ってきていると思うので、番組に出演するときは、コスプレで出ていいですか?ってまず聞くようにしています。今、えなこりんが雑誌とかでたくさんコスプレをしていると思うのですが、えなこりんには“静的”な方で、私はどちらかというと“動的”な方で、動きやしゃべりでコスプレを伝えて、広げていけたらいいなと思っています。
立花はる、コスプレへの思い「コスプレ界はこのまま死んでしまうのではないか」
― 最後に立花さんが今思う、コスプレへの率直な思いをお聞かせください。立花:コロナが収束しないと、コスプレ界はこのまま死んでしまうのではないかと個人的には思っています。Twitterとかでどんどん自撮りをして投稿している子が増えていると思うのですが、オリジナルの衣装だったり、水着やランジェリーだったりで、版権元ではないものが増えていて、いざタイムラインを見ると、コスプレの写真ってめっちゃ減っているなと思いました。そうなると本当に死んでしまうので、今自撮りを投稿している女の子たちに是非コスプレをしてほしいなとずっと思っています。コスプレをすることは怖いことではないし、オタクじゃないとやってはいけないわけではないので、普段着の延長でもいいからやってみてほしいです。そういう写真を投稿すると、意外とフォロワーが伸びたりするので、ツールとして使っても全然いいと思います。自分がちょっと気になる身近なものからでもいいので、そういうのを着て自撮りをするだけでも結構テンションが上がるので、みんなでもっともっと(コスプレを)広げていきたいなと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
PHOTO:プシュカ
立花はる(たちばな・はる)プロフィール
生年月日:1995年1月20日生まれ出身地:千葉県
グラビアアイドル・コスプレイヤー専門のサブスクリプション型ファンコミュニティプラットフォーム「Mi-muse by Mi-glamu」(ミーミューズ)でファンクラブ「立花ふとん店」を開設。限定写真や動画、様々な特典を展開している。
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