中川大志、岡山天音 (C)モデルプレス

中川大志、岡山天音とのキスに「ちょっと目覚めそうになりました」<FUNNY BUNNY>

2021.04.29 15:25

俳優の中川大志が29日、都内で行われた映画「FUNNY BUNNY」(同日公開)の初日舞台挨拶に、共演の岡山天音、メガホンをとった飯塚健監督と登壇。岡山と仲睦まじいやり取りを繰り広げた。

  
本作は2012年に上演され反響を呼んだ飯塚監督のオリジナル戯曲を映像化したもの。自殺志願者を見分ける能力を持つ自称“小説家”の剣持聡(中川)が、自らの正義のもとで奇想天外な騒動を繰り広げ、人生につまずき、暗澹たる思いをする若者に再び生きる希望を与えていく。

中川大志、初日舞台挨拶は無観客で実施

中川大志 (C)モデルプレス
新型コロナウイルス感染拡大により東京都に緊急事態宣言が発令されたことを受け、同舞台挨拶は無観客での実施となったが、中川は「こういう状況下ですのでこういう形で初日を迎えることになったんですけど、この作品を届けられることになって感謝しています」と挨拶。

改めて、初日を迎えた感想を求められると「飯塚監督と出会って、これまで何度かお仕事をさせていただく中で、この『FUNNY BUNNY』という作品は『いつか…』というお話をしてきましたので、準備が整って現場に立てたときの感動ももちろんありましたし、この作品が完成した感動もありましたし、今日から『FUNNY BUNNY』が皆さんに見ていただけるという感動もあります。ようやくということで嬉しいですね」と笑顔を見せた。

中川大志、岡山天音と久々共演

飯塚健監督、中川大志、岡山天音 (C)モデルプレス
また、剣持の相棒・漆原聡役を演じる岡山とは久しぶりの共演だった中川。前回の共演では、岡山とあまり喋る機会がなかったそうで「天音くんはベールに包まれていて、色んなところで聞いてはいたんですけど、現場でガッツリとやらせていただいたのは初めてだったので、とにかく僕も大好きな役者さんなので嬉しかったですし、楽しかったですね」と声を弾ませ、岡山は「現場で、共演の俳優さんとガッツリ台本だったりお芝居について話すことって意外とないので、そういった意味でも貴重でしたし、最初に共演した頃から考えるとだいぶ近くなりましたね」とニッコリ。

加えて、中川は「ただ、天音くんの感情というものが、あまり表に出てこないので、果たして今楽しいのかなとか、俺と居てつまらなくないかなとか最初は不安だったんですけど、だんだんと天音くんの空気感とかテンポ感がわかってきたので、お互いにマイペースで居心地がよかったです」と明かしつつ、「今日、久しぶりに会ったら、若干距離を感じるんです(笑)。あれだけ濃密な関係だったじゃないですか」と口を尖らせた。

中川大志、岡山天音 (C)モデルプレス
これに岡山は「忘れてないですよ(笑)。最初に共演したとき大志くんは10代でしたし、世の中的に認知されている方でしたし、スマートといいますか、エリートといいますか、そういった印象だったんですけど、今回、剣持をやられていたというのもあるのかもしれないですけど、お芝居に対して愚直で、かと思えばとってもピュアな部分もあって。前回(の共演での撮影)が数日だったというのもあるんですけど、ものすごくイメージがひっくり返った印象ですね」と語り、「大志くんがいないところで『大志くん大好き』って話をするくらいです。今すごく恥ずかしいんですけど、ファンです」と告白。中川も「僕も大好きです」と仲睦まじいやり取りを見せた。

中川大志、岡山天音とのキスに「ちょっと目覚めそうになりました」

中川大志 (C)モデルプレス
さらに、剣持のように特殊能力が持てるなら、どんな能力がほしいか質問されると、中川は長考したのち「強いて言うなら、僕は緊張したり、人前に立つときにお腹が痛くなっちゃうんです。なので、お腹が痛くならない特殊能力がほしいです」と答えたが、「今のエピソードちょっと弱いですね…」と反省し、飯塚監督から「薬あげますよ」と突っ込まれると、「ってなっちゃうじゃないですか。(報道陣から)今のだと(記事が)書けないなって空気を感じているんですよ。それじゃ弱えよっていう…」と下を向いた。

中川大志、岡山天音 (C)モデルプレス
なお、劇中では中川と岡山の唇が触れるシーンがあるそうで、中川は「忘れられないですね、あの感触は…。あれからずっと脳裏に焼き付いていますね。ちょっと目覚めそうになりました」と告白。激しいやり取りの中で唇が接触するというシーンだそうで、中川は「半ば、意識が吹っ飛びかけているような、バンバン分泌させながらやっていたので、あまり覚えてないですね。あの瞬間は(気持ちが)上がりすぎていたので」と回顧した。

中川大志「まだまだ制服いけるぞというところを見てほしい」

中川大志 (C)モデルプレス
本作のキャッチコピー“世界なんて、想像力で変えられる”にちなみ、今、想像力でどうにか乗り越えたいことを聞かれると、中川は「僕は今、想像でお客さんを見ていますよ。この客席に」と答え、「直接お顔を見てお話をして、その人の温度感だったりを感じられる機会が本当に少なくなったので、そういうのはより考えるようになりましたね。結局、直接お会いすることなく1つの仕事が終わっていく機会もあったりするので、より想像する機会は増えました」としみじみと語った。

中川大志、岡山天音 (C)モデルプレス
続けて、戻りたい過去はあるか尋ねられると、中川は「登下校の時間に学生の皆さんを見ていて、学生の時に戻りたいなって思うような歳になりました(笑)」といい、「この間まで高校生だったと思っていたんですけど、だんだん忘れてきていることもあって、もっと遊んでおけばよかったなって考えていました」と告白。

もし学生時代に戻れたら何がしたいかという質問には「修学旅行に行きたかったですね」と遠くを見つめ、「役で制服を着られるのも機会が減ってきたんですけど、『FUNNY BUNNY』で着ているので、まだまだ制服いけるぞというところを見てほしいです」とアピールした。飯塚監督から「あと2年くらいは着られる」と声をかけられると、中川は「リアルですねえ」と苦笑していた。(modelpress編集部)

飯塚健監督、中川大志、岡山天音 (C)モデルプレス
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