乃木坂46松村沙友理、少女たちの愛憎劇に挑戦「久しぶりの舞台にドキドキ」
2021.03.19 15:00
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乃木坂46の松村沙友理、高月彩良、七木奏音、藤本結衣が出演する少女文學演劇「雨の塔」(原作:『雨の塔』宮木あや子/集英社文庫刊)が3月19日から3月21日まで新国立劇場・小劇場にて上演。開幕前日の18日に、「三島・都岡Ver.」のゲネプロが公開された。
松村沙友理・高月彩良・七木奏音・藤本結衣、少女文學演劇「雨の塔」
同作は、閉ざされた世界に閉じ込められた少女たちの愛情、関心、嫉妬、執着、絶望などが絡み合う物語。公演では、『雨の塔』に登場する4人の少女(三島敦子、都岡百合子、矢咲実、小津ひまわり)の世界を、同室の2人を中心にした「三島・都岡Ver.」と「矢咲・小津Ver.」という2組の視点から立体的に描く。松村は、大財閥トップの妾腹の娘として産まれた三島敦子役。三島をはじめとする少女たちは資産家の娘だけが入学できるある学校で暮らし、三島は従順な友人・都岡百合子(藤本)と2人だけで完結した世界を作っていた。しかし、三島は矢咲実(高月)と出会う。
360度の会場で独特の世界に
会場では観客席が360度に設置され、劇場中心のステージで4人の少女たちが心理劇を繰り広げる。松村が、嫉妬に駆られ愛憎をむき出しにする演技で敦子の世界を表現する場面も。抑えた照明や音響などの効果も加わり、少女たちの独特の世界に観客を引き込む。公演に先立ち、松村は、同作公式サイトにて、「『雨の塔』の綺麗な言葉で紡がれた詩のような物語に魅了されました。女の子同士の儚く脆いやりとりがとても素敵で、女の園といえるグループに身を置く私ですが、三島敦子をどのように表現するべきか向き合って大切に大切に作っていきたいと思います。久しぶりの舞台にドキドキしております。頑張ります。よろしくお願いします」とメッセージを寄せた。(modelpress編集部)
松村沙友理 三島敦子役 コメント
稽古を重ねて雨の塔の世界観を感じれば感じるほどどんどんとハマっていきました。早くこの世界を観てほしいという気持ちと私に三島敦子をどこまで伝えられるだろうかという不安とどちらもありますが、四人で過ごせる今を楽しみたいと思います。二つのバージョンがそれぞれ本当に違った雰囲気とお話になっていてぜひ両方みて雨の塔をどっぷりと感じてもらいたいです。配信もありドキドキしています。よろしくお願いします!
七木奏音 小津ひまわり役 コメント
はじめに...みんなでこうして劇場まで来ることが出来て本当に幸せです。最後の最後まで小津の隣で側で彼女をそっと見守り寄り添い続けたいです。これまでに過ごしてきた時の中で出逢ったできごとや大切な方を、ふと思い返してしまう。そんなひと時が、ご観劇いただいた皆さまに訪れてくれたら嬉しく思います。そしてここで生きる4人の少女たちの想いに触れ、この空間を温度を色を香りを感情を、この雨の塔を一緒に過ごせること、楽しみにしています。藤本結衣 都岡百合子役 コメント
初めてこの作品を読ませて頂いてから稽古が始まりこうして舞台の幕が開くまで本当にあっという間の日々でした。本当にキャストの皆さんが素敵でその時その場に生きている三島、小津、矢咲として都岡に接してくれるので毎回通しをする度に新しい気付きや新しい気持ちが生まれてきたりしますし、きっとこれは本番が始まっても積み重なっていくんだと今からとても楽しみです。言葉はもちろん、歌や振りなどからもこの学校の中で生きている少女たちの息遣いまで感じて頂けるような作品になっていると思います。ぜひ劇場で、生配信で皆様に私たちがどの様に生きているのか見届けて頂けると嬉しいです。
高月彩良 矢咲実役 コメント
稽古を繰り返すほど進化し続けていく「雨の塔」原作の美しい世界観や、少女の頃にしか感じられない真っ直ぐな想いに洗練されていく毎日です。2Ver.上演、客席に囲まれたステージ、色々な角度から見ることのできる特別な舞台です。残るものが違ったり、どこに視点を合わせご観劇頂けるか、ご覧頂く皆様の色々な想いを乗せてもらえるような舞台になったら良いなと思っております。劇場・配信でお待ちしております!
STORY
資産家の娘だけが入学できるこの学校では、衣服も食べ物も思いのまま。だが自由と情報は与えられず、少女たちは閉ざされた世界で、家のための“駒”として使われる日を待つばかり。そんな彼女たちの間にいつしか芽生えたのは、、、愛情、関心、嫉妬、執着。そして一通の手紙が四人の運命を変える―。<三島・都岡ver.>
誰もが名前を聞いたことのある財閥の妾腹の娘として産まれた三島(松村)は、その従順な友人の都岡(藤本)と二人だけで完結した世界で過ごしていた。矢咲と出会った三島が外の世界で見たものは。
<矢咲・小津ver.>
「この世の果て」のような場所にある大学の寮に入学してきた矢咲(高月)、同室となった小津(七木)。矢咲がここに来た理由、小津の心の絶望が惹き合い、二人は手を取り合って進むはずだった。
【Not Sponsored 記事】