犬飼貴丈、BL世界のモブに決定 人気ギャグ漫画実写化でゆうたろう・伊藤あさひ・塩野瑛久・北村諒らイケメン俳優多数出演
2021.02.17 19:30
俳優の犬飼貴丈が主演を務めるCSオリジナルドラマ「絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男」(CSテレ朝チャンネル1、よる9時~)が3月27日に放送されることが決定した。
「絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男」実写化決定
同作は、WEB漫画総選挙(2019年)で第4位を獲得し一世を風靡、昨年12月に祥伝社から発売されたコミック第2巻も好評の不条理BLギャグ漫画。自分がBL漫画の世界の住人だと気づいてしまった主人公が、迫りくるイケメンたちからのLOVE攻撃を回避するため、参考文献(=BL漫画)を大量に読み漁り、次から次へとやってくる恋愛フラグ、恋に発展しそうなシチュエーションを鮮やかにかわしていく同作は、そのふんだんに盛り込まれた“BLあるある”と、常に巻き込まれがちな主人公の心のつぶやきが面白いと話題を呼び、TwitterなどのSNSやイラストコミュニケーションサービスのpixivで大きなムーブメントを起こした。
話題のBLギャグ漫画、スペシャルドラマとして実写化
同作の主人公・モブは、登場人物たちが必ずBLになってしまうBL漫画の世界の中に生きている人物。“モブ”という役柄が示す通り、主役などではなく、あくまで群衆の中の一人、いわゆる“その他大勢”というポジション。なぜ主役にはなれないのか―それはモブが、いたって平凡な顔、いたって平凡なスペックの持ち主だから。両親も弟も、どこに出しても恥ずかしくない“モブ”―なので、自分がこのBL漫画のメインキャラに躍り出ることなど決してないと思っていたはずが、ある日、弟の綾人から「親友だと思ってたやつから告られた」と報告を受けてしまう。
“このままでは自分までもが当事者になってしまう!”そう危ぶんだモブは、なんとか自分だけは踏みとどまろうと固く決意。しかし、そんな決意をあざ笑うかのように、モブの周りで次々とBL漫画にありがちな“恋の始まりシチュエーション”が繰り広げられていくことになる。
かくして、絶対BLになってしまう世界において、絶対にBLになりたくないモブの奮闘の物語がスタート。果たしてモブは続々立ち上がる恋愛フラグを回避することはできるのか。
ちょっとした日常の出来事でも、すれ違うだけでBL事案が勃発しそうになるこの世界のスリル、妄想BLと直球BLのすき間を縫うメタBLの世界を描くこれまでになかった新感覚BLドラマが誕生する。
犬飼貴丈、BLの世界“モブ役”に ゆうたろう、伊藤あさひ、塩野瑛久、北村諒ら出演
そんな特異な世界で生きる主人公のモブを演じるのは、近年ドラマ・映画に八面六臂の活躍を見せている俳優の犬飼。2012年の第25回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞、「仮面ライダービルド」(2017年テレビ朝日系)や、主演映画「ぐらんぶる」(2020年)などで人気を博し、今もっとも熱い若手俳優の一人として注目を集めている。ほかにも、ゆうたろう、伊藤あさひ、塩野瑛久、北村諒ら、ドラマ、映画、舞台で多くの人々を魅了しているキャスト陣が集結。まさに右を見ても、左を見てもイケメンばかりなキャストたちが繰り広げる極上のBLワールドに注目だ。(modelpress編集部)
犬飼貴丈 コメント
今回、台本を読ませていただいたときの率直な感想が「面白い」でした。台本で笑えるということはそれを演じる僕はもっと面白いものにしなければいけないということでもあります。テンポの良さを活かしつつ精一杯モブとして世界にあらがおうと思います。よろしくお願い致します。あらすじ
ここはとある漫画の中―しかもBL(ボーイズラブ)漫画の世界。ある大学に通う一人の“モブ(=群衆の中のひとり、その他大勢)”がこの物語の主人公である。この大学に通う学生はおおむねイケメン、そしてここではあちらこちらでBLが繰り広げられている。…ただ一人、この主人公のモブ(犬飼)を除いては。
談笑中の友人を敵意むき出しで連れ去る謎の美形、“抱きたい女子”の話からいつのまにか“抱ける男子”の話にすり替わる猥談、そんな出来事がいつだって他人事なのはただただ、モブが「イケメンではない」という事実に尽きていた。
そんなある日、同じく平凡顔のモブとして生きてきた弟の綾人(ゆうたろう)から、「ずっと親友だと思ってたやつから告られた」と打ち明けられるモブ。「なぜそんなことが!」「きっと思春期によくある錯覚だ!」と思っていたものの、なんと「BL漫画の界隈では“平凡”“特徴のない”“普通”といった属性はメインに据えられやすい」という事実を知り、衝撃を受ける。
弟がBLの世界に陥落しかけている今、自分だけはなんとか負けずに踏みとどまろうと固く誓うモブ。かくして、絶対BLになってしまう世界において、絶対にBLになりたくないモブの過酷な日々が開始。しかし、そんな決意とは裏腹に、モブの前に次々と新しいシチュエーションで、BL恋愛フラグが立てられていく。
・vs出会い
「戦いに勝つには地道な学びあるのみ」と気づいたモブは、大量のBL漫画を買い込み、恋愛に発展しやすそうなシチュエーション、フラグの立ちやすい状況などを把握し始める。その過程で知った「メリバ(メリーバッドエンド)」という言葉に驚愕。自分の周囲(特に弟の綾人)に「メリバ」が起こらないよう、注意深く観察を始めたモブは、黒田と優希(宇佐卓真)や亮太(矢部昌暉)と斗真(小林亮太)の恋のはじまりなど、BL世界におけるさまざまなパターンの“出会い”を目にすることに。
・vs飲み会
大学生には飲み会がつきもの。しかしモブたるもの、飲み会を断るという加地(北村)のような“一匹狼キャラ”になって悪目立ちしてはいけない。飲み会に誘われたら断らず、このBL世界のメインに据えられそうな人物を避けるのが正解なのである。咲田(栗山航)に誘われ、飲み会にやってきたモブは、秋人(濱正悟)ら参加メンバーたちの間に起きる色恋のアレコレを目の当たりにする。
・vs弟の友だち
モブの家に弟の綾人の友だちが遊びに来ることに。同じモブ側と思われる臼井(こんどうようぢ)と柳に安心したのもつかの間、明らかに綾人に告った親友と思われる東條(塩野)の登場に心穏やかでないモブ。なんとか2人の恋路を邪魔しようと目を光らせていると、どうやら柳も綾人に思いを寄せている様子が見て取れる。さらに、臼井も巻き込んだ、まさかの四角関係が明らかになり…!?
・vs合コン
BがLする聖地・サウナでたまたま会ったクラスメイトの三崎(定本楓馬)から合コンに誘われたモブ。人数が足りないから、という理由で声をかけられたモブだったが、ここで念願の彼女を作ることができると考え、ノリノリで参加する。遅れてやってきた男子の一人・内海(小南光司)が猛烈にイケメン、さらに意味深にモブに話しかけてきたことで、またしてもBLフラグが立つことに。
・vs腐男子
BLに関する文献を読み漁りすぎたモブは“腐男子”という属性が付加されてしまう。ある日、ベンチで新作BL漫画を読んでいたモブは、同じ英語のクラスの真山に声をかけられる。「君にそんな趣味があったなんて意外だなあ」とニヤつく真山。弱みを握られたかと焦るモブだったが、よくよく考えたら、なぜ真山はわざわざ声をかけてきたのか?そしてなぜ一瞬にして読んでいた漫画がBLだと察知できたのか―その答えは紛れもなく、真山も“腐男子”であるということ。学内で瞬(本田響矢)たちが繰り広げるBL場面を観察していた真山の真の目的は、モブの想像よりも遥か上を行っていた。
・vs弟の友だちパート2
綾人と“バラの君”こと東條の仲が気になっているモブ。ダイニングでお茶を飲みながら、さりげなく綾人との関係を尋ねると、綾人はある日の出来事を語り始める。その内容から、やっぱり東條は綾人のことが好きなのだと再認識するモブ。当の綾人は、東條の思いを本気にしていない様子だったが、その矢先、ひょんなことから綾人のほうが東條を意識せざるを得ない事態になる。
・vsフラグ
今日はバレンタインデー。差出人のないチョコレートがカバンの中に入っているのを発見したモブ。気づかなかったフリをしてその場をやり過ごす決意をするモブだったが、後日、その差出人が菊池(伊藤)というクラスメイトだったことがわかる。自分を見つめる菊池の熱い眼差しに気づいてしまったモブは、なんとかこの立ちかけたフラグをへし折ってしまおうと、クラスのイケメン・三好(砂川脩弥)を盾にしてある代案を思いつく。
・vsフラグ延長戦
どんなに必死に抗っても、このBがLする世界に引きずり込まれそうになり、疲れ果ててしまったモブ。居酒屋でヤケ酒をあおり、フラフラになりながら帰宅する途中、階段から転落しそうになったモブは間一髪で誰かに助けられる。その人物に背負われ、家までたどり着いたモブだったが、覚えているのは温かくて柔らかい背中とほんのり香ったシトラスの香りのみ。学内のイケメンたちのニオイをくまなく嗅ぎ回り、ついに見つけ出した人物はまさかのアノ男だった。
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