鈴木福、堺雅人、上戸彩、ブルース・ウィリス/新CM「未来のしずか登場」篇より(C)Fujiko‐Pro

上戸彩、制服&ツインテール姿披露 未来のしずか役で登場

2020.12.16 00:00

女優の上戸彩が出演する携帯電話の新CM「未来のしずか登場」篇が16日から放送される。

  
携帯会社の商用サービス開始に伴い、「ドラえもん」とコラボレーションした新たなテレビCMシリーズが展開中。本シリーズは、遠隔医療や自動運転、空飛ぶタクシーなど、できたらいいなと夢見ていたことや、想像さえもしていなかったことを現実にしてくれるそんな5G通信を活用したテクノロジーを、ドラえもんのひみつ道具になぞらえて表現する「5Gってドラえもん?」をコンセプトに企画されている。

主人公のドラえもん役に、「ダイ・ハード」や「アルマゲドン」など、数々の主演映画でヒットを記録したハリウッド俳優のブルース・ウィリスを迎え、白戸家のメンバー(上戸、樋口可南子、ダンテ・カーヴァー、お父さん)や未来ののび太役の堺雅人、中学生ののび太役の鈴木福らが共演している。

最新作では、前回明らかになった未来のジャイアン役の八村塁選手、スネ夫役の古市憲寿に続き、未来のしずか役で上戸が、白戸家のアヤと一人二役で登場。自分の未来も見てみたいという、中学生のしずか(小宮山莉渚)に、時間を進めることができるドラえもんのひみつ道具『タイムふろしき』をかぶせると、そこへ偶然通りかかった白戸家のアヤが、未来のしずかと鉢合わせするというコミカルなストーリーを通じて、5Gの可能性は無制限にあることを表現した。

一番の見どころは、上戸扮する未来のしずかの初登場シーンだ。学生時代を彷彿とさせる、ツインテールの制服姿にご自身は大照れも、堺と古市をはじめ、共演者の誰もが釘付けとなった未来のしずか役のハマりっぷりに注目だ。

上戸彩出演・新CM「未来のしずか登場」篇

鈴木福、堺雅人、上戸彩、ブルース・ウィリス/新CM「未来のしずか登場」篇より(C)Fujiko‐Pro
公園で中学生ののび太(鈴木)、しずか(小宮山)、未来ののび太(堺)、ドラえもん(ブルース・ウィリス)の4人が話している。しずかが「のび太さんの未来は…」と堺を指差し、「たけしさんの未来…スネ夫さんの未来…」と続けると、それぞれの現在と未来の姿が空に浮かび上がり、そして、「私の未来は?」と問いかけると、「見てみる?」とポケットからひみつ道具の『タイムふろしき』を取り出したドラえもんが、それをしずかにかぶせる。

すると、『タイムふろしき』の時計模様の針が、突然くるくる回り出して発光。『タイムふろしき』を取ると、大人になった未来のしずか(上戸)が現れる。そこを偶然通りかかった白戸家のメンバーたち。未来のしずかを見て、驚いたお母さん(樋口)が「アヤ!…あ、いるわ」と、一瞬困惑した様子。「誰?アンタ」と尋ねるアヤに、手鏡で自分の顔を確認しながら「しずかです」と答える未来のしずか。お互いの顔を見て、「私そっくり」「私そっくり」と同時につぶやく。

どさくさに紛れて、「すっごくかわいい」と、自らと瓜二つの未来のしずかを褒めるアヤ。すかさずお父さんから「おいおい!」とツッコミが入る。そんなアヤと未来のしずかのやり取りを見ながら、「いきなり未来…」「5Gと同じだよ」と話している未来ののび太と中学生ののび太。すると、いつの間にかお母さんが「なんにでもかけていいの?」と『タイムふろしき』を持ってきて、「制限はない!」と自慢気に答えているお父さんに、そのまま「あなたの未来は?」とかぶせる。

「おい!やめろ!」と抵抗するお父さんだが、『タイムふろしき』を取ると、なぜか白いヤギに変身した未来の?お父さんが現れる。「どういう未来?」と戸惑うお母さんに、「メ~~~(知らん)」と応えるヤギのお父さん。最後はドラえもんが、「ははは」と指を振りながら呆れた様子を見せつつもその光景を一歩引いたところで楽しんでいるような表情で締めくくる。

上戸彩・未来のしずか役に照れまくる

初めて未来のしずか役を演じるに当たって、これまでのテレビCMシリーズでずっと未来ののび太役を演じてきた堺に、「のび太に変身している時ってどんな感じですか?恥ずかしいですか?」と質問していた上戸。それに対して、堺は「恥ずかしくないよ。なんで恥ずかしいんですか?」と応じた。

上戸自身、今回のツインテール&制服姿にはかなり抵抗があったらしく、周囲から「似合いますね」と声を掛けられる度に、「誰も何も言わないでください(笑)」と手で顔を隠しながらうつむき、「今すぐ『タイムふろしき』を使って、リアルに制服を着ている頃のしずかちゃんに戻りたい」とコメント。今回のテレビCMに登場するドラえもんのひみつ道具をネタに、周りのスタッフの笑いを誘った。

上戸彩、こだわりの芝居で一人二役に挑戦

今回のテレビCMで、未来のしずかと白戸家のアヤの、一人二役を演じた上戸。長く出演してきたシリーズで、すっかり役をつかんでいる白戸家のアヤとの違いを表現すべく、ワンテイク毎に監督と相談しながら、話し方や話す時のスピード、テンション、表情、仕草などにこだわって、未来のしずかのキャラクターを丁寧に作り上げた。

上戸彩同士の対面シーン

一人二役の撮影中、現場に大きな笑い声が響いたのが、未来のしずかの顔を見た白戸家のアヤが、「すっごくかわいい」とつぶやくカット。上戸が“すっごく”という言葉をかなり強調した演技を披露した直後、監督から「面白いけど、尺が少し長いかもしれません」とリテイクを求められると、さすがに本人もオーバーアクションだと思ったのか、「アハハ、間が空き過ぎちゃいました(笑)」とはにかんでいた。

堺雅人ら、ドラえもんトークで盛り上がる

休憩中、2歳の時、初めてドラえもんの映画を観に連れて行ってもらったという鈴木に、堺と小宮山が「え、2歳で!?」驚きの声を上げると、鈴木は「母からそう聞いたんですけど、僕はまったく記憶がないんですよ」と告白。その後も、堺が最近見たドラえもん映画に登場する恐竜の鳴きまねを披露したり、「心は今のままで時間を行き来したい」などと、『タイムふろしき』について語り合ったり、キャスト同士でドラえもんトークに花を咲かせた。

樋口可南子、夫婦だからこそのチームワーク披露

樋口がお父さんに、『タイムふろしき』をかぶせるシーン。アクションのタイミングやスピード、かける位置がなかなか思い通りに行かず、お父さんが物言いたげな目で、樋口の方を振り向く場面があった。そんなお父さんの視線に、「お前さー、もっと上手くやれよ」というメッセージを感じ取ったという樋口。さらにもう一段階、集中力を高めて本番に臨むと、ようやくすべてがパーフェクトにそろい、監督の口から「OK!」という言葉をもらった。(modelpress編集部)

堺雅人&上戸彩インタビュー

― 未来のしずかちゃんを上戸さんが演じると聞いた時の感想をお聞かせください。

堺:いやもう、何の違和感もなかったんですが、目の前にすると、その素晴らしさに息をのむ思いです。素敵なんじゃないでしょうか。

上戸:ちょっと、ちょっと。もう何も言わないでください…。

堺:素晴らしいですよ。

上戸:大丈夫です…。

堺:実際に上戸さんが17歳ぐらいの頃から会っているんですよ。

上戸:そうですね。

堺:なので、僕は上戸彩という女優に対して、あまり年齢を感じないというか、年を経ても変わらない素晴らしさを持っている方なので、どんな役を演じても大丈夫だよという感じです。

― 未来のしずかちゃんの役のオファーを受けた時、どんな気持ちでしたか?

上戸:どんな気持ちだったかなぁ…忘れちゃったなぁ(笑)。衣装合わせやカツラ合わせをしながら、自分では“イタい”なと思っていましたけど、堺さんがそんな風におっしゃってくださって、やっぱり堺さんと一緒にいると、すごく安心した気持ちになれるなと思いました。

― 『タイムふろしき』があったら、どんなものにかけて時間を早めたり、巻き戻したりしたいですか?

堺:自分にかけていろいろ試したいです。お芝居で若作りや老け役をする時に便利だなと。

上戸:役作りが半分ぐらい必要なくなりそうですね。

堺:簡単ですよ。

上戸:体の使い方とかも、実際に年を取るわけだから、自然に見えますもんね。

堺:子役からできますよ。

上戸:ホントですね。お芝居をしていて、恥ずかしい気持ちになんかならないし。

堺:恥ずかしいんですか(笑)?恥ずかしくないですよ。

上戸:私は今ほしい。ナウ。リアルに制服を着ている頃のしずかちゃんに戻りたいです。

堺:設定では、中身が小宮山さんなんですよね。未来の私を見たいからって。だから、上戸さん自身は、違和感があってちょうどいいんですよ。制服を着ている未来のしずかちゃんなんだから、「あれ、なんでこんな服着ているんだろう?」という感覚で、おかしくないんじゃないでしょうか。

上戸:もっと言ってください(笑)。

堺:いやいやいや(笑)。いいじゃないですか。素敵だと思います。

― 制限をなくして、無制限にしたいモノがありましたらお聞かせください。

上戸:私は胃袋。

堺:胃袋!?

上戸:限界がないから、いつまでも食べられるということですよね。ラーメンとか、いろんな味を全部食べたいです。全部食べきって、もっと食べたいなという時、「どうしよう、このラーメンの汁に、お米を入れようかな」と悩みながら、結局諦める、みたいな日々を送っているので、見た目とかいろんなことを気にしないで、胃袋を無制限で、食べたいものをひたすら食べ続ける(笑)。

堺:制服の格好をしているからか、普通に思春期の女の子と話している感じがしてきました。

上戸:あはは(笑)。

堺:僕はもう、ラーメンの汁は愛でるものですよ。眺めています。

上戸:二度使いはしない?

堺:しないね。いつからしなくなったんだろう。昔はたしかに、ラーメンの汁にごはんを入れていましたけど。

上戸:私は今でもします!

堺:若いね。いらないんじゃない、『タイムふろしき』(笑)。

古市憲寿インタビュー

― 未来のしずかちゃん役が上戸さんだと聞いた時、どう思いましたか?

古市:白戸家にいてもいいんだ、一人二役にするのもアリなんだって、ちょっとびっくりしましたが、上戸さんを見たら、ホントにしずかちゃんでした。大人になったらこんな感じになるんだろうなって。目の前にすると、漫画の世界から出てきたCGみたいという感じで、イメージ通りでした。

― 漫画やアニメに登場するしずかちゃんに憧れはありましたか?

古市:いや、別に。それで言うと、僕はスネ夫の方が好きかもしれないですね。スネ夫って、お金とコネクションを持っていますけど、それって最強じゃないですか。ドラえもんのキャラクターの中で誰になりたいかと言われたら、スネ夫になるのが一番得というか。あの世界の中でたぶん、一番の強者な気がするんですよね。一応、ジャイアンをリーダーっぽく仕立てておいて、スネ夫が裏から全部仕切っている気がして。そういう意味では僕はスネ夫が一番好きです。しずかちゃんはキレイで、勉強もできて、というキャラクターですけど、たとえばバイオリンがすごく下手で、女友達いるのかなとか、思うところもあるじゃないですか。だから、特に憧れはなかったですね。

― 『タイムふろしき』があったら、どんなものにかけて時間を早めたり、巻き戻したりしたいですか?

古市:僕はひたすら自分にかけて、絶妙にアンチエイジングし続けるんじゃないですかね。年を取るって、この世界では絶対に逆らえないことですけど、1歳年を取る度に毎回『タイムふろしき』をかぶったら、少なくとも見た目は年を取らないわけで、みんなから気付かれないように使ってみたいなと思います。あとは、カブトムシとかメダカとか、何かを育てていて、ちょっと先の未来を見たいという時にかけてみたり、赤ちゃんが大人になった姿を見て、こういう感じになるのかって、また元に戻したり。

― 制限をなくして、無制限にしたいモノがありましたらお聞かせください。

古市:普段から、あんまり制限を感じて生きていないんですけど、どうしてもダイエットには気を使っちゃうので、僕が大好きなチョコレートを食べることを無制限にしたいですね。言っても、食べるのは1日300gなんですよ。まぁ、多いんですけど、これを3kgとか食べたらどうなるんだろうとか、もっと食べ尽くしてみたらどうなるんだろうなと思います。
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