橋本愛がクランクアップ「全然楽しくない役でした（笑）」＜35歳の少女＞

柴咲コウ主演「35歳の少女」

同作は『家政婦のミタ』『同期のサクラ』の制作チームが集結し、『○○妻』以来、5年ぶりに柴咲と脚本家・遊川和彦氏とのタッグが実現。『家政婦のミタ』以来、10年ぶりに遊川氏が挑むホームドラマとなっている。

1995年、不慮の事故により10歳で突然、長い眠りにつき、2020年に25年ぶりに目覚めた“35歳の少女”望美（柴咲）に待ち受けていたのは、変わり果てた世界と自分だった。現実に戸惑いながらも前を向いて生きる少女の“時をこえた”成長物語。

主人公・望美役を柴咲、望美の初恋の相手・広瀬結人役を坂口健太郎、望美の妹・岡愛美役を橋本、望美の父・今村進次役を田中哲司、進次の再婚相手・今村加奈役を富田靖子、その引きこもりの連れ子・今村達也役を竜星涼、望美の母親・時岡多恵役を鈴木保奈美が演じる。

橋本愛「全然楽しくない役でした（笑）」

一見、美人で仕事もできるしっかり者だが、外見とは裏腹のメンヘラ“かまってちゃん”タイプで恋愛には不器用な愛美。姉・望美が不慮の事故にあい家族を取り巻く環境が激変したことで、自分の存在意義に苦しむようになってしまう妹という難しい役。しかし、「マナちゃんの気持ち分かる…」「感情移入して泣けた！」という視聴者の声も多かった。毎回、ケンカ、酔っ払い、書類投げなど荒ぶる“快演”を見せた、橋本がクランクアップした。

柴咲から花束を渡された橋本。「愛美は、演じていて、全然楽しくない役でした（笑）愛美はずっと心がささくれ立っていて、どうにかなってしまいそうでした」と振り返り、「柴咲さんのお芝居に向かう姿を見ていると、安心して演じ続けることができ、とても心強くて助かりました」と柴咲に感謝した。怒ってばかりだった愛美の役とは違い、最後の最後までスタッフを気遣う心優しい橋本の言葉に、スタッフは、惜しみない拍手を送り続けていた。

前回の放送では、母と娘がこれまで伝えられなかったお互いの本当の思いを交わす姿が描かれた。「愛してる」の言葉と共に、息を引き取った母・多恵（鈴木）。母親の愛を感じ、素直な自分に気づけた愛美は、これからどんな人生を歩むのか。（modelpress編集部）

橋本愛コメント

3か月間、お疲れ様でした。このドラマを見続けてくれた視聴者の方には、すごく大きなギフトが届けられる作品になったのではないかなと思います。

愛美は、演じていて、全然楽しくない役でした（笑）愛美はずっと心がささくれ立っていて、どうにかなってしまいそうでした。でも9話以降、ようやく穏やかな気持ちで演じることができ、愛美も私自身も救われたような気持ちになりました。そして何より、柴咲さんのお芝居に向かう姿を見ていると、安心して演じ続けることができ、とても心強くて助かりました。

スタッフの皆様もこのような状況の中、体調を崩すことなく撮影が進み、安心しています。最後の撮影まで頑張ってください。ありがとうございました。