竹内涼真、初ミュージカルで歌&ダンス挑戦 黄色い歓声浴びる<17 AGAIN>
2020.11.30 21:41
俳優の竹内涼真が30日、東京・青海のZepp TOKYOで行われたミュージカル「17 AGAIN」(2021年5月16日より東京、兵庫、鳥栖、広島、名古屋にて上演)の製作発表に、共演のソニン、エハラマサヒロ、桜井日奈子、有澤樟太郎、水夏希、翻訳・演出の谷賢一氏とともに出席。歌とダンスを披露した。
竹内涼真、初ミュージカルで歌&ダンス披露
本作は、2009年4月にザック・エフロン主演で公開され、北米初登場1位を記録した同名映画を世界で初めてミュージカル化。元高校生バスケットボールのスーパースター・マイク(竹内)が、恋人・スカーレット(ソニン)の妊娠をきっかけに夢を諦めて家庭を持つが、仕事も家族もうまくいかず行き詰まってしまったある日、不思議な用務員と出会い、35歳から17歳の姿に戻って人生をやり直す姿を描く。約190名のオーディエンスと多くの報道陣を前にし、迫力ある歌声を披露した竹内は「光栄なことに初ミュージカルで主演を務めさせていただくことになったんですけど、今日の製作発表は時間がない中、来てくれた皆さんにとりあえず熱量だけはお伝えしようと思いました。さっきのステージは自分なりに反省点はたくさんあって、途中で喉も潰れてしまったので悔しい部分もあるんですけど、来年の本番に向かって必死に努力して、観に来てくれたお客さんを全力で楽しませて帰っていただけるように、本番まで頑張りたいと思います」と挨拶。
同じくミュージカル初挑戦の桜井は「先ほどわきで竹内さんの歌をワクワクしながら聞いていました。稽古はまだ始まっていないんですけど、今から楽しみで仕方がないです」と期待に胸を躍らせた。
竹内涼真、黄色い歓声浴びて「キャーキャーのピークは過ぎました(笑)」
改めて、『#brandnewday』と『The Greatest Prize』の2曲を披露した感想を求められた竹内は「普段、映画やドラマの現場でまったく緊張しないんですけど、珍しく今日までの期間、ものすごく緊張しました」と打ち明け、「その緊張というのは、稽古や練習を重ねていけば、自信を持って皆さんの前に出られると思うんですけど、今日は最初でしたし、ステージの広さにびっくりしたのでどう使おうかなって(笑)。主人公の再生の気持ちが伝わればいいかなと思って一生懸命歌いました」とコメント。『#brandnewday』では女性アンサンブルキャストから「キャーキャー」と黄色い声を浴び、普段通りのことか聞かれると「キャーキャーのピークは過ぎましたけどね(笑)。2年前くらいに過ぎていったんですけど、また再生していきたいなと思います」と茶目っ気たっぷりに回答。「ダンスも27歳にして初めてなんです。最初はリズムを取るのも危うい感じで、(先生に)マンツーマンでダンスの特訓をしていただいて、最初は必死だったんですけど、今回の歌(『#brandnewday』)はすごくハッピーな歌なので、『僕らが楽しんで』と言ってくださって、そこから今日にかけて変わったかなって思います」と続けた。
そんな竹内の歌を、舞台袖から「ヒューヒュー」と声を出してノリノリで聞いていたというソニンは「『ダンスもできる方なんだ。昔からやっていたのかな』って思って見ていました」と目を丸くし、「今のコメントを聞いていても、俯瞰して自分を客観視して分析していらっしゃる。私たちでも製作発表での歌唱はめちゃくちゃ緊張するし、本番まで6ヶ月くらいある中で、まだ役も入っていない状態での歌唱披露は相当なチャレンジなので素晴らしいです」と絶賛した。
竹内涼真、17歳の頃を回想
さらに、17歳と35歳の役を演じる竹内は、自身の17歳の頃の様子と、どんな35歳になっているか予想するようお願いされ、高校時代はそれまで目指していたプロのサッカー選手になる夢を諦め挫折した3年間だったとコメント。「自分の中で根が腐ったりもし、好きなことに前向きになれていなかったです。学校に行くときは、どうやったら女の子にモテるかしか考えていなかったので、一生懸命毎朝、鏡の前で髪の毛をセットして、親に『何分、鏡を見てるの!』って怒られたり、そういう17歳だったかな」と振り返った。35歳については「もしかしたら結婚して子どもがいるかもしれないし、わからないんですけど、ただ演技をしているときが1番好きで、自分がこの仕事に向いているなって再確認できているので、その質だったり技術をあげていって、いろんな国の方とお仕事したいと思っています」と予想。
続けて、「その第一歩として、今回のミュージカルは挑戦で、まだ方向性が決まっていない状態からのスタートなので、ひとつ30歳に向けて初舞台・初ミュージカルというものを乗り越えて、自分の可能性を広げていけたらいいなと思っています」としみじみと語った。(modelpress編集部)
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