浜中文一&西野七瀬、劇団☆新感線初出演 コロナ禍で形新たに発進<月影花之丞大逆転>
2020.11.11 12:00
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2021年劇団☆新感線41周年春興行Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』が、来年2月下旬より東京建物Brillia HALL、4月中旬より大阪・オリックス劇場にて上演決定。俳優の古田新太が主演を務め、ジャニーズ事務所所属の俳優・浜中文一と女優・西野七瀬が劇団☆新感線の舞台に初出演する。
コロナ禍でも新感線らしく…「Yellow/新感線」発進
出演者だけで毎公演約40名近く、スタッフを合わせると100人規模のカンパニーで作品を創り上げられている劇団☆新感線の公演。コロナ禍での劇団公演について日々模索する中で、“デキない”ことを悩むのではなく、「密にならない、短い上演時間で、新感線らしい、観たお客様が元気になる作品」を創るべく、名付けて“Yellow/新感線”として発進することを決断した。
着想を得たのは、新幹線を安全に走行させるために点検や診断を行う黄色い新幹線であり、走行の希少さから、見た人は幸福になるとも言われている“ドクター・イエロー”。
コロナ禍でも劇団☆新感線を求めている観客たちへ笑顔を届けるべく、そしていつかこれまで通りの大規模な公演ができる日に向けて、まずは“Yellow・新感線”として走り出す。
月影花之丞が18年ぶりに大暴れ?
この“Yellow/新感線”のために、新しいカタチの新感線作品を、急遽、座付作家・中島かずきが書き下ろし。新感線らしく笑いにあふれる作品にしたいという想いから、2003年の『花の紅天狗』(初演・1996年)のスピンオフ作品として、かつて木野花が演じた爆発的なテンションの月影花之丞が再び登場する。強烈なキャラクターが暴れ回るにあたって、準劇団員から初参加まで強烈で豪華なキャストが結集。主演に劇団の看板俳優・古田、共演に本作が劇団☆新感線5度目の出演となる阿部サダヲを迎える。
また浜中、西野という初参加のフレッシュな2人も。劇団員からは河野まさと、村木よし子、山本カナコ、中谷さとみ、保坂エマ、そして安定の村木仁。そして月影花之丞はもちろん木野が演じる。
今回の公演の出演者は11人と小人数となるが、劇場を埋め尽くすべく、強烈なキャラクターたちが所狭しと走り回る。(modelpress編集部)
主宰・演出:いのうえひでのり コメント
皆様、お待たせしました。やっと新感線が舞台に帰って来ました。この時節なのでフルスペックというわけにはいきませんが、そこはHappy Yellow 新感線!と言うことで、あの月影先生こと木野花さんを迎えて、ドタバタ・パロディ満載の久々のおポンチ芝居になりそうです。ゲストには他に、“鳥髑髏”以来の阿部サダヲ君、ラストフラワーズ以来の古田との面白舞台での競演が大変楽しみですね。そして今回のフレッシュなゲストのお2人。”50Shades!”での切れ味の鋭い変態演技にド肝抜かされたジャニーズらしからぬジャニーズ、浜中文一君。そして正真正銘の元アイドル西野七瀬ちゃんが新感線舞台に初登場ということでカンパニーの平均年齢をグッと引き下げ、みずみずしさを引き上げてくれるでしょう。作:中島かずき コメント
8月初め、突然ヴィレッヂの細川会長から電話がかかってきた。来春の新感線公演を、予定していた規模から人数を縮小しての公演に変更したいから、知恵を貸してくれというのだ。条件は出演者10人前後、公演時間2時間以内。当初出演するはずだった古田、阿部、浜中、西野、木野の5人には継続して出演してもらう予定だという。とにかく時間がない。「木野さんがいるのなら『月影花之丞』がいいんじゃないかな。あれだと劇中劇もあるから、雑多なアイデアもぶちこめるし」と考えて臨んだ打合せで、まずいのうえが「こんな時期だから楽しい芝居がいいな。『花の紅天狗』みたいな」と切り出した。まさにそれを俺も考えてたよと言うと、すかさず細川氏が「それはかずきさんが書くということだよね」。あっという間に月影花之丞第二弾に決まってしまった。しかも自分が書くことに。
とりあえずスケジュールをこじ開けて書き始めると、これがまあ驚いたことに月影花之丞は僕の両手にまだ生きていた。彼女の言動がするすると導かれるように出てくるのだ。あれよあれよと〆切前に脚本ができてしまった。
というわけで、頭のネジがはずれた人達が闇雲に猛烈な勢いで舞台に向かって駆けていく、トンチキで楽しい芝居になるはずです。ご期待下さい。
主演:古田新太 コメント
まだまだコロナ禍も落ち着かない中で、この時期にお客さんが入るのか?ということと、木野さんの体調が心配です。とはいえど、久しぶりの馬鹿芝居。一刻(一時)の憂さを晴らしに来てください。
おいらたちは、頑張ることしかできないので。
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