(左上から時計回りに)有村架純、岩田剛典、松原智恵子、若林豪、音尾琢真、仲村トオル、仁村紗和、泉澤祐希(C)WOWOW/Warner Bros. Intl TV Production

有村架純・三代目JSB岩田剛典ら「コールドケース3」豪華ゲスト出演者発表

2020.09.30 07:00

女優の吉田羊が主演を務めるヒットクライムサスペンスシリーズ第3弾「連続ドラマW  コールドケース3~真実の扉~」(WOWOW、12月より放送)の豪華ゲスト第2弾が解禁となり、女優の有村架純EXILE三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの岩田剛典らが出演することがわかった。

  

1990年11月にサービス放送を開始し、まもなく開局30周年を迎えるWOWOWでは、2020年12月以降、開局30周年記念番組を続々と放送。その記念番組の一つとして、吉田をはじめ、永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和らが豪華共演する本作を放送する。

「コールドケース」は、2003年から2010年まで全7シーズンにわたりアメリカ・CBSで放送され高視聴率を記録。未解決凶悪犯罪、通称“コールドケース”を扱う捜査チームの活躍を描き、世界中の人々に愛されたドラマシリーズで、本国アメリカでは全シーズンの平均視聴者数が1000万人を超えるヒット作となった。

2016年、WOWOWがアメリカ国外としては世界初となる、日本版コールドケース「連続ドラマW コールドケース~真実の扉~」の制作と放送を手掛け、大きな話題に。2018年には「連続ドラマW コールドケース2~真実の扉~」として続編が放送され、WOWOWのドラマ史上初となる全編8Kによる収録を敢行。さらに、シーズン1、2共に全編4K・HDR(ハイダイナミックレンジ)版も制作し、本作の醍醐味である過去と現在をつなぐ世界観を最新技術を駆使した圧倒的な映像美で表現することに成功した。

有村架純・岩田剛典らがゲスト出演決定

第3話のタイトルは「女優」。工事現場で白骨遺体が発見され、神奈川県警捜査一課の女性刑事・石川百合(吉田)らが駆けつける。遺体は1961年に失踪した若手俳優・野口雅之であることが判明した。野口の弟・信夫が遺骨を引き取りに訪れると、失踪前日に兄が交際していたとされる銀幕の大スターであった女優・貴船美沙を「絶対に許さない」と言っていたと証言。素行が悪かった雅之の失踪は様々な噂が飛び交っていたが、兄は美沙に殺されたのではないかと疑っていた。それを受けて百合たちは60年ぶりに日本の映画界へ戻ってきた美沙の元を訪ねるが─。

フランスの映画祭で主演女優賞を受賞するなど、日本を代表する大女優・貴船美沙役に有村。現代の美沙役には松原智恵子。またそんな美沙を陰ながら支え続ける宣伝担当・城本光晴役に岩田。献身的なマネージャーとなった現代の城本役には若林豪が演じる。事件の被害者である若手俳優・野口雅之役に泉澤祐希。美沙の付き人である田川久子役に仁村紗和。シリーズ史上初の35ミリの白黒フィルムで撮影された世界観は圧巻。その映像美にも注目だ。

第4話のタイトルは「オルゴール」。あるスポーツクラブのロッカールームで爆発が起き、百合たちが駆け付ける。非番の消防士が重傷を負ったその爆発現場の焼け跡にはオルゴール型爆弾のシリンダーの破片が残っており、2年前に店員1名が犠牲になった電機店爆破事件と同一犯である可能性が高いと考えられた。そんな最中に新たな爆発が起き、小児科医が犠牲になったと知り驚愕する一同。

シリンダーの購入履歴から、高原浩という男が捜査線上に挙がる。高原の自宅には爆弾が作られた形跡と、壁には爆発の被害者たちに加え、更なる標的であろう人物たちの写真が置かれていた。百合たちは更なる爆発を阻止しようと、次の標的とみられる銀行員の当麻渉に話を聞きに行く。すると2人の意外な繋がりが明らかになって―。

捜査線上に挙がる謎の男・高原浩役に仲村トオル。高原と意外な繋がりを持ち、事件と深く関わっていく当麻渉役に音尾琢真。果たして爆弾魔の真の目的は何なのか─。息もつかせぬスピーディーな物語が展開される。

さらに第1話から今回解禁された第4話までの映像を初公開した特報映像も併せて解禁された。(modelpress編集部)

有村架純コメント

以前のシリーズも拝見させていただいたのですが、映像、カット割り、どれもとても質の高い作品だなと思っていました。見るととても面白くて、役者さんのお芝居もシナリオも魅力的で。ワンカットの臨場感があるシーンも、撮影監督の山田康介さんが一緒にお芝居をしてくれているような感じで、それが作品に反映されているのだと思いました。なかなか普通のドラマでは作れないスケールの大きい作品だと思います。時代を跨いで作品を紡いでいくスタイルの作品は少ないですし、しっかりとその人の背景が目に見えて分かるからこそ、物語に引き込まれるのだと感じます。

現場は最初緊張するんじゃないかなと思っていたのですが、(撮影監督の)康介さんも羊さんもいらっしゃるので、なんだかすごく懐かしいというか、以前からいるような感覚で(笑)。たった1話分の出演でしたが、それぐらい自分にとっては居心地の良い現場でした。過去の大女優を演じるにあたり、“説得力”が一番心配でした。当時の女優さんの佇まいは、やっぱり時代によって変化しているものですし、生き方、構え方の貫禄を出すにはどうしたらいいのかと考えました。ですが、若き美沙は22~3歳という年齢なので、まだ等身大の部分もある少女感と女性との狭間というか…だからそこまで大きく見せようとは思いませんでしたが、姿勢や笑い方など、そういったところを意識しながら演じていました。

岩田剛典コメント

今回は城本という、大女優・貴船美沙を支える役柄を演じました。第3話のサスペンス部分の核となるとても重要な役だったと思います。劇中ではラブストーリーの要素もありましたが、現代パートにもその流れがしっかりと活きるよう、60年前の当時の城本と美沙を真摯に描けたらいいなと思いながら演じました。撮影自体は数日だったので、監督のディレクションを一番に頼らせていただきました。美沙役の有村さんとは(当時)初共演だったのですが、現場でたくさん気遣っていただき、大変演じやすかったですし、本当に優しい方だなと感じました(笑)。

現場では他愛もない会話もたくさんすることができ、演じた物語は切ないものではありましたが、そのような中でも2人の空気感を反映できたのかなと思います。さらに、アメリカから取り寄せていただいた白黒フィルムでの撮影にもテンションが上がりましたね!これは過去パートだけの特権なので、贅沢な撮り方をしていただいて嬉しかったです。髪型や服装もオーバーサイズのシルエットだったり、時代に合わせた特徴的な物なので、そういう世界観の中に飛び込めるのは刺激的でした。時代劇の経験もなく、昭和の設定も初めてだったので映画館などレトロなロケーションでの撮影も楽しかったです。この第3話は「コールドケース」シリーズの真骨頂であるサスペンスドラマ要素がありつつも、その中で徐々に真実が明かされていくにつれて、とても切ない純愛が見えてくる話になっています。こんなにまっすぐな人間を演じたのは初めてかもしれません。ぜひ楽しんでいただければと思います。

松原智恵子コメント

“女優の役”を演じるということが、長い女優人生の中でも初めての経験でした。かつての美沙のパッと若い感じ、かわいらしい感じも残しつつ、現代となった今も女優として生きる姿を演じることができるのは、とても面白い役だなと思いました。昔、自分が女優を始めた頃なんかも少し思い返しながら、一貫してこの役に共感できるなと感じました。若林さん演じる城本は美沙にとってはいつも一緒で、もうなくてはならない存在になっている。美沙と城本、2人の間にはお互いにしか分からない関係性と絆があるんだと思います。3話の“女優”として、ゲストとして、精一杯演じましたので松原智恵子を見ていただければと思います。また脚本が瀧本智行さんなのもとても光栄でした。仕上がりを大変楽しみにしております。

若林豪コメント

今回「コールドケース」に出演させていただき、すごく新鮮でした。脚本をいただいた時も、フランスドラマのような雰囲気のあるストーリーだと感じました。普段は刑事役が多かったりするので、今までやったことのないような地味な役ではありましたが、美沙との2人の間にも甘酸っぱさがあって、いままで2人でいろいろなことを乗り越えてきた、そんな雰囲気が出ていればと思います。松原さんとはもう何度も共演させていただいたことがあるので、今回もこの役でまたご一緒させていただけたのが嬉しかったですね。物語のとっかかりや入りはとても渋くて、途中からがっつりと物語が大きく動いていく、そんなうねりのあるストーリーなので、きっと皆さんにも楽しんでいただけるのではないかなと思います。

仲村トオルコメント

今回は、仕事も家族も失うことになった、本当にかわいそうな人を演じましたが、現場の充実感はとてもありました。シリーズ作品の中で、ある回のある役、を演じる場合、レギュラーの方々が作ってきた現場の空気というものがあるので、転校生のような心持ちになります。その空気の中に入るのは難しい、と感じるんです。でも、今まで多くの現場を共有してきた内片監督の作品だったので、そういうことも全くと言っていいほど気にならなかったですし、むしろ居心地の良い現場でした。役の置かれた状況としては、辛いシーンも多かったんですが、現場では良い時間を過ごさせていただいた、と思います。

演じた【高原】は、“この人を反面教師にしてください”というような生き方をしてしまった人、という印象です。僕らの世代は、いい大学に入って、いい会社に入れば、いい人生が約束される、と大方の人が考えているような時代だったと思います。それは今思うと、僕らの先輩たちが作ってくれた“いい世の中”“いい人生設計”だったのかも知れません。でも、そんな時代の中で、彼はそうはいかなかった。【高原】に僕がもし何か言ってあげられる言葉があるとしたら、“自分の価値観よりも柔軟性。そして信念みたいなものを貫くよりも、臨機応変に対応できる力があれば良かったのかもしれない”ということでしょうか…。視聴者の皆様は【高原】という人を反面教師にして“よりよい人生を歩んでいただきたい、と思います。

音尾琢真コメント

いつ「コールドケース」に呼んでいただけるのかとずっと思っていました(笑)。念願が叶いました。しかし、ゲストという形で出る人物がたくさんいるので、そんなに個人個人の分量が多いというわけではないのですが、総合的にいろんな人と絡み合うことでうまくお話に溶け込めることができていたらいいなと思っています。出演した第4話は、不思議なお話でした。人の心は分からない、台本だけでは“何でこの人がこの事件をここまでやってしまったんだろう”と思いましたが、内片監督はシーンごとにしっかりとビジョンを持って挑まれる方だったので、それだけ考えている監督がいるからこそ、きっと自然と見ている視聴者の方々にも、うまいことしっくりくる作品がつくれるんじゃないかなと思いました。私と仲村トオルさんの2人の工場のシーンが、なかなか近年あまり見かけない長さのシーンだったので、注目して見ていただきたいです。加えて「コールドケース」シリーズ特有の“若返り”が私にもちょっと施されたりしているので、日本だってこんなに技術があるんだぞということを楽しんで見てもらいたいです。
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