中村倫也、1人7役も難しさ感じず 演技論語る
2020.06.27 10:24
俳優の中村倫也が、26日放送の日本テレビの深夜番組「夜バゲット」(毎週土曜1時59分〜)に出演。公開中の主演映画「水曜日が消えた」について、緻密な役作りを明かした。
中村倫也、カメレオン俳優の緻密な演技論
曜日ごとに性格も個性も異なる7人の「僕」を同作品で見事に演じ分けている中村。それぞれが中身は全くの別人という役づくりには難しさもあったのではないかと尋ねられると「無いんですよね…その難しさが出ないようにやった」と、カメレオン俳優としても知られる中村はサラリと返答。「人格的な解離性を押し売りにしてはいけない映画だったので、あくまでもささやかな日常を」演じた、と、逆に7人を演じ分けると言うよりもそれぞれの日常を普通に演じることに重きを置いたと明かした。
映画では1人の人生が7分割されている設定のため、「1人1人の人生の体感は、十数歳でとまっている」と中村。それゆえ作中で初めて別の曜日で朝を向かえる「火曜日くん」を演じるときには、初めてのことやものに触れることで「子供がはしゃいでるみたいな」「幼児性」を演出すると同時に、夜中の場面では「この世界が初めてだという寂しさ」も加味した演技にしたと、緻密な演技論も語った。
キレイ好きで神経質な一面を告白
また、演じ分けた7人の中で最も中村本人に近いのは誰かを尋ねられると「全部(自分が)入ってるんですけどね」と笑顔になった中村。しかし家に一人でいる時は「こだわっていることとかこだわっていないことで、他の曜日に面倒をかける」という“きれい好きで神経質な、自分のルールが決まっている”タイプの「金曜日」が近いと、自宅での素顔を伺わせる場面もあった。(modelpress編集部)情報:日本テレビ
【Not Sponsored 記事】