「テラハ」福田愛大「1投稿に対して700件」誹謗中傷・人種差別も…木村花さん訃報に思い明かす
2020.06.12 12:17
リアリティショー「テラスハウス」最新シーズン「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」に出演中だったプロレスラー・木村花さん(享年22)が、5月23日に死去。これを受け、テラスハウス軽井沢編に出演していた福田愛大が、自身のYouTubeを更新し、SNSでの誹謗中傷について思いを明かした。
福田愛大、自身の受けた誹謗中傷明かす
9日、自身の初投稿となる動画を配信した福田。今回の木村さんの死去を受け「元住人として、スルーできないなと思いましたので、誹謗中傷に対する自分の思いなどを話していければと思います」とし、自身が受けてきた誹謗中傷を振り返った。番組出演前にサッカー選手として活動していた時期は、誹謗中傷について考えたことはなかったそう。しかし、「いざ出演してみると、SNSでの誹謗中傷の言葉や、いろんな書き込みがありまして。自分は何も感じないと思っていたんですけど、いざ来てみるとスルーできない。こんな俺でも1日が嫌な1日になっちゃうんで、すごいびっくりしましたね」と明かした。
また、番組内では田中優衣とカップルになり、その恋愛模様も映されていたが「放送内容によって、SNSで毎時間、毎分『死ね、消えろ』とか来ていて。1投稿に対して700件来ていた時もあって」と告白。
さらに、自身と同様に誹謗中傷で悲しんでいた田中の姿を見て「俺も悲しかったし、イライラした」と当時の心境を打ち明けた。
福田愛大、辛い人種差別を思い出すことも
また、自身がアメリカ人の父を持つことから幼少期から人種差別を受けていたという福田。「小学校の時にようやく乗り越えて、そこからはメンタル強くなったなって思ったんですけど、『テラスハウス』に入って、いざコメントとかで来たら、思い出しちゃったり、自分がやっぱり変なのかなって部分があったり、悲しい気持ちになりました」と当時の思いを語った。最後に、SNSで誹謗中傷をする人に対し、「有名人でも芸能人でも1人の人間なので、そういうこと書く前に、ちょっとでもハッピーな気持ちになるために、自分がおもしろいと思うコメント書いて、毎日笑ってほしいなって思います」と持論。そして、「SNSでの誹謗中傷などはしないようにしてください」と改めて呼びかけた。
木村花さん、死去
木村さんが所属するプロレス団体・スターダムは5月23日、「当社所属選手木村花選手が本日5月23日逝去いたしました」と報告。「突然のことでファンの皆様、関係者の皆様には深いご心配と、哀しみとなり、大変申し訳ございません」とした。26日には、警察による判断の結果について「事件性は無いものと伺っております」とコメントを発表。「より詳しい死因等につきましては、ご遺族のご意向により公表を差し控えさせて頂きます」とし、今後、木村さんの詳細について「当社の会見、リリース等において、公表を行う予定はございません。マスコミの皆様、ファンの皆様におかれましては、何卒ご容赦、ご配慮くださいますようお願い申し上げます」と説明している。木村さんはテラスハウスに2019年9月より入居。新型コロナウイルスによる影響を受け、テラスハウスは撮影を停止していたが、最近ではSNSなどで誹謗中傷に苦しむ胸の内を発信しており、亡くなった23日未明にはInstagramで「愛してる、楽しく長生きしてね。ごめんね。」と投稿していた。
「テラスハウス」制作中止を発表
5月27日、番組は公式サイトにて制作中止を発表。「この度、番組に出演されていた、木村花さんがご逝去された事について、改めてお悔やみ申し上げます。またご遺族の方々にも深く哀悼の意を表します。尚『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』に関しましては、制作を中止する事を決定致しました。この度のことを重く受け止め、今後も真摯に対応して参りたいと考えております」とした。同シーズンは、2020年の夏頃まで続く予定だったが第42話で終了となった。(modelpress編集部)
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