【白人警官による黒人暴行死】ローラ・水原希子・青山テルマ・ぺこ＆りゅうちぇる…絶えない人種差別に訴え

ジョージ・フロイド死亡事件受けアメリカ全土で問題が激化

ミネアポリスの警官デレク・ショーヴァン容疑者が、「I can't breathe（息ができない）」と繰り返し訴えるフロイドさんの首を押さえ死亡させた動画がSNSで拡散され、大きな問題となった同事件。

白人警官による黒人への過度な暴力行為が後を絶たないアメリカでは、今回の事件を受け、これまでの怒りも重なった市民によりデモと暴動が激化している。

フロイドさんが亡くなった25日以降、アメリカの若いスターたちをはじめ、日本でもタレントたちが「＃BlackLivesMatter（黒人の命も大切）」「＃justiceforGeorgeFloyd（ジョージ・フロイドのため正義を）」などのハッシュタグとともに思いを投稿している。

ローラ

モデルのローラは、Instagramにて「私たちはみんな違う船でやって来たかもしれない。でも、今は同じ船に乗っている」とし、人種差別撤廃を目指したアメリカ公民権運動の指導者として知られ、1964年のノーベル平和賞を受賞したキング牧師（マーティン・ルーサー・キングJr．）の名言を紹介。

投稿には、肌の色がそれぞれ違う手を合わせた5種類の絵文字と、握手している絵文字、地球の絵文字を添えている。

水原希子

モデルの水原希子はInstagramストーリーズを投稿し、「暴走する警察暴力。これ以上、人種差別や無意味な殺人行為を許してはいけない。こんな事が許されてはいけない。絶対に」とコメントし、白人警察官により黒人が暴力を受けていると思われる投稿をシェア。

その後も、人種差別問題に関する内容を連投し、中には「渋谷でも同じことが起きてます」と日本でも同様の差別が行われている現状を報道番組の動画を用いて訴えている。

青山テルマ

歌手の青山テルマはInstagramストーリーズにて、「ここ数日日本では『誹謗中傷』のニュース。アメリカ、世界では『人種差別』のニュース。正直ここ最近心が重い」と度重なる悲しいニュースを受け、率直な思いを吐露。

「けどきっと現実から目を背けてはいけない。検索して、ちゃんと向き合って周りの家族や友達と話し合ってほしい」と問題へ向き合うことの大切さを訴えた。続けて、幼少期には「テルマは黒人だしブスだし将来どうすんねん」と親戚から言われたことなど、自身も受けていたという過去の差別を回顧。

そして、「少なからず人種差別はどんな国でも存在する」とし、「『自身の身には起きないから関係ない』じゃなくて、自分を教育する事も大事」とメッセージを残している。

ぺこ＆りゅうちぇる

タレントのぺこ＆りゅうちぇるは夫婦それぞれで声を上げている。

ぺこは、Instagramストーリーズにて、1962年の黒人差別の風潮が色濃く残るアメリカを舞台とした映画「ヘアスプレー」を例に挙げ、「あのお話は60年代という昔のお話なのに、2020年今この時代にもまだまだ悲しすぎる差別があるということがほんとうに胸が痛いです」と心境をコメント。

そして「どうか一歩ずつでも、時代が進みますように。こうして書くことくらいしかできないけど、知らない人はぜひ知るだけでも知ってほしい」と願いを込めた。


りゅうちぇるは「知らないフリをせず、きちんと考えるべきことだと思います」とし、「肌の色や見た目で、知らず知らずにでも、人を判断しないこと。みんな、同じ時代を生きる、同じ愛を持つ人間です」と訴え。

「偏見が生む悲しい事件が、これ以上起きないように」と結び、「＃BlackLivesMatter」を意味する肌の色が異なる人々が共存し合うイラストを添えている。

なお、米報道によるとショーヴァン容疑者は逮捕され殺人罪で訴追されている。（modelpress編集部）