欅坂46菅井友香、紅一点の舞台で着替えに戸惑い「どこを見ていいか…」<飛龍伝 2020>
2020.01.29 14:54
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欅坂46の菅井友香が29日、東京都・新国立劇場にて初主演舞台「飛龍伝 2020」の囲み取材に、出演者のお笑いコンビNON STYLE・石田明、俳優の味方良介とともに出席した。
菅井友香、紅一点の舞台稽古エピソード明かす
稽古について、菅井は「男性にわーって言われることが今までなくって。みなさんの声量にも驚いたし、家に帰って寝るときに、みなさんのセリフが脳内に(笑)。寝つけない日があったんですけど(笑)」と笑顔で回顧すると、石田が「トラウマやないか!」とツッコミ。続けて、菅井は「今は本当に心地良いし、こんなに素晴らしいみなさんの演技を間近で見れる、贅沢すぎる稽古場にすごく刺激を受けて、もう…この状況に感謝して精一杯お芝居でお返しすることで、ちゃんと返せたらいいなと思って、毎日過ごしています」と芝居への思いを語った。
さらに、共演者に男性しかいなかったことについて聞かれると、菅井は「最初、稽古場でみなさんが普通に着替えられるから…(笑)。どこを見ていいか…(笑)」と恥じらった。
稽古場では、味方・菅井・石田の順に座っていたそうで、石田は「俺たちほど、普通に着替えるので(笑)」といい、味方は「一人が上半身裸、もう一人が下半身…って(笑)」といい、菅井は「それも慣れて(笑)。今では、お別れが寂しいなって…」と言うと、石田が「え?俺たちの裸と?(笑)」とボケると、菅井は「違います(笑)。みなさんとのお別れと!(笑)」と訂正し、「絶大なる信頼ができる方々とできて本当によかったです」と笑顔をみせた。
菅井友香の座長としての姿は?
共演者の2人に「菅井の座長としての姿」についての質問が及ぶと、石田は「すごいですね。成長がすごいです!」と絶賛して「正直、最初はどうなることかと思ったんですが」と冗談を交えると、菅井は「思ったんですか?(笑)」と笑った。続けて、石田は「声もそうだし、感情もどんどん振れ幅が大きくなっていて。だから公演始まってからも、さらに良くなると思います」と期待し「何を言うてるねん、俺芸人だろって!」とセルフツッコミ。
また、味方は「きちんと自分がやることで、周りに示していくというか。“神林美智子”がいるなっていうのを、きちんと見せてくれる素晴らしい女優さんになったな、と。アイドルとしてではなく、きちんと女優として舞台に立っている姿を間近でみれてうれしいですね」と称賛。「最初はね、石田さんも言っていましたけれど、どうなることかと舞台なめるなよ!と思いましたけど、それは冗談ですけど(笑)」と笑いながらも、「どんどん日に日にあがっていって、好きになっていきましたね。みんな菅井さんのことが大好きだと思うし。もっともっと好きになれたらいいなと思います!」と座長としての菅井を讃えた。
2人からの言葉に、菅井は「え~うれしいです。ありがとうございます!」と照れた様子。さらに石田が「(菅井が)いい人過ぎて、『ブタ!』って言うセリフがあるんですけど、言った瞬間に笑って『…言えないです(笑)』って」と、稽古中のエピソードを明かし、「心が綺麗すぎて!それが今ボロカスに言ってますけど(笑)」と笑いを誘った。
菅井友香、つかこうへいの思いを受け継ぐ
初主演の舞台という心境について菅井は「本当に信じられなくて、歴代の女優さんもそうですし。偉大なつかさんの作品で『飛龍伝2020』というタイミング。つかさんが亡くなられて10年というタイミングで、挑戦させていただけることに本当に誇りに思っています。なので、つかさんが伝えたかったことをしっかりと舞台を通してお伝えできるように、伝えたかったことを、舞台で伝えたいです」とアピールした。(modelpress編集部)菅井友香、舞台「飛龍伝 2020」で初主演
原作の小説「飛龍伝」は、来年没後10年を迎える劇作家・つかこうへいさんの隠れた名作として愛された代表作の1つ。これまで初代の富田靖子をはじめ、牧瀬里穂、石田ひかり、内田有紀、広末涼子、黒木メイサ、桐谷美玲と名だたる女優が演じてきた、劇中に登場する全共闘40万を率いる女委員長で、歴史的文学作品の伝説のヒロイン・神林美智子。今回、8代目神林美智子に菅井が抜てきされた。同舞台は、東京・新国立劇場中劇場にて1月30日~2月12日(1月29日はプレビュー公演)、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TT ホールにて2月21日~2月23日まで上演される。
菅井友香、主演舞台「飛龍伝 2020」ストーリー
春、駿河台方向から聞こえてくるシュプレヒコールの中、一人の少女が進学のため愛と希望を胸にいだき上京した。四国高松から上京した神林美智子(菅井)である。しかし、時代は学生運動の真っ只中、やがて美智子は、全共闘作戦参謀の桂木純一郎(味方)に出会い、その理想と革命に燃える姿に憧れ、恋に落ちる…。
やがて、美智子は全共闘40万人を束ねる委員長に、まつり上げられてしまう。
11・26最終決戦を前に、作戦参謀部長の桂木の出した決断は、美智子を、女として機動隊員の部屋に潜入させる事であった…。
そして、その機動隊員とは、四機の狂犬病の山崎こと、山崎一平(石田)だった。
革命の夢と現実と、美智子を愛する者達に翻弄されながら、11・26最終決戦の日は近づいてくる…。
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