生田斗真&中山優馬、互いの秘密を暴露<偽義経冥界歌>
2020.01.21 15:07
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俳優の生田斗真と中山優馬が21日、都内で行われたいのうえ歌舞伎「偽義経冥界歌」(2月15日より赤坂ACTシアターほかで上演)の記者会見に、共演のりょう、藤原さくら、粟根まこと、山内圭哉、早乙女友貴、三宅弘城、橋本さとし、作家の中島かずき氏、演出家のいのうえひでのり氏とともに出席した。
中山優馬、生田斗真を絶賛“ほとんど完璧”
囲み取材にて、主人公・偽義経を演じる生田と本作で初共演したという、偽義経の弟にあたる奥華次郎泰衡を演じる中山は、生田からお兄ちゃんぽいことをしてもらったか尋ねられると「昨年、大阪、金沢、松本公演でしたので、よく食事にもご一緒させていただいたりしました。(生田は)ほとんど完璧なんです。ちょっとムカつくくらい」とコメントして会場を沸かせた。さらに生田に点数をつけるようお願いされると「99点です。1点は舞台用のお化粧が下手なんです。毎日多少、顔が違うので」と暴露。これに生田は「優馬は上手。手先が器用だし慣れてるんですかね」と舌を巻き、中山は稽古場にお弁当も作ってくるそうだが隠れて食べていることを明かすと、生田は「確かにこの間、男子の更衣室で壁に向かっておにぎり食べてた」と暴露仕返すと、中山は「ちょっと恥ずかしくなってきちゃって。自分で作ってきたのはいいんですけど、それを人前で食べるのが無性に恥ずかしくなって、隠れて食っています」と照れ笑いを浮かべた。
ほかにも、生田はどういう座長かという質問が飛ぶと、大陸渡りの歌うたい・静歌を演じる藤原は「稽古の段階から自分の殺陣もあるのに、私のアクションを稽古終わりに居残りで付き合ってくださったりして、本当に優しい座長です」と感謝した。
生田斗真、“鯉口シャツ”でチームワーク高める
会見にて「2019年の春公演で大阪、金沢、松本と回ってまいりました『偽義経冥界歌』なんですけど、たくさんのお客様に喜んでいただけたなという実感を持ったまま、今日を迎えています」と充実した表情でコメントした生田。続けて「今回の令和版『偽義経』はさらにクオリティが上がった状態でたくさんの方にご覧いただけるんじゃないかなと思っていますし、いのうえさんが作りたい劇団☆新感線であり、お客様が見たい劇団☆新感線のお芝居が出来上がったなと思っていますので、東京、そして博多に来られる皆さまは楽しみにしていただけたらと思っております」と語った。
また「いのうえ歌舞伎でしか見られないスペクタクルな物語になっていると思いますし、階段、斜めの舞台、階段、斜めの舞台なんですよ」と説明し、「お客様からみると前に迫ってくるような感じで非常に楽しんでいただけると思うんですけど、我々は常に斜めの状態なんですね。それがかなり大変で、ヒーヒー言いながらみんなで力を分け与えながら頑張っていました」と回顧。
さらに、この日着ていたお揃いの上着は生田が用意したそうで「チームワークを上げる意味もありまして、みんなで同じものを着たいなと思って鯉口シャツを作ったんですけど、そもそも鯉口シャツにしようと思ったのは、りょう様の旦那さまであるBRAHMAN TOSHI-LOWさんがグッズで作っていたんですよ。“それいいな”と思って、TOSHI-LOWさんに『パクっていいですか?』って(お願いして)OKをいただきまして作りました」と説明した。
これに中山は、「たった今、出てくる前に斗真くんがシャツにコロコロしてくれたので、きれいなシャツで出てくることができました」と打ち明けて笑いを誘った。
また、そんな生田について「気付いたところは色々アドバイスいただいて、いい兄貴で、いい座長で、いい先輩です」とコメント。中山と共演しての感想を求められた生田は「本当に頼りになる後輩だと思います。舞台が好きで、演劇が好きで、お芝居が大好きだということが日々伝わってくる青年なので、今後も楽しみです」と期待を寄せた。
ほかにも生田は、質疑応答の場面で誰も手が挙がらないと「頑張れよ、もっと!無理しろよ!」と報道陣に投げかけ、笑わせる場面もあった。
いのうえ歌舞伎「偽義経冥界歌」
今作のモチーフは“奥州三代”と“義経黄金伝説”。源義経は、歴史上の一大事に大きく関わっているというだけではなく、その後、数多なる物語に登場しており、実は偽物説、影武者説等、ドラマティックな謎を多く抱えているという魅力的な人物でもある。その義経が実際に奥州に匿われていたという史実をベースに、奥州三代の盛衰の行方も絡めつつ、中島脚本ならではのファンタジーも散りばめたストーリーが展開。主人公の偽義経を中心としながらもまるで群像劇のような、それぞれの人間ドラマをも堪能できる味わいの作品であり、新感線ならではの笑いたっぷり、殺陣、アクション満載の王道エンターテインメントとなっている。(modelpress編集部)
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