“ブームを巻き起こす男”田中圭、今年も「存在が罪」だった活躍ぶり【2019年末特集】
2019.12.21 07:00
views
昨年ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)で人気が爆発した田中圭(35)。その人気は今年になっても全く衰えることなく、「あなたの番です」(日本テレビ系)を始め、ブームを巻き起こし続けた。今年も年末恒例でモデルプレスが選ぶ“今年の顔”に選出(なんと3年連続!)された田中の1年の活躍を振り返る。
田中圭、原田知世とのW主演ドラマ「あなたの番です」がブームに
まず、なんといっても今年、ドラマ界で一番のインパクトを残したといっても過言ではない、“あな番”こと「あなたの番です」。田中が原田知世とW主演を務めた同作は、同局史上25年ぶりの2クール連続大型ドラマ。都内のマンションで起こる”交換殺人ゲーム”を描くノンストップ・ミステリーという内容に、ネット上では黒幕を考察する視聴者が続出。考察が社会現象となり、半年間毎週話題をかっさらい、最終回(第20話)の平均視聴率は、19.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と同枠最高を記録。止まらない田中の勢いに、すっかり“田中=ヒット”の方程式を印象づけた。
第2章「反撃編」の主題歌「会いたいよ」を役名である手塚翔太として歌い歌手デビューも果たした田中。“犬コロ系”年下夫が、愛する妻を殺された恨みで変貌していく姿も繊細に演じきり、2クールを駆け抜けた。
田中圭、映画&ドラマ新作でまだまだ続く「おっさんずラブ」ブーム
そして、8月23日からは映画「劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~」が公開。ドラマ版のキャストが再集結した今作も大ヒットを記録し、185万人/興収25億円突破(10月17日現在)、全国で応援上映なども繰り広げられ、“OL(おっさんずラブ)旋風”を巻き起こした。宣伝期間には「あな番」も放送中だったため、テレビや雑誌を始め各種メディアで田中を見ない日がなかった。
続いて、11月2日からはドラマ新シリーズ「おっさんずラブ-in the sky-」が放送開始。モテないポンコツサラリーマン春田創一を巡る、おっさん同士の恋模様を描き、田中が主演、吉田鋼太郎がヒロインという核は変えずに不動産会社から航空業界へ舞台を変えた今作では、よりカオスな状況に巻き込まれながら切ない恋心に葛藤する“春ちゃん”を演じ、視聴者を魅了。
初回平均視聴率は5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と前作の最終話で、自己最高視聴率を記録した5.7%を超える好スタートをきり、モデルプレスの読者アンケート企画「2019年秋最もハマっているドラマ」でも1位、春田は「2019年秋ドラマ版・胸キュン男子」ランキングでも3位にランクインと、変わらぬ人気ぶりを証明している。
映画の初日舞台挨拶で吉田が「ひょっとしたらこの田中圭が寅さんの代わりになってくれるのではないかと思っています」と「男はつらいよ」シリーズで渥美清が演じた寅さんに春田を重ねたように、春田は田中が演じたからこそここまで魅力的なキャラクターになったことは間違いないだろう。
田中圭、映画・ドラマ・舞台と変わらぬ露出の多さ
どれだけ多忙に見えても田中がすごいのは、2018年の爆発的フィーバー以前と変わらず、コンスタントに映画、ドラマ、舞台と幅広いジャンルの作品に出続けていること。上記の作品のほか、舞台「チャイメリカ」1本と映画3本「美人が婚活してみたら」「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(吹替声優)「記憶にございません!」が公開。
さらに2020年には「mellow」(1月17日)、「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」(2月21日)、主演「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」(6月)とすでに映画3本と、中村倫也との初の濃密共演に期待を寄せられているテレビ朝日系ドラマスペシャル「不協和音 炎の刑事VS氷の検事(仮)」など待機作が目白押し。
2018年9月にレギュラー加入した日本テレビ系バラエティ番組「ぐるぐるナインティナイン」の人気コーナー「グルメチキンレース ゴチになります!20」のレギュラ-も変わらず続いている。
田中圭、CM9社・「an an」SEX特集・紅白審査員…俳優業以外でも存在感発揮
さらに、ニホンモニター株式会社が、2019年1月~11月のCM出稿状況を基に発表する「2019タレントCM起用社数ランキング」にも、9社でランクイン。8月には毎年話題になる雑誌「anan」のSEX特集の表紙と巻頭グラビアに起用され、自慢の肉体美を披露した。
そして極めつけが先日明らかになった大みそかに放送される「第70回 NHK紅白歌合戦」のゲスト審査員への抜擢。11組の審査員の中で他の俳優の審査員は、2019年前後期朝ドラヒロインの広瀬すずと戸田恵梨香、2020年大河ドラマ「麒麟がくる」主演の長谷川博己という面々の中、田中が選ばれたのは異例にも思えるが、それは紛れもなく田中が“今年の顔”であり、俳優として確固たる地位を確立したからではないか。
2018年は世間が田中の底なし沼の魅力に気づいた再ブレイクの1年だったとすれば、2019年は実力を改めて見せつけ一時的なフィーバーではなかったことを証明した1年に。2020年は田中にとってどんな1年になるか、今から楽しみだ。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】