桜田通、恒例ライブに“初参戦”のファン急増 “あえて”の初挑戦も解禁<「Sakura da Festa extra stage ~not for resale~」セットリスト>
2019.12.13 14:36
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今年、『パーフェクトクライム』や『コーヒー&バニラ』などの連続ドラマで活躍した俳優の桜田通が12日、セカンド写真集『The 27 Club』の発売を記念したライブイベント「Sakura da Festa extra stage ~not for resale~」を東京・shibuya eggmanで開催した。
オリジナル&カヴァー織り交ぜ17曲熱唱 “サクフェス初参戦”も急増
音楽への造詣が深い桜田が自らプロデュースするライブ形式のファンイベント「Sakura da Festa」、通称“サクフェス”。来年2月から全国5都市を巡るツアー「Sakura da Festa 2020 ~Starting of a New World~」を控える中、「今年1年の感謝の気持ちを歌に込められたら」という桜田の思いから、急きょ写真集発売記念イベントとしてのライブが実現し、昼夜2公演行われた。全17曲のセットリストは「NOISE」「FICTION」「Seize the Day」といったオリジナル曲に加え、ロック☆オペラ『サイケデリック・ペイン』(2015)より「Psychedelic Boogie Man」、映画『EVEN~君に贈る歌~』(2018)より「しょうがないよな」「フェロウ」「会いたい」「アイノウタ」など、ロックからバラードまで、これまでの出演作を彩る楽曲の数々で“役者・桜田通”の軌跡を楽しめる構成。来年で5年目を迎える“サクフェス”だが、この日は「今日初めてライブに来た人?」との問いかけに会場3分の1ほどの手が挙がり、思わず驚きの声を上げた桜田は「これを機にまた過去の作品を観てもらえれば、ライブでの曲の聴き方も変わってくると思う。そんな風に楽しんでもらえたら嬉しいです」と“サクフェス”ならではの楽しみ方を語る。
27歳で亡くなったミュージシャンや世界的な影響力のある人々をまとめた言葉「The 27 Club」をタイトルに冠した写真集について語る場面では、「自分の中で、27歳でできる全てのことを詰め込みました。自分が辞めない限りエンターテインメントは続けられるけれど、今回の写真集も“最後の1冊になるかもしれない”という思いで作ったように、いつ終わりが来るかわからないからこそ、一個一個に全力を注ぎたい」といい、その思いを自作曲「限りある日々」に込めて歌い上げた。
7日には28歳の誕生日を迎え「一応、僕にも後輩ができた。自分が上になっていくのはなんだか気持ち悪いけれど、先輩方にお世話になったからこそ、昔の自分のような人が目の前に現れたら助けてやりたいと思える」と心境の変化を告白。自身が背中を追ってきた先輩の1人であり、今回の写真集で対談も行ったTAKUYA∞のバンド・UVERworldの「在るべき形」も堂々とカヴァーした。
「あえて。」の胸キュン全開カレンダーを撮影済
アンコールのMCでは、来年発売するカレンダーの情報を解禁。「あえて。」と名付けたカレンダーは、桜田がこれまでの20代で避けてきたことに“あえて”挑戦した内容となり「カメラマンさんを女性に見立てたりとか…(笑)」といわゆるド直球の胸キュンシーンを披露していることを匂わせ、会場を大いに沸かせた。今年は少女漫画のイケメン役を演じることが多かっただけに「(カレンダー撮影は)すごい恥ずかしかったけど、そういう役もあったことだし、“今年はいいか!”って(笑)」「いいじゃない、長い人生で一回くらい(笑)」と大照れの桜田に、ファンからは「楽しみ!」と黄色い歓声。一方で、来年はそんな胸キュンとは「全く真逆」の役に挑むことも予告していた。この1年を振り返り「色んな人に出会って、色んな作品に出て…こうやってライブに来てくれる人が増えたことにぶっちゃけ、戸惑っている部分もあるけれど、僕が伝えたいメッセージを作品から受け取ってくれる人が1人でも増えてくれたら、僕にとってはやる意味がある。今年はそれが少しずつ叶っている気がして嬉しいです」と充実感。「何よりもこうして皆さんが勇気を出してライブに来てくださったことが、僕がこれからの日々を頑張るエネルギーになります」と繰り返し感謝を伝えていた。
ライブ終演後コメント「自分に正直に生きる」 誕生日の夜は山﨑賢人と…
― 本日のライブの感想をお聞かせください。桜田:かなり久々のライブだったので反省点もありましたが、ライブができていること自体が幸せだし、今回は初めての方も3分の1くらい来ていただいたということで、来年のツアーを前にいい機会になったと思います。写真集イベントとして感謝を伝える場でもあったので、おなじみの皆さんにとっては少し物足りなかったかもしれないけれど、初めての方を置いてけぼりにするのは悲しいので、いい意味で初心者向けのライブになったかなと思います。
― 「ライブに慣れていない人は後ろに行っても大丈夫」と声をかけたり、初めてサクフェスに参加された方々も思い思いに楽しめるように…という細かい気遣いが伝わってきました。
桜田:ライブでも話しましたが、僕はぶっちゃけ気にしちゃうんですよ。「楽しんでくれてるかなぁ?」って。「俺が楽しければいいや」とか「ただ俺を見てもらえれば楽しんでもらえる」という風には思えなくて。色々と気遣いすぎて、ライブ中も余計なことを考えがちですね(笑)。だからこそ、僕の思いだけでも曲を通して、来てくださった方々に届けたいなというのは今回、より強くあったんですけど。
― 新しいファンの方が多いというのは、『コーヒー&バニラ』をはじめ、今年の出演作が実を結んだからこそですね。
桜田:ありがたいです。『コヒバニ』もそうだし『パーフェクトクライム』や『わたし、定時で帰ります。』も。この間の写真集イベントでも、「知らない人、多っ!」みたいな(笑)。ドキドキしました。
― ライブの最後には「これからも自由に生きよう」との言葉がありました。
桜田:はい。生きるのに疲れがちなんですけど(笑)、その分、最近はプライベートも大切にして、色んな人と遊んでいます。誕生日の夜も「誕生日って逆に誘いにくいから、絶対に空いてると思って」と言って、(山﨑)賢人が一緒にご飯を食べてくれて。そこから柳俊太郎くんとも合流したりして、27歳を終えました。
今年出会った人や友達とは、より屈強な絆が生まれたと僕は思っています。逆に、飼っていた犬が死んでしまったり、そういう別れもあったし、世間的にも災害がありました。だからこそ、この27歳で思ったことは、すごくいい1年でもあったけれど、大事な人や大事なタイミングとかって、明日が約束されているわけではないってこと。それをすごく痛感したから、今日もサラッとMCをやって「楽しかった。じゃあね!」ってことがどうしてもできませんでした。
そのあたりのうまいパワーバランスは、2月のツアーまでに答えを見つけられたらと思います。MCで思いを伝えるのか、曲で思いを伝えるのか。2019年に自分が携わった作品の主題歌とかもどんどん取り入れていくので、セットリストもガラッと変わります。僕と2019年を共にした方々にとっては楽しいライブになるはず。これから2月までに僕の中でも整理して、クオリティが高いライブにしたいです。
― 今日はカレンダーについての解禁もファンの皆さんを喜ばせていました。
桜田:“あえて”ですよ(笑)。皆さんの想像通りだと思います。今回の写真集もそうですが、これまでロックだったりアートだったり、個性的なものを好んできて、“想像通り”を恥ずかしがってきた分、あえて媚びに媚びてみた(笑)。楽しみにしてもらえたらと思います。30歳になったらできないから、最後のチャンスだと思って。僕にそういうのを求めてない人は笑ってほしいです(笑)。
― もうすぐ年末年始ですが、どのように過ごされますか?
桜田:どうしようかな?普段は友達といる時もあれば、家で1人の時もあって。今年は実家にでも戻ろうかな。年明けは東京にいる友達も多そうなので、年越しの瞬間は家にいようかなと思います。
― 最後に、改めて2020年の抱負をお聞かせください。
桜田:来年出させていただく作品は、世界に届く作品だったりもして。来年の今頃くらいには皆さんに届くと思います。だからそれまでの期間、ドラマや映画以外でも何かを残していきたい。またイベントなどでお会いできる機会もあるかもしれません。
写真集の「The 27 Club」という言葉に込めた通り、27歳までの自分は一回殺すくらいの気持ちで、新しく出会う人には「はじめまして」だし、今まで応援してくれた人にも新しい自分が見せられるようにしたいです。より自分に正直に生きようと思います。今まで「自由に、自由に」と思いながらも、今日のように色々なことを気にして生きてきたので。もっともっと自由に生きていくことを、より心がけようと思います。
(modelpress編集部)
「Sakura da Festa extra stage ~not for resale~」セットリスト
M1. チルドレンレコードM2. 芥の部屋は錆色に沈む
M3. Psychedelic Boogie Man
M4. しょうがないよな
M5. フェロウ
M6. 会いたい
M7. アイノウタ
M8. 限りある日々
M9. White Serenade
M10. 君だけのHERO
M11. 在るべき形
M12. Instrumental
M13. NOISE
M14. FICTION
M15. Seize the Day
<アンコール>
EN1. きっと今日より(ピアノver)
EN2. それでいい
「Sakura da Festa 2020 ~Starting of a New World~」公演日程
横浜公演会場:F.A.D YOKOHAMA
2020年2月1日(土)
[1]14:30開場/15:00開演
[2]18:00開場/18:30開演
大阪公演
会場:阿倍野ROCKTOWN
2020年2月8日(土)
[1]14:30開場/15:00開演
[2]18:00開場/18:30開演
名古屋公演
会場:SPADE BOX
2020年2月9日(日)
[1]14:00開場/14:30開演
[2]17:30開場/18:00開演
埼玉公演
会場:HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
2020年2月15日(土)
[1]14:30開場/15:00開演
[2]18:00開場/18:30開演
東京公演
会場:duo MUSIC EXCHANGE
2020年2月28日(金)
[1]14:15開場/15:00開演
[2]17:45開場/18:30開演
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