山崎賢人「時効警察はじめました」出演決定 オダギリジョーとデビュー作以来の共演
2019.11.25 05:00
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俳優の山崎賢人(※「崎」は正式には「たつさき」)が、テレビ朝日系金曜ナイトドラマ「時効警察はじめました」(よる11時15分~ ※一部地域をのぞく)の最終話(12月6日放送)に出演することがわかった。
山崎賢人、オダギリジョーと9年ぶり共演
同作は、時効になった事件を“趣味”で捜査する男・霧山修一朗(オダギリジョー)が、名(迷)助手・三日月しずか(麻生久美子)と共に未解決事件の謎に挑むシュールな脱力系コメディーミステリー。山崎は、同シリーズの生みの親・三木聡氏が脚本・監督を務める最終回にメインゲストとして出演。自身の俳優デビュー作「熱海の捜査官」(2010年)以来、9年ぶりにオダギリ&三木監督とタッグを組む。
山崎が演じるのは、動画配信サイトで次々と予言を的中させて有名になった予言者・スピリチャル雨夜。怪しげな役柄を演じるにあたって「あまり事前に役を作り込まず、三木監督の言葉をヒントにしながら、毎シーン毎シーンを楽しんで演じています」と紹介。
また、面白い仕掛けも企んでいるといい、「自分の中ではせっかくなので、『熱海の捜査官』の四十万新也エッセンスみたいなものも入れていけたら面白いのかな、とも思っていて…。回想シーンの高校時代も、四十万新也と同じような髪型にしているんですよ」とニヤリ。「個人的に、『時効警察はじめました』の最終回のラストには『熱海の捜査官』と似た雰囲気も感じているので、すごくワクワクしています。『熱海の捜査官』が好きな人にもぜひ見ていただきたいな、と思います!」とアピールした。
山崎賢人、デビュー作「熱海の捜査官」を回顧
『熱海の捜査官』のときは「セリフを覚えて役を演じるだけで、いっぱいいっぱい。オダギリさんと2人で階段を降りるシーンでは緊張しすぎて、右手と右足が一緒に前に出ちゃったり…(笑)。それくらい緊張していました」と振り返る山崎。オダギリとの再共演には、「『熱海の捜査官』の後もつながっている感じがして、すごく嬉しいです」と喜びをあらわに。「『時効警察』の現場では、オダギリさんと久々にお会いできたので、近況報告から本当に他愛もない話まで、いろんなお話をさせていただきました。とても楽しく贅沢な時間を過ごさせていただきました」と声を弾ませた。
今回の出演に関しては「この10年で成長した部分を出せたら…とは思っています」とし、「『初心忘れるべからず』という真っ白な気持ちで臨んでいます」と熱い思いを語った。俳優10年目を迎える山崎の“現時点での集大成”とも言える同作での演技に注目だ。(modelpress編集部)
山崎賢人コメント
― 「時効警察はじめました」へのご出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。僕のデビュー作にあたる「熱海の捜査官」(2010年)で、三木監督やオダギリさんをはじめ、皆さんに本当にお世話になったんです。俳優を始めて今年で10年目なんですけど、このタイミングでまた三木組という“原点”に戻って来られて、本当にうれしいなと思いました。
『時効警察』のファンでもあるので、出演できて本当にうれしかったです。
― 過去のシリーズは全部ご覧になっていたんですか?
見ました!今回もそうですけど、セリフや髪型や衣装…三木さんの細かいこだわりが効いた独特な世界が大好きです。それから霧山さんと三日月さんの空気感も、時効管理課の雰囲気も好きです。
そもそも趣味で時効になった事件を調べるという設定が、本当に面白いなって思います(笑)。
― 今振り返ってみて、『熱海の捜査官』のときの山﨑さんはどんな感じでしたか?
「熱海の捜査官」のときはセリフを覚えて役を演じるだけで、いっぱいいっぱい。オダギリさんと2人で階段を降りるシーンでは緊張しすぎて、右手と右足が一緒に前に出ちゃったり…(笑)。それくらい緊張していました。今回、共演するのは9年ぶりですけど、オダギリさんは当時と全然変わらないですね。実は、オダギリさんとは「熱海の捜査官」の撮影が終わった後も、一緒にフットサルをさせていただいたんです。今回の再共演といい、「熱海の捜査官」の後も繋がっている感じがして、すごく嬉しいです。
「時効警察」の現場ではオダギリさんと久々にお会いできたので、近況報告から本当に他愛もない話まで、いろんなお話をさせていただきました。オダギリさんと麻生(久美子)さんの会話が、撮影以外でも霧山さんと三日月さんの会話のようで面白かったです。とても楽しく贅沢な時間を過ごさせていただきました。
― 山崎さんにとって「熱海の捜査官」とはどのような作品ですか?
「時効警察」に出演させていただくにあたって、改めて「熱海の捜査官」を見ました。
出演当時も面白いと思っていたのですが、今回新たな発見がいろいろあって10年前よりもさらに面白いと感じました。デビュー作で三木監督に出会えて本当によかったです。
― 「熱海の捜査官」の頃、三木監督にはどんな印象を持っていましたか?
オーディションで「何でもできる?」と言われて、「えっ!?」と思いながらも「何でもやります!」と答えたのが最初の出会いで…。動きは現場でどんどん決まっていく感じだったんですけど、役のイメージを丁寧に説明してくださるので、とにかく監督について行こう、と。監督の演出に従って動くと、僕が演じた四十万新也という役がどんどん不思議になっていって、すごく面白かったです!デビュー作で何もできない僕に、本当に優しく厳しくお芝居を教えてくださってありがたかったですね。
あと、監督はちゃんと怒ってもくださったんです。今でも覚えているのは…自分の出演シーンなんですけど、途中で映らないカットがあったときのこと。そのカットの撮影中にスタッフさんが「休んでいていいよ」と言ってくださったので、撮影場所だった学校の3階を離れて、1階にあったお茶場でずーっとしゃべっていたんですよ。そしたら、監督の怒鳴り声が聞こえて…。「映らないカットでも、自分が出ているシーンのときは現場にいろ!」と怒られて、「なるほど」と(笑)。そんな、本当に初歩的なことも教えてくださいました。
― 基本から教えてくれた三木監督と再タッグを組む今回、特別な思いはありますか?
この10年で成長した部分を出せたら…とは思っています。撮影中はやっぱり「熱海の捜査官」の頃を思い出しますし、「初心忘れるべからず」という真っ白な気持ちで臨んでいます。
― スピリチャル雨夜という役にはどんなスタンスで取り組んでいますか?
あまり事前に役を作り込まず、三木監督の言葉をヒントにしながら、毎シーン毎シーンを楽しんで演じています。今回も思いっきり目を見開いたり、面白い動きを現場でたくさん付けていただいて、演じるのが本当に面白いです。
あと、自分の中ではせっかくなので、「熱海の捜査官」の四十万新也エッセンスみたいなものも入れていけたら面白いのかな、とも思っていて…。
回想シーンの高校時代も、四十万新也と同じような髪型にしているんですよ。個人的に、「時効警察はじめました」の最終回のラストには「熱海の捜査官」と似た雰囲気も感じているので、すごくワクワクしています。「熱海の捜査官」が好きな人にもぜひ見ていただきたいな、と思います!
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